一先ず、夢幻花様……申し訳ございません、某役者の歌の題名と混同しておりました!(汗)猛省して以後気をつけます。 ゆうら様、早速森氏の本(『地球儀のスライス』)を買いました!今から読んでみるつもりです^^ しかし……皆様どれだけ本を探すアンテナが発達しているのですか……^^;他の作品が全く見つかりませんでした(涙)しかし諦め気味に立ち寄った古本屋に、なんと『・人物探訪・日本の歴史(暁教育図書)』の(1〜16巻までの)完品がぁ!しかも500円という破滅的な値段でぇ!「フフフッ……全く物を知らない輩め(ニヤリ)」と、買わなければならない小説があるにも関わらず、思わず買ってしまい、早くも金欠でございます^^;というわけで(??)、教えていただくばかりでは申し訳ありませんので、私もご紹介をば、(と言っても、いかんせん有名な物ばかりで申し訳ございません(涙)) 『春琴抄』 谷崎潤一郎(新潮) 『李陵・山月記』 中島敦(新潮) 『高野聖』 泉鏡花 (角川) 『小僧の神様・城の崎にて』 志賀直哉(新潮) 『伊勢物語(上下)』阿部俊子(講談)←注:一番読みやすいと思った『注訳本』です洋書(訳)は……やっぱり有名どころです(涙) 『白夜』ドフトエフスキー(角川)『ジーキル博士とハイド氏』スティーブンソン(新潮) 『田園交響曲』ジッド(新潮) 『人間の絆』モーム(新潮)これくらいが、とっつきやすくてGOODな本だと思います^^一冊一冊の分量が少ないのもポイントです。ちなみに……岩波さんの『万葉集』はキツイですね^^;『沈黙の春』は出だしで諦めちゃいました……。因みに、『白鯨(上下)』 メルヴィル について、たまに私がヤンヤヤンヤ言っておりますが、文学史的に言えばアメリカ文学の祖といわれている作品らしいです^^一見の価値はあると思いますが……読みにくいですよ^^;もし読まれるのであれば、できれば新潮からでている、T中Nニ郎様の訳本は避けたほうが言いかと……(ボソリ)絵本というか、童話というか、児童文学というか……私の幼少のみぎりの愛読書は『ぽっぺん先生シリーズ』でございました^^先生の直筆のサインは今だに私の宝物でございますです^^ でわでわ、さっそく『日本の』……じゃなかった、『地球儀〜』を読ませていただこうと思います^^ 頼家
ぼくがひっそりレスした途端に……。この掲示板はすっかり忘れ去られたものとばかり思ってましたよ(笑) しかしもっとにぎわってほしいですね。情報の交換なんかには便利だと思うのですが。 それにしても皆さん、いろいろな好みをお持ちですね。ぼくが今まで、触れてもこなかったものばかりです; あらためて自分の浅さを思い知りました。>頼家さんへ いえいえ、ぼくは芥川・直木賞受賞の作品はほとんど読んだことがないです; なんだか読む気が起こらなくて。本を選ぶときはいろんな要素を複合的に、というかなんというか、結局は直感ですけど。でも映画化されて興味を持つものが多いですね。逆に読んでからネットで調べてみて、「これって映画化されてたの?」とおどろくことも。 そうです、ぼくは読んだ本を調べてみるんですよ。この本は客観的に見るとどうなんだろう、と。それで作者もついでに。いろんな発見があっておもしろいんです。 森博嗣さんは、おもに「理系ミステリ」と呼ばれるものを書かれています。ビジネスとして(つまり金儲けのために)書いているだけあって、なんというかスタイリッシュな小説です。若い方に熱狂的な人気がある一方、その作風、とくにステレオタイプ(読者に好かれるであろうタイプ)で人間味のうすい登場人物を嫌う人もいますね。 恩田陸さんの『夜のピクニック』は、めずらしく(?)ぼくも読みました。頼家さんのピクニックとは違い、「歩行祭」というある高校の行事をえがいた小説です。読後はすがすがしい気分になります。おすすめですね。あ、ちなみに映画化もされたようです。 また長くなりそうなので、このへんで。
