皆様有り難うございます。遅筆なのですが、お一人づつにお答えしたく、日を跨いで徐々にお話したいと思います。
こんにちは! 羽堕です♪1.応募した事があるか?(してみたいと思ったことはあるか) 応募した事はないのですが、してみようと思った事はあります! でも登竜門に投稿している作品以外で書いた事はなくて、この応募出してみようかな? と思っているうちに、いつも期限が過ぎちゃうんですよね。 まだ応募した事がない私が書くのもアレですが、応募するのは良い事だと思います!2.なぜ、貴方は小説を書いているのか? 文書を書いている時には、時間を忘れて集中出来ているので楽しいんです。 それと私も自分の話は好きですし、読んでくれた方も楽しんでくれるかな? と自惚れているので、感想を頂いてギャフンとする事も……しばしばですが、 でも勉強になって納得も出来て次こそはって、やる気も出てくるんですよね♪ だから書く事が楽しくて、読んでくれる人にも楽しんで貰いたいと無謀な事を 考えて、小説を書いてますねw 実際、応募しようとすると大変な事も色々とあるとは思いますが、私もミノタウロスさんの 小説好きですし、挑戦して欲しいなと思います!であであ( ̄(エ) ̄)ノ
ミノタウロスさんお久しぶりです。水芭蕉猫です。にゃあ。 私は、そうですねぇ。書き始めたのはいつだったかな。最初は読んでるだけで、読んでいるうちに自分の好きな設定が読みたい、けれど見当たらず、なら自分で書いてしまえというのは始まりでしたでしょうか。自分の小説は面白いと思ってます。面白くないものを書いてても自分で詰まらないですしね。 高校の頃小説の公募に送ったことがありますよ。 高校時代の夏休み。その場のノリと勢いだけでがーっと書いてポンと。 電撃文庫短編小説賞で、二次落ちしました。あとは、二次元ドリームとかあの辺りの官能系エロにいくつか挑戦しようとして結局書ききれなくて失敗して。というのがいくつか。たかがエロ、されどエロを学びました(おい 何故書き続けるか。なんででしょうねぇ。そこに文字があって、話があって書いている。一度書くのをやめたとき、己という存在を自分で否定してしまったような気がして酷く虚しい気持ちになったので、自分に対する自己の証明のためかもしれません。もしくはコミュニケーションツールとしての文字書きかもしれません。兎に角、何かネタを考えて書こうとしている、もしくは書いている自分が居ないと自己が揺らぐ感じがしてたまらないのです。それが恐ろしくて書いているのかもしれません。まぁ書ける量は大した量じゃないんですけどね。 ミノタウロスさんの文章、私は好きなので、どこかに応募してみてもおかしくないんじゃないかなと思いますよ。
ミノタウロスさん、はじめまして。春野藍海(ハルノアオミ)と申します。ミノタウロスさんの書き込みを見つけて、勝手ながら、私なりの意見を書かせていただきました。 1.応募したことがあるか?(してみたいと思ったことはあるか) ――もちろん“YES”です。私の場合は常にそう思ってます(笑) 『私は、正直、面白いです。――痛い人間です。でも、元々私はこんな展開の話が読みたい! という強い思いから小説書きを始めました。自分が面白くない話は書けません。つまり自分の作った物は、最も自分が読みたい話なんです』とミノタウロスさんがおっしゃっていたのを目にして、正直に「ああ、よかった」と安心しました。何故かというと、実はミノタウロスさんの言わんとしていることが私にも言えるからです。私の小説に対する心内をミノタウロスさんが代弁してくれたといっても過言ではありません。 私は自分のアイディア、自分の文章、自分のストーリー……私の小説を構築してくれるすべてのものを愛しています。そして、それに叱咤激怒し、賛否両論をくれ、様々な観点からアドバイスをくれる、そんな登竜門の作家さん皆様に感謝しています。 まだ正式な『公募』なるものには、自分の小説を出したことがありません。私の小説は青二才なので、自分が満足するまでいろんな方法を使って鍛練した後、「よし、これなら胸を張って行ける!」と思えるようになったら、ぜひ小説を投稿したいと思っています。 2.なぜ、貴方は小説を書いているのか? ――そう赤裸々に問われ、すぐにこうだ! という自分のモットーが出てこなかったので、自身で小説についての混線している思いをさかのぼって考えてみました。 元々、幼いころから文章を書くことが好きな人間だったということも起因しているとは思います。でも、そこから学校の作文や、読書感想文、弁論大会などを通して、「自分の書いた文を誰かに読んでもらって、意見をもらう」という事の楽しさを学びました。 そして、成長するにつれ、ジャンル様々な本に出会うことも多くなり、それを読んでいる中でもちろん「こんな風になってみたい!」という感情も生まれたのですが、正直、「この話、つまらない。私ならもっと面白い展開にするのに」「ここの文章は不自然だな。私ならこういう文章にするのに」「この言葉は合わないよ。私ならああいう合う言葉を選ぶのに」……等の名のある作家さんたちに不躾にもそんな感情を抱き、そこで生まれたオリジナリティーを生かして、誰も真似できない『私の小説』を生み出したくなっていきました。 たぶん、上のような理由で私は今現在も小説を書きたいと感じているのだと思います。まだ探せば語りきれないほどあるのだとは思うのですが。 私なりの意見は以上です。ミノタウロスさんの小説に対する意見に出会えて、本当になんか、私だけじゃなかったんだなと嬉しくなりました。また、どこかでこうやって互いの意見をかわし合いたいなと思います(^^* 駄文を長々と失礼しましたっ!!
