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『石の花』 作者:サンクスギビングデイ / 未分類 未分類
全角545文字
容量1090 bytes
原稿用紙約2.4枚







◆stone of flower




石の花が咲いていた。美しくもなく、香りも無い。
 ―なんのために?
 ―石の花なんて誰が見る?
 ―珍しがられるだけ。
 それでも花は咲いていた。
 始めは皆珍しいと言って注目していた。
 しかし、それだけ。
 結局最後まで、花として見てもらえなかった。
 しかし、それでも花は咲き続けた。
 自分の存在を疑ったことだってあるだろう。
 しかし、それでも花は咲き続けた。
 罵られたこともあっただろう。
 しかし、それでも花は咲き続けた。
 ―なんのために?
 やがて一人の男がやってきた。
 そして男はじっと花を見つめていた。
 しばらくして、一言。

   ―綺麗だね―

 そう言った。
 男は自分を信じているものを見て、素直に言った。
 花はなにも変わらない。ただ咲き続けている。
 いきなり、綺麗な花になったりなんか、しない。
 突然雨が降り出した。
 男はしばらく花を見ていたが、やがて何処かに行ってしまった。
 花は雨の中も咲き続けた。
 気のせいか、さっきよりも堂々と。
 やがて雨はあがった。
 空は限りなく青くなった。
 雲ひとつ無い晴天の下、花は咲き続ける。
 石の花から雫が落ちた。
 それはまるで…。

 花は咲き続けている。今も何処かで、ひっそりと、そして、堂々と。
2005/04/10(Sun)01:06:30 公開 / サンクスギビングデイ
■この作品の著作権はサンクスギビングデイさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
初めてこのようなところに投稿します。場違いでしたら本当にすいません。無性に文字を打ちたかったので書かせていただきました。
ルール守っていませんでした。すいませんでした。
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