> ではさっそくですが、皆さんは、どのような作家さんの本をよく読まれますか?また、よかった本、ためになった本等はありますでしょうか。書かない人ですが,思いつく順に列挙します.・よく読む作家S.キングJ.ディーバー椎名誠宮部みゆき恩田陸>本屋に行くと,新潮文庫の棚にS.キングの新刊がないかチェックします,毎回.最近,出てないです.早くダーク・タワーシリーズを読了したいですが滞っています,シリーズものの文庫は買いだめしておくと,気づいたとき1冊無くなっていたりするので困ります笑.J.ディーバーと宮部みゆきさんは親の読書傾向の影響を受けてます,新刊は高くて買えないので,帰郷した際に棚から拉致します.椎名誠さんは,SFが奇妙な味で,旅もののエッセイが面白いです.怪しい探検隊シリーズがよかったです.恩田陸さんの文章はとても好きですがすっきりしたハッピーエンドが少ないので,終わりが近づくと怖くなります.・よかった本,ためになった本「はてしない物語」M.エンデ「泥棒ドートマンダー シリーズ」D.E.ウェストレイク 「カーテン」A.クリスティ「11の物語」P.ハイスミス「ナイン・ストーリーズ」J.D.サリンジャー「二人がここにいる不思議」R.ブラッドベリいざ考えてみると,あんまり思いつきませんでした.「はてしない物語」,はじめて読んだ本(長編)という感じです.3回くらい再読しました.異世界もののファンタジーを読むと,これのパクリじゃねえか,と思ってしまいます,刷り込みでしょうか.「ドートマンダーシリーズ」,とんでもなく笑えます.ちょっと古いので,新刊では手に入らないかもしれません.「カーテン」,文庫本で最近,読みました.ポアロ最後の事件です.読んだ後,複雑な気持ちになります.「11の物語」「ナイン〜」「二人〜」,作者は有名ですが,文庫になるまで読んだことはありませんでした.いずれも短編集ですが,たいへんおもしろいです.手軽に手に入ると思うので,ぜひ!*********************こういうスレは楽しいですね.普段読まないような作家でも,読んでみようというきっかけになります.
> 『冷血』トルーマン・カポーティ ノンフィクションのような書き方が面白い。冷血は,実際にあった事件をカポーティが数年?かけてリサーチして(事件の当事者の周辺の人物までも綿密に),書いたものだったと記憶してます.ノンフィクション・ノベルの先駆けとか,なんとか.犯人(とくに小男)にも同情したくなります.失礼しました.
導入部分は、まさにその通りだと思います! 閉じ込められた限られた世界、そこで何をして、どう生き抜いていくべきか、みたいな話が私は好きなのかも知れません。だから余り考えずに物語に入り込めたのかも(=^=) 頼家さんの仰られる通りキャラクター重視な部分も多分にあると思います。その方が取っ付きやすいのかもと私は思ったりもします。 感じ方は人それぞれにあるので作者でない私が言うのも変ですが、頼家さんが感じた部分は決して間違っていないですし、私なんかより感性は素晴らしい物をお持ちだと思います! もしかしたらですが物語も誰でも分かるような分かり易さ重視で作れているから、結末の見えている安心感みたいな物も狙っているのかも。これは私の予想でしかないのですが(^^;) 2,3と続きも同じ状況だけどクラス、主人公が変わっていき、次のステージでの戦いで自分達の自分の為なら他のクラスやクラスメイトさえ犠牲にしても構わないというような内容になっていくのです。それで3巻で一先ずの決着という流れなのですが、ラストは私も物足りなく感じた部分もありました。 私も登竜門に投稿されてる方々の話を読んでいると商業誌と同じぐらいに面白い作品もあって、得した気分になっています。頼家さんの連載作品も普段は読まないジャンルなので楽しく読まさせて貰ってます♪ 中々、他の方の感想って聞けないので読んでいて、なるほどなーと思ったりできて本当に時間をさいて書き込みまでして頂いて嬉しい限りです!! 頼家さんの感想を読んだ上で、また「扉の外」読み直したくなりました(^▽^) 頼家さん推薦の作品も読んだら感想を書かさせて頂きます! でも私の感想って酷いので、先にごめんなさい<(_ _)>であであ( ̄(エ) ̄)ノ