中村さん やったー福音館ファン見つけたー!笑 加古さんの絵本は語感がすごく良いですよね。思わず口に出しちゃうの。あたしはだるまちゃんとてんぐちゃんの、「ごめん ごめん。 これは おおまちがいの とんちんかん」っていう台詞が大好き。とらのこちゃんとペンキ遊びするときの歌とかも。まぁ「だるまちゃん」の方が好きなんですけど、でも私も「どろぼうがっこう」好きです。幼稚園で初めて読んだときはすごく嬉しかったもん。あーまた読みたくなってきちゃいました。 それってもしかして、Georg Hallenslebenが絵を描いた絵本ですか? 良いなぁー! こっちの本屋さんは絵本の品揃えがとっても悪いんです。 ふっふっふ。絵本も小説も、どうしても手元に置いておきたいもの以外は、昔住んでた家の自分の部屋に置いてあるんです。あっちの家の自分の部屋はクローゼットとベッド以外使わないから、20畳以上のスペースに本が収納できるの。キャスターつき本棚たくさん購入しました。特別に床の補強工事もしたし、まだまだ気兼ねせず集められます(笑) ほんと、絵本も良いですよね♡ 頼家さん こちらこそはじめまして。夢芝居です(乗ってみる) ぐりとぐらが作ったのはカステラですよー。おっきな卵で作ったけど、甘くてふんわりのカステラなんですよー。 私はどっちかっていうと、車のほうがほしいです。「おはなしのくに」は素敵ですよね。私未だに大好きです。絵本も、幼児番組も、しゃぼんだまも、みんな一体どのタイミングで卒業したんだろう。「100万回死んだねこ」は、あんまり絵本らしくないけれど、でも大好きな絵本です。「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」も変り種なんですよ。絵のページと文字のページが交互なの。だから、いわむらかずおの順番で、静かに静かに進んでいくんです。14匹の彼とは違った味わいがありますよ。 あらなつかしい。エドワード・ゴーリーの「不幸な子供」ですね。あれは小学生のときに読みました。ちょっとやりすぎなところもありますけど、あれは絵本らしい絵本だと思います。絵本、っていうと優しくて可愛いイメージがあるかもですけど、過去の辛酸を子供に伝承する、っていうのも、童話の一つの形態だから。 エドワード・ゴーリーで好きなのは「敬度な幼子」かなぁ。彼の絵本は明快だけど単純じゃなくて気に入っています。 個人的に、「不幸な子供」よりも重い絵本はブリッグズの「風が吹くとき」かなぁ。ごく普通の夫婦の日常が戦争によってゆがむ、それが恐ろしくリアルに丁寧に描かれています。それとシュタイナーの「ぼくはくまのままでいたかったのに……」は、今の日本人にはキツい話かも。ミュラーの絵がまた印象的です。 図書館で探されるなら、現在は絶版になってるんですけど武川みずえの「わたしのゆうれい」もおすすめ。絵本じゃなくて児童書ですけど。胸にずんとくる作品ですよー。 絵本だけじゃなくて、童話も大好きなんだけど、ほんとにほんとにやめときます。また長くなっちゃった。絵本にはめっぽう弱いんです……その、すみません。
どうもー、なんだか雑談に参加したくなっちゃったもげきちです。頼家さん、皆さんこんばんはー自分が主に読んでいる作家さんは宮部みゆき、筒井康隆、森博嗣、村上春樹、司馬遼太郎。ラノベだと冴木忍、渡瀬草一郎ですかね。ラノベは他にも傾向と対策で読んだりはしますが中々芯のしっかりした作品は少ない感じですよねぇ(汗)自分もそんな数少ない作品を出せる作家になりたいとフツフツと燃え滾っておりますw他にオススメなのは、自分にモロに影響を与えているメアウィーWウォーカーの作品。「処刑前夜」「神の名の下に」「全ての死者は横たわる」の三品はボロボロになるまで読み耽っていた(いや今もかw)感じであります。もうお1人かなり影響を頂いたのが古典でありますが稀代の喜劇作家モリエール。この古典作品の強烈な皮肉の笑いが大好きで、気がつけば作品集を買い揃えてしまっていましたwあとは神話系。北欧神話やギリシャ神話、古事記、日本書紀とかまだまだ浅い感じでありますので勉強しつつ。『日々是精進ナリ」と思いつつも、結局読むときは夢中で楽しんでる自分。でも、それが一番大事ですよねw ととと、なんだか長くなってしまいました。皆さんのオススメする本を自分も読んで幅を広げたいと思いつつ、失礼しますー
