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『矛と盾』 作者:雅龍裂光 / ショート*2 未分類
全角1283文字
容量2566 bytes
原稿用紙約4.15枚
矛に盾と書いて矛盾(むじゅん)と読む。
昔、ある国の商人がある物を売っていた。
それは、何でも突き通す矛と突き通す物はない盾である。
そしてある客が商人に疑問をぶつけてみた。
「その矛で盾を突いたらどうなる…」
これが有名な矛盾の話で、ここで話は終わっているのだが、この話の続きを考えている男がいる。
この男は謎を解明し、売って生活している男だ。
この男が考えた続きを紹介しておこう。

続き1 矛が勝つ
これは矛で盾を突いたら矛が盾を貫くという形になる。
また、矛が盾を貫いて両方崩れた場合でも矛の勝ちである。

続き2 盾が勝つ
これは矛が盾を突いても盾を貫けないという形になる。
また、矛が盾を貫けず両方崩れた場合でも盾の勝ちである。

続き3 引き分け
上の考えの両方崩れた場合を引き分けと判断しても良い。

続き4 嘘
矛が実は普通の矛だったなど、嘘があった場合はどうでもいい話にかわってしまう。

男が色々な考えを巡らせながら調査をしていると、部下から電話が来た。
「矛盾の答えなんですが………でした」
「そうか。わかったごくろうだったな」
部下からの電話を切ると、すぐにお得意先の小説家に電話をかけた。
「そうですか。これでまた小説は大ヒットですね。いつも通り売り上げの5%振り込んでおきますから」
数ヶ月後に小説が発売された。タイトルは『矛と盾』だった
小説の内容はこうだった。
昔、何でも突き通す矛を持っている男と何をされても傷一つつかない盾を持っている男がいた。
その二人の男が対決をすることになった。
対決は矛の男が盾を突き通すことができないので盾の男の勝利かと周囲の者は思ったが、矛の男がいきなり笑い出してこういった。
「ははは、守りだけでは戦には勝てん。相手は相当の臆病者と見た。こんなにおもしろい話が今までにあったことか。はははははは」
矛の男の大笑いが周りに響いてこだました。そして、こだまではなく周囲の者が笑い出した。
「臆病者が引っ込めー」
罵声を浴び盾の男は怒り、剣を抜いて笑っている隙だらけの矛の男にその怒りにまかせて斬りかかった。
勝負は一瞬でついた。矛の男はここぞとばかりに矛を剣に突き立て剣を砕き、盾の男の首をとらえた。
そして、盾を手に入れた矛の男は最強の名を語っていった。
これが矛盾の真実なのだが、何故おかしく伝わったのだろうか。
その答えも説明しておこう。
昔、中国は三つの国に分かれていた。三つの国とは、魏、呉、蜀の三国である。これは有名な三国志である。
三国志にはかなり頭のキレる者がいた。諸葛亮孔明と司馬慰仲達の二人である。
守りに徹していた司馬慰を孔明が挑発して攻めさせようとしたのだが、司馬慰は矛と盾の話を知っていたので、攻めることはせずに戦に勝ったのである。
司馬慰が孔明に勝てた理由でもある話なので魏の者はこの話を広めていったが、蜀の者が話を変えて広めていったので、客に疑問をぶつけられ商人が黙る。というふうに伝わってしまったのである。
予想通りに小説は100万部を超えるベストセラーとなった。
あの男は次の謎を解明するために捜査を始めたようだ。
2005/12/16(Fri)23:53:09 公開 / 雅龍裂光
■この作品の著作権は雅龍裂光さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
眠たいです。
今日中に書き終わりたかったので、がんばりました。
自分では良い出来だと思ってます。
感想多々お待ちいたしております。
眠いので誤字、脱字があるかもしれませんから、見つけたら言ってください。
とりあえずおやすみなさい。眠い………
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