『地球儀のスライス』終に読破いたしました^^まず私なりの書評をば……と、その前に幾分(かなりかな?)自分の実力を鑑みない書評になるかとは思いますが、どうか御気を悪くせず「どうせ文章を書く力も無いこいつ(頼家)の頭では、これくらいのことしか読み取れねぇか……」と、軽いお気持ちで読んでいただきたく、宜しくお願いいたします。(当然ネタバレは(本当は具体的に話したいためしたいのですが)いたしません^^;)『はじめに』……結構厚い文庫本ですが、短編集で一話一話の分量も少なく、非常に読みやすいです。因みにS&Mシリーズという響きに難しい印象を受けた方はどうかご安心を、SとMとは別に経済学的な意味でも、ましてやアブノーマル意味でもございません^^;単に登場人物の頭文字からとっていました。 非常に読みやすかったです^^最初は『理系小説』との御紹介を受け、多少なりとも怯えていましたが、実際に読んでみるとそのような印象はあまり受けませんでした(……というより、全く受けませんでした^^;)。おそらく、作者である森氏が意識的になさったのだとは思いますが、物理学や化学、工学等理系分野に関する予備知識はほとんど要りませんよ^^ むしろ、氏は文系じゃないかしら? とも思えるテーマも見受けられました。 短編集なので、どれを槍玉に……いや、ご紹介すべきか迷いましたので、好きな作品一つ、疑問に思った作品一つ、そして全体を通して一点だけ僭越ながら述べさせていただきたいと思います^^ まず好きな作品は『小鳥の恩返し』ですね^^おそらく最もスタンダードな作りの作品だと思います。こちらの作品も『読もう』と思えば展開や、冒頭からとある事件の犯人、ある人物についての謎など読めないことはありませんが、話全体がそこまで暗い話ではないので、単純に話を楽しめ、また読めたとしてもそれはそれで楽しいと思います^^(個人的に『そこ』にこの話のテーマは無いとお見受けしたためですが……) 人を愛する事の悲しさと恐ろしさ、そして人生は深いところで誰かの人生とリンクしているということを再認識させられました^^ 疑問に思った作品は『僕に似た人』という作品です。いや、本当に疑問なので書ける事はほとんどありません^^;この話のテーマが何なのか? 何を持ってこの話のペンを氏は置いたのか?人の作品である以上(しかも氏の作風から)何らかの筆者なりの結末を迎えて作品を終わらせたのでしょうがそれ何なのかが、恥ずかしながらまったく判りませんでした^^;単純に『世界に一つだけの花』的な薄い題材で書かれたのか? しかしながら最後の一文をあえて加えたのには何かしら筆者のそんな安っぽくは無い『意思』が感じられるのですが、気のせいでしょうか?位置関係かな? 本文中にも冒頭から所々ヒントらしき物は見え隠れはするのですが……う〜む……己の読解力の無さが恨めしい(血涙)読解された方の解説を、心よりお待ちしております^^ 最後になりますが全体として、非常に読みやすかったのですが、やや淡白な印象を受けました。(一部の作品を除いて)読みやすい代わりに、世界に没頭する事も無い……とも思います。皆さんはどうでしょうか?また、僅かばかりある専門用語(学術的なことに関らず)は、私の知識の幅が狭いという事も原因としてありますが、少しばかり説明が欲しかったなぁなどとも思います^^;しかし、非常に面白い作品だと思いました!大学の講師のSに恋するアシスタント兼ヒロインの金持ちで可愛らしい生徒M……筆者様の経歴と照らし合わせ、少しニヤリとした事を、ここに告白いたします。 では、皆様もご覧頂いた折には是非ご意見、反論など……優しくお願いします^^; 頼家
