タイトル | : Re: 小説の描き方――魅力的なキャラクターとは何か―― |
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投稿日 | : 2011/05/09(Mon) 21:46 |
投稿者 | : 水芭蕉猫 |
うぅむ、魅力的なキャラクターですか。難しいですね。私も中々テンプレに頼っているところがあるのでなんともはや……ただ、自分の場合テンプレはテンプレでもジャンル違いから引っ張るようにしております。
例えば、ラノベ書くときにエロ小説のテンプレから引っ張ってくるとか。BL描く時ラノベのテンプレから引っ張ってくるとか。そんな具合です。
1 沢山いて書ききれない……。じゃダメか。ラノベでは秋山瑞人作品全般キャラと、伏見つかさの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」とか凄いと思います。とくに桐乃なんて我が妹に一部そっくりでスゲーと思いますね。秋山作品はどのキャラも魅力的過ぎてどうしようかと。あとは「バカとテストと召喚獣」とかも凄いと思いましたね。
BLモノだと剛しいらの「禁縛」の勅使河原教授かな。サド紳士なんです。BLジャンルで「帝王」を感じたのは今の所このキャラだけですしね。
2 うーんと、私はまず情景が浮かんで、次にどういう話にしたいかというのから考えます。「好きな人を心からの善意で殴ったり生ゴミ食わす話」とか「大事な人が死んで『よかったね、よかったね』と本心から言っちゃう話」とか。「愛ある触手プレイの話」とか。大抵その時ハマってるゲームや小説や音楽が元ネタになってます。
で、一緒に頭の中でキャラクターが思い浮かべて、浮かんだキャラと対話するんです。君は誰? とか、何が好き? とか、どういうことがしたい? とか。そのうちキャラが固まってきます。ここでキャラの人格形成もついでに行われますね。最初は私と話が合わなくても、少しずつメタモルフォーゼすることもあります。
ただ、これは長編に限った話で短編になると何も考えません。まず固有名詞を考えるのが苦手なので、キャラも最初はほぼ作りません。「聖夜」は私の好きなタイプの男二人がイチャついてるだけですし、輪舞曲の「脳みそに雨が降る」に至っては追いつめられ過ぎた私の見た幻からのスタートです。
3 数値化することは可能かもしれません。量産することもできると思います。ただ、そのキャラが魅力的に動くように書けるかというと、そうでもなかったり……。それより作者が動かしやすいキャラクターで滑らかな物語にしたいのですよね。
むー、何か色々書きましたが、その時の気分によって書き方はまちまちなんですよね; ただ、無理してキャラを作るのではなく、頭に好みのキャラを召喚する方が動きが滑らかかもしれません。