こんにちは。夢幻花です。 さいきんほとんど投稿してない私じゃ、あまり意味が無いかもしれませんけど…… 1)応募したことは、ありません。私を知らない人に読んでもらえて、駄目出しその他をもらえたら嬉しいだろうなぁ思ったことはありますが、勇気と根性が無くてやめました。その頃登竜門に出会い、大体願いが叶ってしまったので、余程のことが無い限り、今後もしないだろうなと思っています。2)自己満足でしょうか。昔から本が好きで、物心ついたときには読んでいたし、書いていました。幼稚園の頃からほとんどかかさず日記をつけていますし、文章を書くこと自体がただ単純に好きなのだと思います。誰かに読んでもらえて、感想を頂ける事もすごくしあわせだし嬉しいし、だからこそ上達したいし少しでも面白いと思っていただきたくて頑張るのですが、誰も読んでくれる人がいなくても、私が私の為に書きたいだけなので止められないと思います。 小説公募、良いんじゃないかなと思います。特にご自分の作品を面白いと思われるなら。私は自分の書くものを面白いと思ったことがない(私も書きたい、読みたいと思う話を書いてはいるはずなのですが、とどのつまりはセンスが無いんですよね。笑)ので、そんなものを賞などに応募する気にはなれませんでした。本当はこちらに投稿するのだって申し訳なかったりします。でも、そうじゃないのならやってみたほうが絶対良いと思うんです。結果にかかわらず、とにかくまとまった量の物を書き上げて、推敲して、書ける限り良いものを(下読みの方だって)プロに読んでもらえるというのは、すごいことだと思います。繰り返してくうちに絶対小説を書く力は伸びていくと思いますし、そこまでのパワーがあるなら羨ましいな、とも思います。
こんにちは。どのくらい反応が有るのか……ちょっと不安ですが。質問。皆さんは、小説の公募に挑戦した事ありますか?(或いは、挑戦しようと思った事ありますか?)私は今までありません、でした。……過去形なのは、つまりそういう事です。応募してみたいと、つい最近、思ってしまいました。『やめておけ』という嘲笑が聞こえてきそうです。家族にも変な顔されたし。こんな事書くの恥ずかしくてたまりません。自分のレベルが解ってないなっ、この人、って思われるのも。でも、そうなんです、解らないんです。(現実を見てないだけと笑われそうですね)皆さんはご自分の小説をどう思ってますか? 面白いと思っていますか? 私は、正直、面白いです。――痛い人間です。でも、元々私はこんな展開の話が読みたい! という強い思いから小説書きを始めました。自分が面白くない話は書けません。つまり自分の作った物は、最も自分が読みたい話なんです。自己満足の結晶です。その上で、他の人が読んでも面白いと思って貰う為にはどう表現すれば良いのか……私は登竜門で、その多くの事を学ばせて頂きました。皆さんは、どうして小説を書いているのでしょうか? ストーリーが頭に浮かんじゃうからでしょうか? それとも、人に頼まれて? それとも、とにかく文章が書きたくてたまらないから? 人に誉められたいから? 賞をとりたいから?ある、作曲をする人に聞いてみました。なぜ、曲を作るのか?(勿論プロではありません。親しい人に小説書く人居ないので、この人に聞きました)答えは、……既存の好きなフレーズがあり、そして自分の物より優れたフレーズがあり、それにどれだけ近付けるか、そしてそれに近付けたと思う喜びや楽しさがあるからだと。そしてそれを弾く楽しさ故だと。……私の書く事への衝動とは、別物だと思いました。ただ、新鮮な感覚を得ました。話を戻します。皆さんに聞きたいのは、1.応募した事があるか?(してみたいと思ったことはあるか)2.なぜ、貴方は小説を書いているのか?お答え頂ける方が多くいてくれると、とても有り難いです。では。