『扉の外』を何とか読破しました^^; まず私なりの書評をば……と、その前に幾分(かなりかな?)自分の実力を鑑みない書評になるかとは思いますが、どうか御気を悪くせず「どうせ文章を書く力も無いこいつ(頼家)の頭では、これくらいのことしか読み取れねぇか……」と、軽いお気持ちで読んでいただきたく、宜しくお願いいたします。(当然ネタバレは(本当は具体的に話したいためしたいのですが)いたしません^^;) 『導入(自作)』……主人公の高校生紀之が目覚めると、彼はいつのまにか見知らぬ広く無機質な部屋に閉じ込められていた。「何が起こったのか?」不審に思い回りを見渡してみると、自分と同じように幾人かの生徒が同じように状況を飲み込めずに周りを窺っていた。1、2、3……自分も含め31人の見知った顔。どうやらクラスが丸ごとこの場所に居るらしい。彼も、そして彼等も一様に自分が放り込まれた状況に不安になっていると、突如、部屋の壁に設けられた巨大なスクリーンに人の顔が映し出された――顔、デジタル表示されたその顔は、自らを『ソフィア』と名乗る。果たしてここは何処なのか? 何故自分がここに連れてこられたのか? そして、ソフィアから驚愕の事実が明かされる―― 面白かったです^^読みやすく、登場人物も活き活きしていました――しかしながら、私が口を出せるタイプの作品かどうかと言うと……弱冠微妙かなぁ^^;いえ、文章はもちろん私なんかでは到底及びませんし、言い回しも不自然なところは無く、流石は『賞を獲った作品』だなと唯々感心するばかりでございました。が、物語を読ませるというよりは弱冠キャラクター頼りかなぁ……などとも思いました。物語にの端々で幾らか個々の事象の必然性が(私の実力では)見受けられぬ所があり、とりあえず『高校生』の主人公と多くの『女子高生』を出して、たまに○にしてみたり△×させてみたりしたのではないかとの印象……う〜ん……私程度の読解力の方では厳しいかもしれませんね^^;それに読者が求めている物を提供するのが出版社ですから、私の感性が単にイカれているでけかもしれません^^;(←可能性大) また、深読みしてみたり、先読みしてみようとしたりすると、あっさり結末やその後の展開が読めてしまうという危険を孕んでいます^^;なるべく軽い気持ちで、漫画を読むような気持ちで読んでみては如何でしょうか?実際私でも、物語序盤から中盤に差し掛かるかどうかのところで、なんとなく「あれ? あいつ……た割に……だな? 怪しい、もしかして……」「いや……なら……だから……のはずだ」とおぼろげながら読めてしまいました^^; しかしテーマと言いますか、所々で提起された人間の本質に迫る問題や、主人公の心の葛藤は現実社会や過去の自分と照らし合わせてみると少し身につまされる様な内容もあり、また周囲の(主に女子高生の友人)達の行動から推察される心理も、非常にリアル(であろう)に描かれているだと思います^^惜しむらくは、その多くが途中で放棄され、最後は何も残らないと言うのがなんとも……う〜む……時代背景かなぁ? 私の持ったイメージ的には星新一先生の『地球からきた男(だったかな?)』に、芭蕉の句『兵どもが夢のあと』をたして幾らか割ったような感じです^^; きっと、私など足元の先の皮ほども及ばぬ賞の審査委員の先生方の慧眼は、この作品の素晴らしい『本質』的なものを読解なされたのでしょう。私もなんとかして精進せねば…… 個人的にはお世辞抜きに、登竜門の一部の作家様の『必然性』と『テーマ性』をしっかりつけ、語感を読ませる作品の方が好きかなぁ……等とも、小生意気にも思いました^^;(名前も出したかったのですが、読解力の無い私にしたり顔で褒められてもご迷惑かと思い、差し控えさせていただきます。)……と、散々言いたいことを言いましたが、こんな私が途中で投げる事も無く、最後まで読み終えた作品ですので、私では(意識的には)気付けなかった魅力もたくさんあったのだと思います!作品自体は大変『面白』かってです^^読んでみて損は無いので、是非皆さんも一読してみて、できれば哀れな私めに「いや、ここは……だから、……という事を表現したんだろう? わかるかルーキー?」とご指導をお願いします! 作品を理解できるように読解力をもっとつけたい頼家