恐るべし、皆様の読書量……私もご紹介の作品を読めば、皆様のような作品が書けるように……って、そんな訳ありませんね(汗)地道に精進いたします^^;(実は昨日三時間もかけてレスを繋げる文を書いたのですが……名前の入力忘れで三時間の労力が一瞬で水泡に帰してしまい。真っ白に燃え尽きたまま発狂しておりました^^;お許しください(陳謝))≫ゆうら様 やっぱり、映画化やドラマ化された作品は素晴らしい作品が多いようですね^^ですが映画やドラマがこけると、作品の評価も同時にこけてしまう諸刃の剣のような怖さがそこはかとなく醸し出されていますね……^^;配役や演技の問題かしら? 直木賞や芥川賞作品は、やっぱりカタイですか^^某『蹴りたい〜』『蛇に〜』という作品で信頼が揺らいで以来『○○賞』といった作品をめっきり読まなくなって幾星霜、もう一度トライしてみようと思います!やっぱり食わず嫌いはいけませんよね^^ 東野圭吾さん辺りは何度か本も読ませていただきましたが、残りの方の作品は(おそらく)触れていない未踏の地でございます^^;個人的には元大学教員で、ビジネス(で)小説を書いてる森氏が気になりましたので、早速読ませていただこうかと思っております^^; あと、夜のピクニック……素敵な名前ですね。私も結構夜のピクニックには出ているのですが、不思議な事に現金を三万ほど持っていないと参加できないピクニックでございます。正しい夜のピクニックの仕方をアドバイスされているのでしょうか……気になる所です。 図書館を利用したいのは山々なのですが、週末には動く気力をほぼ奪われている私。金に糸目は付けねぇぜ(嘘)と、痴漢(と間違われるのを)防止するためにも、買って暇な通勤途中に読ませていただきたいと思います!^^もちろん本は両手持ちでございます。≫中村様 N村Kタ……ぎぃやぁぁぁぁっ!ま、まさか……い、いえ何でもありません(生汗)何でもありませんが、一先ず謝らせて頂きます(土下座)!……決して深い意味はございません^^; やはりと言うべきか凄まじい読書量ですね^^;これが中村様の豊富な語彙と知識の源でございますか。名を連ねた作品も全くもってチンプンカンプンの宇宙言語でございます。偏っているかどうかも判断できない始末…… 一先ずガブリエル氏の『百年の孤独』、小川氏の『密やかな結晶』、筒井康隆『パプリカ』が、洋楽をジャケ買いする私の野生の勘が「これを読みなさい」と言っているので、是非読んでみようと思っております!やっぱり触れた本の数は経験値として蓄積される物なのですね……^^;はぐれメタルが何処かに居ないかしら。と思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。≫甘木様 うはっ!?(日本文学は)私の読んだ作品と結構被ってる(もちろん絶対数は甘木様の足元にも及びません)^^;職業柄古典等には少なからず触れるのですが、古語は専門外なので職場の師匠に度々ご教授をお願いいたしている、この私のていたらく^^;雨月物語のあのどす黒い湿った、苔の生えた井戸のような感じなんかは、もう神の域に達しております(イッヒッヒッヒ)。よくもまぁ、当時あんな不気味な作品を集められたモノです。 古典は訳本によって書き方が違うのでみていて飽きませんね^^しかし、原文となると最早宇宙電波以外の何者でもございません。近代文学が生んだ核兵器とも言える『句読点』の凄まじい威力に、戦慄いたしております。 私の(あまり当てにならない)直感が言うには、日本文学では夏目漱石の弟子と言ううたい文句に惹かれる内田百闔≠フ『冥途』、『未完』という何処か甘美な響きを醸し出し、しかも文章に凄まじい評価を頂いている国枝史郎氏の『神州纐纈城』、また私の涙腺にストライクっぽい響きのある権田純平氏の『15メートルの通学路』が気になるところでございます^^是非読ませていただきたいと思います。 海外作品は一応シェイクスピアは「これを読んでいると、頭良く見えるだろう」という、全くもって邪な動機で(おそらく)全て読破いたしました^^;しかし、今に輪をかけて読解力の乏しいかった当時の私は、人間関係を把握するのに一苦労でした…… 一先ず、甘木様から「精神を蝕む」と言う素晴らしい評価を得ているフセーヴォロド氏 『あかい花』辺りを読んでみたいと思います^^≫夢芝居様 はじめまして、夢芝居様。死ぬ前に一度はグリとグラの作った卵焼きを食べてみたい頼家と申します。以後お見知り置きを^^『絵本』ですか、ダークホースですね^^100万回生きた猫(?)