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『僕の地球白書』 作者:沙羅☆ / ファンタジー 恋愛小説
全角604.5文字
容量1209 bytes
原稿用紙約2.4枚
宇宙から来た少年ウェント。ホームスティ先の少女澪。2人の間に芽生えつつある「恋心」
唐突だけど、ハッキリ言う。
僕は宇宙人だ。地球によく似た星から来た為、見た目は地球人そっくりだ。
僕の年齢は256歳。地球人の15,6歳に当たる。
学校の宿題で、地球を調べてくる事になった。
だから今は、宇宙船の中で地球へ着くのを待っている。
その間に、もう一度資料を確認することにした。
僕は、ホームスティする家庭は雛守(ヒナモリ)家。
僕と同じ年(15歳)の女の子が居る。
名前は雛守澪(ヒナモリミオ)。父親は、和(ヨリ)大きな病院の院長。結構裕福な家庭らしい。
母親は佑(ユウ)ピアノとお菓子作りが趣味らしい。
僕は、あらかじめ澪の友達で、泊まりに来ている。という設定にしてある。
その為の資料を見ているうちに、青い星が見えてきた。
地球だ。なんて綺麗なんだろう?
さてと。そろそろ降りる準備をしなければならない。

しばらくして、雛守家が見えてきた。
というより、雛守家までワープした。
唐突だが、僕はとりあえずチャイムを押した。
「ピンポーン」
うわっ。地球のチャイムって間抜な音だなぁ。
僕はそう思いながら、しばらく誰か出てくれるのを待った。
25秒くらいだろうか?ドアが開いた。
出てきたのは、娘。澪みたいだ。
茶色の目をしていて、髪の毛を腰のあたりまで伸ばしている。
地球の子から見たら、可愛いほうなのだろうか?
「…」
沈黙が続く。
おかしいな?記憶操作はしたはず…。
「…誰?」
ボソッと澪はつぶやいた。
「えっ?!えっっと…」
2006/11/10(Fri)20:34:23 公開 / 沙羅☆
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