≫中村様 おお懐かしいですね!(>名前の読み方^^)一時期業界を席巻したモノの、数年前に出された答申以来、すっかり忘れていました^^;『読み』はほとんど記されていませんからね(因みに以前、『ライカ』って^^;と書いたのは、読み方自体ではなく中村様の写真好きへの感嘆(?)でございますm(__)m) 山科言継!?これまたマイナーな方をご存知ですね^^;今の学校の教科書には載っているのでしょうか?万能の才人いや、貴人かな……しかし専ら卿の日記やらを拝見するのは、彼よりもむしろ他武将や文化史の研究をする時ぐらいしか拝見いたしません……^^;資料としての信憑性の高さが逆に仇となりましたね……無念。この時代でまさか(正親町天皇以外で)武将以外の方をあげられるとは……いえいえ、しっかり研究なさっている先生方は結構多いようです^^;非常にこちら(どちら?)の世界では有名な方ですから。しかしながら戦国時代に武将以外に知っている方として卿を上げられる方は非常に少ない。こんなあまり一般的じゃない方(←失礼^^;)をあげられるという事は、もしかして中村様は同業者かしら……^^; ……って、余り話すと私より遥かに歴史に詳しい中村様にケチョンケチョンにされかねませんので、ボロを出す前にこの話から撤退しようと思います^^ 今度、学会や研究会ではないのですが仕事で三重に行く機会がありますので、ついでという訳ではございませんが、奈良や京都で芸者あそ……もとい、歴史を堪能してまいります^^ 『洋書』のご指摘、真に御もっともで前々回運良くご指摘が無かったため「意味が伝わればいいか」と、気付いていたにも関わらず安易に投稿してしまい、不快感を与えてしまった事を、ここにお詫び申しあげます。≫夢様学校側に言われたんですかっ!?どれだけ学校が権限を持っているのかと驚くとともに、学校の先生そこまで言わせしめた夢様の恐ろしいまでの読書量に感服いたしました^^;大辞林読破…………もはや活字で呼吸をなさっているかの如き凄まじさでございます。『活字に触れろ』と他の生徒に言っていた先生方も、学校に呼ばれたご両親様も苦笑いするしかございませんね^^;しかし、その蓄積が血となり肉となり、今の夢様の素晴らしい感性を造っているのだなと、一人得心いたしました。 私は気に入った一冊の本をずーっと見るタイプなので、読書量はすずめの涙です。よく「この本の読み方の方が良い」といわれますが、あくまで『気に入った本』なので読み方が偏る一方で、夢様のような多様な作品見方は一切身につきませんでしたよ……トホホではでは、今回はこれにて。これからも多方面でのご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします! 年度始めは地獄なり頼家
こんばんは、上野文です。>頼家様 お返事が遅れてすみません。 中高生向けの自信をもって紹介できるタイトルをチョイスしたのですが、少し直球過ぎたかもしれません。 源氏物語は、まあw 結構誤解されてるんですよね。今の小説はフンダダラといわれたら、これや平安時代の「とりかえばや」とか「雨月物語」あたりをあげたら絶句させられます。根底は千年前からきっと変わってないんだと思います。 私は歴史ものや時代劇ものが大好きで、よく読むのですが、剣客商売は入門にぴったりだと思っています。田沼さん、悪党役を押し付けられることが多いですが、それだけじゃないんだよ、と私も思っています。吉宗のスタンスは、実は松平定信より彼に継がれたのかもしれません。 終わりのクロニクルと僕にお月様を見せないでは、あくまでもライトノベルレーベルでのオススメですので、年配の方には物足りないかもしれませんが、これらの作品も自信をもってお勧めできますので、古本屋などで見かけられたら是非手に取ってみてください。>中村ケイタロウ様。 先日はお見舞いありがとうございました。 『コンチキ号漂流記』吾輩は猫である両作品とも、小中学生の時分に触れるには、最高の小説のひとつであると、私も思っています。 トール・ヘイエルダール、リレハンメルの開会式に出席してたんですか!? 見ときゃ良かった。彼のファンなだけに、ちょっと残念です。 吾輩は猫であるは、小学校時代に、最初猫が主人公?って気持ちで読んで、全然面白さがわからなかったんです。ただ、最後が悲しく見えて。モンテクリスト伯(これはルパンの奇岩城と間違えた)やレ・ミゼラブルも同時期に読んで、よくわかってませんでした。三つとも、中学・高校で読み直して笑ったり胸が痛くて涙流したんですが、やっぱり幼かったんですね。 吾輩は猫であるの軽妙さと心地よさ、いいですよね。同時期の先生方がどうしても重い形で描くことが多かったのを、あえてああいったやり方で描けたところ、やはり独特の視線の視線があったのかもしれません。頼家様、中村様、コメントありがとうございました。