≫こーん様はじめまして、半年ほど前から登竜門を利用させて頂いている。新参者頼家と申します^^宜しくお願いいたします! 注目の若手作家様の作品、しかも最近の物をご紹介頂けるとわ!有難うございます^^見たことの無い作品ばかりで……(って、これは他の皆様にご紹介いただいた作品も同じですが^^;)是非、本屋に立ち寄ったさい、(財布とその後の生活に相談して)読ませていただきたいと思います^^ 特に気になった作品としては、森見氏の『夜は短し歩けよ乙女』ですね。似たような文章を大学の『日本文学史』の講義見た記憶があります。文冒頭内容から与謝野晶子か平塚らいてふ(因みに『はる』よりも『てふ』って響きがいいですよね^^)の作品かなにかかなぁ?と思っていたら、たしか明治か大正の流行歌らしいですね^^;『魔風恋風』やら『蒲団』やら明治後期から大正初期は恋愛観の……って、脱線しました^^;本屋見かけたことはあったのですが、手に取るに至らなかったので、近々読ませていただきたいと思います^^≫上野様うはっ!また王道の中の王道を攻めてきましたね^^源氏物語……^^;近年みられる(って、具体的に何を見ました?ときかれると、閉口する以外術はございませんが^^;)少女漫画以上の速攻恋愛ぶりに、当時の平安貴族達が如何に色恋に命を懸けていたかが判りますね^^;しかし、あらゆるところで倫理上の問題が……義母、義娘(妹?)に同僚の奥さんに至るまで……お昼のメロドラマですな^^;訳本によっては作者の思い入れが見え隠れする様や、深読みしようと思えば、幾らでもできる内容も素敵です。何より復元された絵巻の美しさたるや……っと、また脱線^^;剣客商売、ドラマにもなったらしく。あの田沼像は、私のひねくれたハートにドンピシャですね^^歴史的にも田沼意次は頑張っていた人物だと私は思っているので。『終わりのクロニクル』&『僕にお月様を見せないで』読んでみたいですね^^ っといいますか、上野様の書評や紹介が短いながらも大変面白く、読んだ事のある作品さえ、もう一度読みたくなってしまいました^^ぜひ、読ませていただきたいと思います! 頼家
≫ゆうら様ぽっぺん先生……『へんてこヒヨドリ』、『ギラギラ怪獣』、『日曜日』嗚呼――通り過ぎ、忘却の彼方に追いやられたあの日々、様々な思いが懐かしさを纏い去来し、沸き起こる郷愁に頬をぬらしたりしなかったり。そういえば、『ずっこけシリーズ』『怪傑ゾロリ』『星の王子様』『銀河鉄道』……宝物ばかりですね^^特に昔読んだ本は、音楽と一緒でその懐かしい時代を思い出しますよね^^ ムーミン谷……スナフキンかっこいいですね〜、昔はてっきり河馬かと思っていました^^;妖精らしく、どうやら冬眠期間も持っているみたいです^^あんなどこか牧歌的なしかも読み手を惹き付けられるパワーを持った作品を、いつか書ける日を夢見て日々精進いたします! 頼家
夢様、……ひ、平に御容赦を^^;今後あのような失礼な失態を犯さぬよう注意いたします。 幼稚園で既に『ぽっぺん道』に入られたとは、恐るべしは夢幻花様の神童ぶり……私は保育園でしたがその頃は鼻水垂らして、粘土遊びと、園に一セットしかないのレ○ブロックの取り合いに夢中でございました^^;せいぜい読んだのは『七色風船ガム』(?)位だったと記憶しております。 ところで、私の読んだ本もほぼ全て過去に通り過ぎ、更には全く知らない書籍まで読破なさっているとは……既にその安定感たるや家康の如しでございます^^; 夢様が激しく(賞にまで)推薦する宮部様の作品も読ませていただきます^^……って、俺は何時すべて読み終えるのだろうと思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 頼家
