タイトル | : 小説創作日記 キャラ編1 |
記事No | : 908 [関連記事] |
投稿日 | : 2011/05/12(Thu) 01:55 |
投稿者 | : ピンク色伯爵 |
キャラクター作成を始めていきます。
ネタばれが含まれます。どうしよう。読んでほしいけど、読まない方が良いかも。
自己責任でお願いします。
・まず、イメージの段階で一緒に浮かんできている人物を挙げます。すなわち、主人公とヒロインです。主人公は田舎の男子高校生ですね。ヒロインは白いワンピースの少女です。暫定ですが。
しかしイメージ段階で二人しか思い浮かばんとは……; これはイメージが足りないのでしょうか。この時点で、僕は天野様や水芭蕉猫様におくれをとっているわけであります。もう少しイメージを膨らませてみます。
神社とありましたから、巫女さんと神主が思い浮かぶわけであります。ふむふむ、こいつらをどう世界と絡ませるのか。キャラができた瞬間には世界とのリンクが完成していないといけないとの皆様の意見から考えますと、もうこの時点でダメダメですな。まあダメでも仕方ない。考えるしかありません。
本作は絆を描く物語。確か主人公は男子高校生。ですから、ここに、保護者という人間が発生します。すなわち主人公の父母(仮)ですね。また主人公には友達がいるのか。うーん微妙。とりあえず置いておく。先生はどうでしょうか。高校生だから絶対にかかわり合ってくるはずです。
ヒロインの方のつながりはどうでしょうか。人ではないのですから、まあつながりは現在ありませんね。過去にはあったかもしれませんが。
ちょっと後付ですが、出てくる人間で主要なのは、
主人公 ヒロイン 主人公の保護者 神社の神主・巫女さん 先生 主人公の同級生(仮)
最低六人。分量二百枚ですから、登場人物はこんなものでしょう。確かどこかに数式がありましたね。あくまで目安だけど、原稿用紙の枚数をいくつかで割ってプラス一するやつ。まあこんなもんでしょう。
・次にキャラクターを詳細に規定していきます。中村様の言う「型」から始まって、水芭蕉猫様の言う独自の価値観、上野様、浅田様の言う信念の設定まで持っていきます。
同時に世界とのリンクを構築するようにします。
1、主人公
→名前は長谷川タクム。高校二年生。17歳。
→身体的特徴は黒髪、けだるげな眼。髪の毛に特徴はない。鼻筋は通っている。体に筋肉はあまり付いていない。服装は制服がデフォルメ。夏だから上は白い半そでワイシャツ、下は通気性の優れた黒のズボン。靴は革靴。ベルトは高校指定のもの。黒に金の留め金。
→表情は基本的に無表情。けだるげ。あまり表情が動かない。何を考えているか分からない。周囲との関係が薄いからである(←新たな規定)。良く見せる表情は特になし。表情が動かないから。
※気付いた点:こういうタイプは意外に繊細なのではないか。表情が動かないと言っても、他人から本当に優しくされたときや、理由のない好意を受け取ったときはそれにヒビが入るのではないか。
→意外に繊細である。理由のない好意を苦手とする。一方で敵意や、悪意には敏感(←規定)。基本的には物事に動じず、思慮深い。やや考えすぎの嫌いもあるか。ただ、人づきあいに関しては、以上からかなりさっぱりしているところがある。むしろ行き過ぎてそっけない、無愛想。
→周囲との関係性だが、表情に乏しいため、学校の友達は基本的にいない。評判も良くない。何を考えているのか分からない。怖い。
※しかしあまりにも暗すぎるといじめの対象になるのではないか。その場合本作品の趣旨とはあまりにもかけ離れた状況になるだろう。したがっていじめられない理由がいる。
→喧嘩はある程度強い。思慮深いから、いさかいを起こすようなヘマはしない。基本的に筋は通す人間。ただ、周囲とのかかわりがなさすぎるため。その辺りの美点が相殺されている。
口癖「別に」「どうでもいい」「(内心で)こいつ馬鹿だろう」
→過去。
※どうして人との関係性を否定するようになったのか理由がいる。
→近親相姦。十三才の時、四さい年上の姉と関係を持ってしまっている。二人だけの秘密だったのだが、近所の人にバレる。神社の裏で抱き合っていたのを見られたのである。必然的に親にもばれる。姉が「私が全部悪いの」と遺書を書き残し自殺。姉は死ぬ直前、「ずっと一緒だから」と言っていた。それで一人逃げてしまった姉は自分を裏切ったのだと考えている。以降人を信用しなくなる。周りからも奇異の目で見られているので、周囲に対して閉鎖的になるのにはこれで説明がついたか。
→両親の仲も悪いことにする。姉とのかかわりを持ったのも、ひび割れた家庭の中でぬくもりを求めたからである。姉に対する母性のようなものも感じていたと考えられる。
→現在。
→周囲に対して閉鎖的。村人も基本的に彼に対して非友好的。
→思慮深いから頭は良い。どうせなら極端になるべきだろう。校内で五番くらいの学力。授業を聞いて、宿題をするだけでそのくらいの順位をとる。テスト前はノートを見返すなど、基本的に真面目。
※この人物を際立たせるには対照的な人間が必要になるのではないか。男友達……はいるとは考えにくいから、女の子で無駄にかかわり合いを持ってくる人間を配置すべきだ。どうせならこれをサブヒロインに置こう。
→周囲との関係性を薄くするためにも、たいていのことは自分でできるようにしておこう。
→タクムの持つ問題点と解決策。
→タクムの精神的欠落。周囲に対する閉鎖的思考。幼いころの過ち。姉の裏切り。親との隔たり。村人との非友好的関係が彼を孤独にさせている。
→克服の手段として、まず第一に考えられるのは親との隔絶をなくすことだろう。村人の方はどうしようもない。時間が解決してくれるのを待つのみである。また両親との隔たりを埋めるためには何かの起爆剤が必要だろう。
※本作のテーマである。アピールするべき点であろう。解決法をヒロインに求めるべきか。問題はメインヒロインの性格を暗くするか、明るくするかである。それにより大きく変わってくるであろう。
→器用になんでも出来てしまうところがいけない。自分の無力さ、あるいは人の温かみに触れて一人では生きていけないと悟るべきであろう。
※本作のテーマである。
以上ですね。次はヒロイン(多分二人)の詳細な設定といきましょう。