は、日曜日N○K教育の「お話の国」という、恐ろしく哲学的な番組で拝見した事があります。絵本はある意味小説の力の極限を試す文学なのかもしれませんね^^;短い文章、簡潔な言葉で、あるメッセージを伝えるという作業は、私なんぞには到底できる物ではございません(涙)『一人ぼっちの最終列車』……なんだか私の好きな作品である匂いがそこはかとなく醸し出されているタイトルなので、今度、甥っ子を連れて図書館に行く時にでも捜させていただきます^^……しかし、いくら絵本でも、ゴーリー・なんちゃらって人の「不幸な子供」(だっけ?)という作品……見ない方がいいかもです^^;曖昧な記憶ですが、トラウマになりかねない話でした。雨月物語の一話一話に匹敵するネジの飛び具合でございます(いやもう、ダース単位で吹っ飛んでおります^^;)。……恐るべき作品量(生汗)「一先ず読んでみよう!」と思った作品だけでも十を超えるとは……^^;やはりそれ位は読み込まないと、皆様のような良作は書けないと言う事ですね(涙)日々精進でございます。一先ず読んだ作品から私なりの感想を書かせていただきたいと思います……が、いつ読める事やら(涙)。 ではでは、何時か皆さんと酒をひっかけながらあれこれ小説談義に華を咲かせる事を夢見て、ひとまず失礼いたします! 頼家
『夢十夜』『冥途』好きだなあ。『冥途』はたしか国語の教科書で読んですごく気に入ったんだけど、作者もなにも忘れちゃって、ネット時代になってから検索して再発見したのでした。『阿Q正伝』に描かれたメンタリティは、僕が見る限りでは現在の中国の庶民の中に生き続けているみたいで、あの時代に目覚めていた魯迅がいかに孤独だったかを想像すると慄然とします。確かに切ない。 しかし、甘木さんてほんとに幅広く読んでらっしゃるなあ。恐ろしいお人だ。
おお、懐かしすぎる! 福音館のはかなり読んでますよ。いまでもどこかにしまってあるはず。 かこさとしさんの本、好きだったなあ。『だるまちゃん』以外にも、『からすのぱんやさん』とか。いちばん好きだったのは『どろぼうがっこう』で、ラストの名台詞、「残念無念 不覚の至り しまったしまった 口惜しや」なんて、いまだに覚えてます。 外国の絵本なら、つい最近「The cat who walked across France」ってのを衝動買いしちゃいました。猫に惹かれて。 絵本もいいよね。でも場所取るんですよね。 えーと。頼家さん、彩さん、横レス失礼しました。怒らないでね。ていうか、雑談板だから、いいですよね。
私も便乗しちゃおっかな。 ジャンルは問わないと言うことなので、小説じゃなくて、好きな絵本をあげてみたいと思います。私は絵本を読むのをやめるタイミングが判らないまま大きくなっちゃったけど、お子さんのいない方で絵本に触れる方は結構少ないんじゃないかしらと思って。 好きな絵本をあげていくと本当にキリが無いんですけど、私の特に気に入っている絵本は、福音館「ぐりとぐら」シリーズ「そらいろのたね」「いやいやえん」「おひさまはらっぱ」「ゆきのひのゆうびんやさん」「ねずみのおいしゃさま」 文・中川梨枝子 絵・大村百合子「はじめてのおつかい」「とん ことり」「あさえとちいさいいもうと」 文・筒井頼子 絵・林明子「だるまちゃん」シリーズ 文・絵 加古里子「ケンカオニ」 文・富安陽子 絵・西巻芽子「かんがえるカエルくん」シリーズ 文・絵 いわむらかずお講談社「100万回生きたねこ」 文・絵 佐野洋子「ちいさいモモちゃん」シリーズ 文・松谷みよ子 絵・中谷千代子童心社「14ひきのねずみ」シリーズ 文・絵 いわむらかずお借成社「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」 文・絵 いわむらかずお「わたしのいもうと」 文・松谷みよ子 絵・味戸ケイコ理論社「ぼくはおうさま」しりーず 文・寺村輝夫 絵・和田誠です。外国の絵本も大好きですけど、……やめときます(笑)全部がお勧めなんですけれど、ちょっと大変だと思うので、この中からお勧めをしぼると、「ちいさいモモちゃん」「100万回生きたねこ」「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」が、小説的なんじゃないかな、と思います。