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『月夜のフィナーレ、君はいない』 作者:せれん / ショート*2 未分類
全角844.5文字
容量1689 bytes
原稿用紙約3.4枚



               漆黒の空に浮かぶ月からの光が、己の部屋を照らし。
                  固い万年筆が、優しく指に沈んでいた。





『お元気ですか。 私は、昔と変わらず……』

そこまで書いた途端、視界が滲んだ。ああ、まただ。
彼に手紙を書こうとすると、どうしても泣いてしまう。心の中で小さく弱虫、と己を罵った。
目から雫が零れ落ちて、白い便箋を濡らしていく。
未だ零れ落ちる涙を拭いもせず、その紙を両手でクシャクシャにして、部屋に放り投げる。
ああ、これで何回目だろう。

ふと振り返ると見えるのは、白い、便箋の山々。
どれも、二、三行程しか書いてなく、所々に己の涙が染みている部分があった。
情けない。本当に、情けない。

彼が見たらなんて思うだろう、云うだろう。吐き捨てるように、無様だと云うだろうか。
いや、そんな筈が無い。
私は、彼がとても優しい事を知っている。

だから、離れた時も、そして今も涙を流し続けているのだ。
メールアドレスや電話番号、聞いておけばよかった、なんて今更後悔して。
知っているのはお互いの住所のみ。
だって、逢おうと思えばいつでも逢えたから。今は逢えない、けれど。

ふかふかのイスから降りて、フローリングの床に座り込む。
途端、冷たい感触が脚を刺激する。
何度も何度も涙を拭った手で、白い紙を掴んで広げた。

『最近、逢ってないけど、どうしたの? よかったら、連絡』

そこまでで、文字は終わっていた。
連絡先を教えて貰いたい、とでも書こうとしたんだろう、きっと。
でも、やっぱり字は途切れている。紙には当然、涙の染み込んだ跡。


「ばかみたい……」


違う。
ばかみたいなんじゃない。
ばかなんだ、本当に。
私は彼の恋人でも友達でも無いし、仕事仲間なだけ、で。
彼の居場所を知る権利も、何も、無い。


だけど、どうかどうかお願いです。
今だけでいいから、彼のことを、想わせて。


そう、月に祈りながら、私はまた涙を流した。


  
2009/02/26(Thu)02:19:50 公開 / せれん
■この作品の著作権はせれんさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは、初投稿のせれんと申します。

一応見直しはしたのですが、直さなければいけない点が多々ありますと思うので、
よければ誤字指摘や、アドバイスをお願い致します。

文章中の『云う』はわざとですので、ご了承下さいませ。

 
この作品に対する感想 - 昇順
こんにちは!読ませて頂きました♪
彼への切ない気持は伝わってきたように感じます。一文一文が短いので必要ないのかも知れませんが、文頭の一字字下げはしてもいいかもです。それと改行をこれほどしなくても読み易いように感じました。
では次回作も期待しています♪
2009/02/26(Thu)10:12:440点羽堕
こんにちは!
伝わって来ましたか!?あ、安心しました・・。
ふむふむ・・一字字下げ、ですか・・。
ちょっと推敲してみようと思います。

ありがとう御座いました!
2009/02/26(Thu)20:54:370点せれん
作品を読ませていただきました。切なさの感情のみを前面に押し出しているためメリハリが無く、本当に苦しい感情が埋没しているように感じました。負の感情や客観的な部分を書いて文章に波をつけても面白かったと思います。では、次回作品を期待しています。
2009/03/01(Sun)23:55:400点甘木
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