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『ミツル 1』 作者:烏賊 / 未分類 未分類
全角1156.5文字
容量2313 bytes
原稿用紙約3.75枚
「おるぁー起きろワレー!!!」
朝、これがいつも繰り返される。起きるまでずっと。僕が起きないとき、ひどくなると蹴ったりされる。絶対、虐待。ま…両親じゃないけど。
朝はたいていそいつは姿を見せない。ただ声と衝撃だけ。
「あ゛ーもーわかったから蹴んなよー!」
僕はそう怒鳴るように言って、眠そうにあくびをして、目をこすった。
こいつのおかげで、小さい頃から一度も学校に遅刻したことはない。ただ、休日も同じ時間に起こしてくれるのはどうかと思うけど…。
のそのそ階段を降りて、朝の挨拶。
「おはよー」
「ハイ、おはよ」
お母さんが無愛想にそういう。
その日はめずらしく、あいつは朝に姿を見せた。
「おっはー、おばさん」
そう言いながらつまらなそうにノビをするその姿は、人間じゃない。
「はい、おはよ、みっちゃん」
お母さんは僕のときと同じように挨拶をして、そこに寝そべる『狐』を見る。
絶対おかしい。家にお稲荷様は祭ってあるけれど、なんでそれでウチにこんなのが居ついてんのか、不明。
その『狐』は『ミツル』と名乗り、結構昔からこの家に居ついている。その『昔』っていうのは、正確なことは言えないけど、多分、僕が生まれる前からだと思う。
ミツルは尻尾が9つある、よく伝説とかにでてくる『九尾の狐』で、神だか妖怪だか(ミツルは『神だ!』と言っているが真偽のほどはさだかでない)知らないが、突然出てきて突然消える、妙な存在だ。
ちなみに僕の名前は『岩倉満』。というか僕の名前も『ミツル』。これは完全なる偶然だ。僕が生まれて、名前をつけて少しして狐のミツルが出てきたのだ。
お母さんは、狐を『みっちゃん』、僕を『みっちー』と呼んで区別している。
「なぁ、みっちー、今日学校行くの、付いてってもええか?」
突然ミツルがそう言った。突然と言ってもたまにあることで、ミツルは何もやることがなくなるとそういう事を言い出す。
「だめ。 他人から見えなくてもだめ。 つーかみっちーって言うなよっ!」
僕はすぐさまそれを却下して、トーストーを大きくかじってほおばった。
そう。ミツルは僕と僕の家族以外には誰にも見えない。声も音もわからない。でも、ミツルは僕に口うるさく話しかけたりするので、嫌だった。
「今日はなんや妙な感じがするんじゃ。 遠方から何か来とる」
「ハァ? 何言ってんのさ。 何言っても、OKなんて言わないよ!」
僕は声色を変えずに言うと、トーストの残りを全部口にいれて、それを牛乳で流し込んだ。
そしてすぐに歯を磨いて、顔を洗って、制服に着替えた。その間ミツルは『付いて行きたい』としゃべりまくっていたけど、僕は無視した。
そして無視したまま
「行って来まーす!!」
と叫んで、勢い良くドアを閉めた。
ミツルが玄関先で恨めしそうにこっちを見ているのを尻目に。


2005/02/13(Sun)00:13:05 公開 / 烏賊
■この作品の著作権は烏賊さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
はじめまして。烏賊ともうします。
ずっと前に来たことがあるのですが、一応(汗
またよろしくおねがいします。
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