小さい頃に読んだときと、大きくなってから読んだ印象が一番違うのはモモちゃんかなぁ。パパとママが別々に暮らすようになる、そのあたりからがものすごいです。逆に絵本の良さがしみじみと出てるのは、福音館の絵本に多いです。小説にはちょっと無い良さがたくさん詰まってます。ケンカオニの子供が舐めているキャンディーの色や、必死に走るあさえの表情、おびえたり、喜んだり、怖がったり、嬉しかったり、不安になったり、そういうささやかなものがささやかなまま、ちゃんと存在できる感じ。 なんだかすごく長くなっちゃいましたけど(汗) 小説だけじゃなくて、良かったら絵本も読んでいただけると嬉しいです。
あえて古い作品を中心に挙げよう。◎国内 『枕草紙』清少納言 評価は分かれると思うが私は面白いと思う。 『平治物語』作者不明 保元物語の続き的作品。13世紀前後に書かれた作品なのに笑える。 『雨月物語』上田秋成 怪奇小説と言うよりは幻想小説。 『雪中梅』末広鉄腸 明治時代に書かれたSFです。 『夢十夜』夏目漱石 幻想的な雰囲気を持つ作品。 『冥途』内田百閨@さすがは夏目漱石の弟子だけある。文章が上手い。 『神州纐纈城』国枝史郎 文章がメチャクチャ上手い。未完なのが惜しい。 『白蟻』小栗虫太郎 検閲が入った版は、校閲が凄くて笑える。 『織田信長』鷲尾雨工 司馬遼太郎の作風はこの人のパクリじゃないのか? 『下下戦記』吉田司 これはルポだが読む価値はある。ただ読んでいてメチャクチャ辛い。 『15メートルの通学路』権田純平 院内学級(病弱教育)を扱ったフィクション(限りなくノンフィクションだけど)◎海外 『メディア』エウリピデス ギリシャ悲劇だけどメディアのしたたかさが面白い。 『アエネイス』ウェルギリウス 紀元前に書かれた古代ローマ文学の傑作。 『リチャード3世』ウィリアム・シェイクスピア 名作だ。 『エドワード2世』クリストファ・マーロウ 面白いが翻訳された本がないので読むのに骨が折れる。 『英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』ミゲル・デ・セルバンテス 後半は凄く味がある。 『あかい花』フセーヴォロド・ガルシン 読んでいると精神が不安になる。 『蒼ざめた馬』ロープシン ロシア革命の側面が見えて面白い。 『阿Q正伝』魯迅 風刺小説として読むと切ない。 『冷血』トルーマン・カポーティ ノンフィクションのような書き方が面白い。 『判事スペンサー 異議あり』ヘンリー・デンカー ラストシーンがいい。 『囚人同盟』デニス・リーマン 服役中の武装強盗犯(終身刑)が書いた作品。面白いよ。 ほとんどの人が読んでいないだろうなぁ。私的には面白いと思うけど、一般受けしない作品が多いなぁ。 それでも『雪中梅』『15メートルの通学路』『エドワード2世』以外は文庫版が出ている(絶版になっているのもあるけど)。
N村K太郎です。こにゃにゃちは。 個人的お勧めの、めっちゃ良かった小説をご紹介させていただきます。流行には疎いのでトレンドとは無関係ですけど、現代小説ということで、作家が現役という基準で選びました。*翻訳小説リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』カズオ・イシグロ『日の名残り』ガブリエル・ガルシア・マルケス『百年の孤独』ポール・オースター『偶然の音楽』ジョン・アーヴィング『ホテル・ニューハンプシャー』ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』ニコルソン・ベイカー『中二階』*日本の小説村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』小川洋子『密やかな結晶』筒井康隆『パプリカ』柴崎友香『きょうのできごと』高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』「読んでないとモグリだぜ!」と言うには、あまりにも個人的趣味に偏ってますけど……。 『舞踏会〜』『百年〜』『薔薇の〜』以外は、文庫本があると思います。わりと入手容易な本ばかりですので、ぜひどうぞです。