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タイトル夜遅くまですみません
記事No: 891 [関連記事]
投稿日: 2011/05/10(Tue) 00:35
投稿者ピンク色伯爵

 おっと、もう次の意見が!
 中村様、こんばんは。今夜お会いするのは二度目ですね。
 貴方の作品、今度読んでみます。
 現実の人間にパラメーターがあり、それを分析しつくすのは不可能だと。なるほど。確かにそうかもしれません。ここでネットに転がる一般的意見『キャラクターではなく、現実にいる人間を参考にするなど、リアルな人を描こう』という謳い文句は否定されたわけです。そりゃそうですよね。あの一言で事足りるなら今頃みんな小説家です。
 話を戻します。その『分析しつくす』を『一般化』にこぎつけたいわけです。
 小説家は『人』を描いています。これは絶対です(一部ラノベ作家にはこれが当てはまらないか)。では、方法は知ってか知らずかは分かりませんが、現に人間を紙面に表現できているわけであります。それが完成体でないから芸術は存在するのです。それは小説という芸術に答えはありません。だからこそ面白いのだと思います。
 しかしここで当該的問題なのは、人間をまがいなりにも紙面に表現する方法です。そのやり方は、実際に出来ている人(作家)がいる以上、可能なはずです。
 確かに現実にいる人間一人の持つ情報量は半端ではありません。身長体重、好き嫌い、得意不得意etc. しかし、紙面に表現する時点である程度それは簡略化されているはずです。全部の情報を書き切れる訳ないですからそれは当然でしょう。
 物語が長くなればキャラクターを表現しやすくなる。だから物語は長ければそれだけ面白くする伸びシロがあると僕は考えています。しかし、どれだけ長い物語でも登場人物のすべてのデータを書きだしているわけではありません。
 ここで視点を変えてみます。
 天才(他に呼び方がありませんので便宜上そう呼びます)は、人間を観察し、その情報を見極め、紙面に表現している。
 では天才以外が同じように紙面に表現するにはどうすればよいのか。少なくとも同じプロセス(それが天才以外に可能かどうかは別にして)で行えば、同じように紙面に表現できるはず。つまり情報の抽出は可能なはずだということです。
 ではどうやって情報を抽出するのか。
 これなんです!
 つまりどうしたら、そのキャラクターは人間として見えるのか。天才が人間として見せているキャラクターにあるものとないもの。その中でそのキャラを人間たらしめる何かがあるのではないか。それさえ押さえてしまえば、僕のような書きたいけど書けない人間が書けるようになるのではないか――そう思うわけです。

 その『何か』が境界線であり、最初に抱く情景なり、世界なり、イメージなりであるかもしれず、あるいはそれとは全く別の『カリスマ性』なのかもしれないのです。

 ルパンに関しましては、全くその通りだと思います。中村様のご説明の通り、やはり、参考にはならないのかもしれません……。

『僕は1と2の質問をまったく切り離して考えていました。何ででしょうね。たぶん、自分が書いている小説の登場人物を「キャラクター」だとは思っていないからでしょう。』
 この一文ですが、それは個別具体的に「キャラクター」を描いているのではなくて、小説の中に生きている人を描いているからだとおっしゃりたいのでしょうか(こんな理解でいいのだろうか……)。
 キャラクターは『DNA』で解析できるのではなくて、自然にできるものだと。
 小説と一体化したひとつの『営み』的なものとして捉えているということですかね。

 なるほど、ここでまた重要な新事実が明らかになりましたね。
 僕の意見ですが、キャラクターを個別に考えている節があったと。しかし、そういうものではなくて、小説包括的に小説と捉えるべきだと。
 これは新たな指標であります。
 僕はこう考えます。

 じゃあ、その『営み』がなんなのか分かれば、小説が書けるんじゃね?

 これだ! 営み! 今現在位置分かります?

魅力的キャラクター→カリスマ性?→???(個別具体説ルート)
         
         →環境? イメージ?→『営み』?→???(一体説ルート)

                     ↑ここ!

 つまり、中村様、天野様は一体説ルートを『心』で理解し、小説を書いている。水芭蕉猫様もそれに類似しているが、他のカリスマ的キャラの原液を採ってきて自分の小説に還元している節がある。つまり『個別具体説ルート』に片足突っ込んでいる。つまり、ここで命名します『折衷説ルート』なわけですね。

 ではカリスマ性の先にあるものはなんなのか?
 『営み』の先にあるのはなんなのか?
 
 +音読は文章を書く上で重要なのか。他に秘訣はあるのか。
  これ以外に新たなる『境界線』は存在するのか?

 いよいよ議論が難しくなってきました(誰のせいだ)。
 皆様はどうかこのような変態に構わず、思ったことを二言三言でも意見して下されば、それでピンク色は感涙にむせびます。
 また、突き詰めていけば、『天才』の思考が明らかになり、公式化することも可能なのではないでしょうか。いや、可能ですって! だって夢があるじゃないか!(謎)

 以上であります。中村様、夜遅くまで申し訳ありませんでした。お騒がせしたことをお詫び申し上げます。
 中村様はもちろん皆様の意見をお待ちしております。
 ピンク色伯爵でした。


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