頼家さん、夢幻花さんへ ぼくもぽっぺん先生読んでました^^ 昔のことなのですっかり忘れていましたが。あれを母親にすすめられたのは、ぼくが読書をはじめたばかりのころでしょうか……。 『ぽっぺん先生の日曜日』が印象に残っています。たぶん、なぞなぞを解いていくやつだったと思います。「なんだ、からっぽか」とか、「どうしてこの子は泣きやまないの?」「それはあなたがうるさいからでしょう!」とか、うろ覚えですけど、そんなせりふが頭のなかに残ってるんですね(笑) あと、昔読んでたといえばムーミンでしょうか。もう一度読んでみたい気がします。
私もとある方の日記で知ったのですが、盛り上がってますね〜。 オススメの小説、ですか。では、ちょっと紹介してみますね。■源氏物語紫式部の書いたとされる、世界最古の長編小説。古典と侮る無かれ、高貴な出自のヘタレ主人公が、継母、幼女、人妻、ツンデレ、ヤンデレ、変人ほか、個性豊かな女性達と恋を育む一大恋愛小説です。寝取られもあるよ! という豪華仕様。平安時代から後代にかけて、あまたの偽書(二次創作)や、狭衣物語をはじめとする数々のオマージュ作品を生んだ原点小説ですので、一読しても損はないかと思います。千年前にこれをやっちゃってるのが、日本文化の凄いところだと思う。■我輩は猫である夏目漱石のユーモアとウイットに富んだ風刺が光る名作です。当時の情景が細やかに綴られていて、ある種異国情緒に似た感慨も得られます。■芋粥頼家様も勧めている芥川龍之介の短編のひとつです。たぶん、中高生向け教科書に載ってるんじゃないかな。むしろ、就職してから読むと、全然違って映ります。最後に主人公が、なぜ爽やかな顔で笑えたのか、きっと大人にならなきゃわからないから。■歯車同じく、芥川龍之介の短編。難解ですが、むしろ中高生にオススメかもしれません。抱えてる漠然とした不安が、カタチになりますから。ひきずられないようだけ、ご注意ください。■コンチキ号漂流記トール・ハイエルダールが書いたノンフィクション小説。チリからポリネシアまでイカダひとつで航海した冒険小説。学術的評価はともかく、危険と隣り合わせの日々は常に輝かしくて、読んでるだけで心躍ります。■剣客商売池波正太郎の時代劇小説。ヒーローのとっつあんと、不器用な息子の活躍が大変面白いです。時代劇への入門書として、いいんじゃないかなあ、と思います。 え、もっとラノベやファンタジーのオススメはないのか、と。 では、■ナルニア国物語C.S.ルイスの書いた異世界ファンタジーの原点。ハリポタや指輪物語に比べるとめっちゃ予算少ないですが、映画化だってされてるぞ!王道ですが、面白いですよ。ただし、最終巻は、人を選ぶ内容です。■終わりのクロニクル(AHEADシリーズ)電撃文庫、川上稔作のライトノベル。めちゃくちゃ分厚いから本屋でもすぐわかってオススメ!…じゃなくて、悪役を目指す少年と、彼の対となる少女が、父や祖父の生きた戦争を追う物語。非常に敵役が魅力的なキャラぞろいで、巻が進むたびにわくわくします。独特の神話観や文化観も見どころかもしれません。■僕にお月様を見せないで電撃文庫、阿智太郎作のライトノベル。卵の黄身を見ると、オオカミ男に変身してしまう少年と、彼を支える少女の物語。コメディとして大変面白く、愉快です。でも、本当の魅力は、主人公たちの純粋な人の良さと、温かみかもしれません。 今、パッと思いつくのはこんなところでしょうか。 ……わかってたけど、私って、オススメまでノンジャンルだなあ。 では、失礼いたします。