頼家さん両親ではありません。禁止令を出したのは先生たちです。幼稚園の担任の先生たち、園長先生。小学校低学年、中学年の学年の先生たち全員、(高学年では、先生たちも読書フリークだった)、校長先生。中学校の担任、学年主任、校長先生。他の子たちが「本を読め」「活字に触れろ」と言われている中、酷いときは保護者呼び出しで、「読書をさせるな」と言われ続けました。本当に本を没収されて、切ないときにはずーっと辞書を読みました。大辞林、読破しました。多分活字中毒だったんだと思う。……少なくともこんな子供よりは、本を読まずに育った人のほうが真っ当で良いんじゃないかと。漫画を売っている場所を知ったのは、中学生になってから。まさか本屋さんの奥に漫画が置いてあるとは思ってなかった。今では漫画も大好きですよー♪あと「モモ」! 時間どろぼう! 大好きです。「はてしない物語」や「どこにもない庭」も良いけど、断然モモが好き。でもあれ、先生が読んだんですか!?……よく声枯れなかったな。あ、じゃちょっと掠ってた。とりあえず読み方はあっていたので、中村さんに勝利しました。やったね☆中村さんとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんで♪円広志だったら、個人的には「ギュッと抱きしめて」の方が好き♪あ、そっか。やっぱり講義とかでなんやかんやで読書習慣がついたりするものなのかなー、って思って。私は逆に、これから読む時間が減りそうです。……学費も捻出しなくちゃいけないしなー。今までみたいにお金が使えないかもしれない。 それ! もうあの人は凄いんじゃないんですよ、怖いんです。一応女の子なので、女にのっとられはしませんが、私は江國香織に乗っ取られます。おそろしいです。 え、そうか「誰が好きなのよっ」は、男の人は思わないんだ。実を言うと男の人だけじゃなくて、昔いた誰かを不用意に思い出すことは女の子にもあります。でも、そのそぶりを見せないだけなのです。より悪いような気もしますけど。「そうそう、女の子って、平気でこういうこと言うよなあ」「まったく困るよなあ」「でもどうしようもないよなあ」「焼き鳥にしちゃうわけにもいかないしなあ」は正直、あたしも思いました。上の階のご夫婦のところに行っちゃうだなんて、そもそも羽根があるなんてまったくフェアじゃない。フェアじゃないのに、反論させてあげないんです。意地悪ですよね。でもそういうのをさらっと書いてしまうところが好き。独り言と聞いたって、食いつかずにはいられないウザい子です(笑) あ、マジですか。でもちょっと嬉しい。私、モンテロッソ大好きなんです。 残酷な結末ですよね。ライオンにもあわなくて済んで、ハスカップが勝手に一人でしあわせになっちゃって、年を取ったご婦人の気持ちなんてまるで考えてないの。二人きりで暮らしてたのに。すっごくずるいと思う。でも人がしあわせになるってそういうことだから、残酷だ、って思います。 ところであの金原ひとみ(だったような)のエッセイは、あれは無いだろうと思います。すくなくともモンテロッソのあとに読む気にはなれません。「なつのひかり」!なっつかしいなぁ……あぁいうのも書く、っていうよりは、どちらかと言うとあぁいう人です。かなり若い頃に書かれた作品。まとまりを欠いてる、っていうのは否定できないんですけど、当時10歳の私には、キャラメルの箱の電話とか、ナポレオンの入浴とか、幸裕とか、おかしくて恐ろしくて切なくて、あのあとの人間形成にうんと影響した話でもあります。あ、知ったこっちゃ無いですよね。 >たぶん彩さんもお読みになったに違いない……ごめんなさい。江國香織ならなんでも読んでいるし持っています。翻訳した絵本までコンプリートしてます。『絵本を抱えて部屋のすみへ』も大好き。なんせ絵本オタクですから。だいじょーぶ! なんと私も「意味がなければスイングはない」読んでました。AYA’s図書室にあってびっくり。あららららら。「すいかの匂い」……。あれも息苦しい。苛められっこだった人、気が弱い子供だった人は読まないほうが良い短編集です。おすすめ、っていうか……「ぬるい眠り」収録の「災難の顛末」っていう短編、男の人はどう感じるのか、ちょっと気になったりします。女の私にはこれ以上ない恐怖で、しかも紛れもない真実だったのですけれど。 「神の子供たちはみな踊る」。判りました。読んでみます。ていうか明日買って来ます。あたしのほうがよっぽど長くてウザい文書いちゃったんですけど……笑すみません。もしもどこかで♪ 見つけたなら♪ ……ていうかなんでそんなに思いつくんですか。
>夢想花さん(……って、知らんか)こんにちは。 大学生云々は、年齢的なことを言いたかっただけで、大学行ったことと小説を読み出したことはあんまり関係ないっす。講義なんか出ないで本ばっか読んでましたし。 江国さんのこと。 ほんとに彩さんのおっしゃるとおりで、あの文章って、感情レベルというより、身体レベルでディスターブされちゃうものがありますよね。一見優しいお話みたいな「小鳥ちゃん」も、やはりそうでした。それと、視点があまりにも女性的なので、読んでると女性性に身体を乗っ取られてしまうような胸苦しさもあります。だから僕としては、なんか、気軽に手にとって表紙をめくれないんだな。 それにしても、「あなた一体誰が好きなのよっ」っていう彩さんのご感想は、なるほど、女性読者の視点だなあ。でも男って基本的にああいうものなのでは……というのは、ただの独り言です。 僕は僕で、小鳥ちゃんの行動や言葉の端々に、「そうそう、女の子って、平気でこういうこと言うよなあ」「まったく困るよなあ」「でもどうしようもないよなあ」「焼き鳥にしちゃうわけにもいかないしなあ」と深く深く頷いたものでした……というのも、ただの独り言です。 ところで、えーとあの、実は『モンテロッソのピンクの壁』、だいぶ前に読んじゃってました。手元に無いもので、つい忘れちゃってました。 いい感じの猫だっただけに、あの結末はショックでした。うん。恐怖。ある意味「幸せ」な結末ではあるんだけど、あれを「幸せ」と感じるには、へんな言い方だけど、かなり「根性」が据わってなきゃいけないと思います。江国さんって、そういう方なのかもしれない。そういうところ、僕は江国さんがちょっと怖いです。 あと、そういえば、『なつのひかり』も読んでたのでした。正直いささかまとまりを欠いてるような気がしたけど、とりとめのないシュールな白昼夢みたいで、面白かったです。ああいうものも書かれるんですね。 それから、たぶん彩さんもお読みになったに違いない『絵本を抱えて部屋のすみへ』も読んでた(しかも、持ってる……)のをすっかり忘れてた……って、どんだけ忘れてるねん。大丈夫かいな。 というわけで、短編も読んでみようと思います。さっきも言ったように、胸苦しくなるのですぐには読まないかも知れないけど、実は『すいかの匂い』を持ってるんです。 村上春樹氏については、実は僕、ふふふ、キモいぐらいファンでして。好き嫌いの分かれる作家だけど、お薦めです。短編集なら、「神の子供たちはみな踊る」が好きです。 おや、もうこんな時間だ。また長くなっちゃった。ごめんなさい。それでは夢光年さん、ごきげんよう。>頼家さん 頼光を「ライコウ」と読んだり、定家を「テイカ」と読んだりもしますしね、「ライカ」ってのもアリですよ……なんて、いい加減なことを言っておりますが。「有馬」といえば、関西人にとっては「有馬温泉」です。あそこには太閤はんが造らせた岩風呂というのが(いい加減な伝説ではなくて、ちゃんとした学術調査で発掘されたものです)があって、さすがに入浴はできないけど、見学できるんです。なかなか面白いですよ。ご興味がおありでしたら、機会があったら行ってみてください。 家康は……なるほど、そうですかあ、しかし悪いけど、家康には萌えないなあ。あまりにもオヤジっぽいイメージが強くて―ー。良くも悪くも、今の日本に与えた影響が大きすぎることも、僕にとってはオヤジ感を増していますね。 戦国時代の人物で僕がいちばん好きなのは、誰あろう、山科言継卿です。大河ドラマの主人公にならんかなあ(ならんわ)。『モモ』は、ミヒャエル・エンデのモモでしょうか。有名ですよね。読んだことないけど。(ところで、「洋書」というのは外国語の本のことだと思います。翻訳のものは、「翻訳書」じゃないでしょうか。細かいことを言うようだけど、気になったので……すみません)