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『コロッケ』 作者:トロサーモン / 未分類 未分類
全角2621.5文字
容量5243 bytes
原稿用紙約9.65枚
僕は昼の4時頃突然おなかが空いた
あんまりおなかが空くので自動販売機で「小子牛」を買う事にした
僕は自動販売機を探しそれが見つかるとすぐさま「小子牛」(140円)を買う事にした
僕はポケットから140円を出しお金を入れスイッチを押す
ぐにょーんうにょーんぐにょーんうにょーんと音がしたが「小子牛」は出てこなかった
僕は怒って蹴りを5発ほど自動販売機に入れた
するとまたぐにょーんぐにょーんうにょーんうにょーんと音が鳴ったがやっぱり「小子牛」は出てこなかった
僕はキレて近くにあったゴミ箱を自動販売機めがけ投げた
するともう一度音が鳴ったがその音はヘヴィーメタルロックの音になっていた
ぐにょーんどどどどどどうにょーんばばばばばばばぐにょーんどどどどどどどうにょーんばばばばばばば
とギターとベースとドラムの入り交じった音になった
すると突然自動販売機のドアが開いた
中には「小子牛」はいなかったがサングラスをかけた「子牛」はいた
「子牛」は「ファッキンジャップぐらい分かるよバカやろう」と言って僕の腹に蹴りを入れた
僕は咳き込みながら「140円返せや」と言った
子牛はまたキックしてきた
子牛は「140円返して欲しければ俺を倒すんだな」と言った
仕方がないので持っていた日本刀でぶった切ると子牛の体から血の代わりにコーラが出てきた
そのコーラはペプシで炭酸は入っていなかった。なのでリヤカーを借り子牛を乗せお肉屋さんに行った
お肉屋さんに行くとお肉屋から「ファッキンジャップぐらい分かるよバカヤロウ」と言われた
仕方がないので子牛と引き替えにコロッケ6つとお肉を貰い、そのまま家に帰る事にした
僕は帰る時にコロッケを取り出し一つ一つ取り出しながら食べていると5分も経たないうちに3つも食べていた
僕はもう一つ食べようかなと思ってコロッケを取り出すとコロッケからカチコチと音が鳴っていた
僕は怒ってお肉屋さんにコロッケを持って行き
「これどうなってんのや!」と怒るとお肉屋は「ファッキンジャップぐらい分かるよバカヤロウ」と言った
仕方がないので僕はお肉屋を出て行き持って帰る事にした。
しかしカチコチと言う音が嫌になり捨てる事にした
カチ
コチ
カチコチ
カチコチ
僕は捨てるところはないかなと見ていると空にドラえもんに出てきそうな穴があった。
僕はその中にコロッケを捨てた。
ベチャと頭に肉のつぶれるような感触がした
それはさっきのコロッケだった
変だなと思いもう一度コロッケを穴に投げた。
コロッケはどこかに消えた
僕はほっと一息ついた瞬間、コロッケが空から山のように降ってきた
まさに雨のようだった
周りにいた人々は叫びながら逃げていた。
僕も頭をバッグで押さえながら綺麗なところに落ちたコロッケを拾いながら逃げていた
走っていると大きな道路に出た。
僕はとりあえずコロッケの雨から逃げたかったので走ってくる車に向かって大きく手を振った
遠くから車が来た
「助けてくれ」ぼくは大きな声で叫んだ
車は僕に気が付いたのか僕の方に車を寄せてきた
ほっとした瞬間、車はコロッケの油でスリップし横滑りになってバウンドしそしてガジャンギャジャンと音を出しながら飛んでいった
「がやふすすえへええは」とよくわからん声を出しながら僕はしゃがみ込んだ
車は僕の頭の上を通り、そして10メートル先の電柱に当たり車は止まった。
僕は車に近づいた
僕はドアを開けると中にはサラリーマンが乗っていた
「大丈夫ですか?」と聞いた
サラリーマンは突然「コロッケエエエエエエエエエエ」と叫びながらボロボロになった車を走らせた
僕は一人になった
その後も車を待ったが車は通らなかった
僕は走った
アパートまで10分
体中にコロッケが当たる
痛いとかそんなの知ったこっちゃねえ
こっちは急いでんだ
僕は走った
その時僕の頭にグチャとコロッケが当たった
僕は吐いた
カニクリームコロッケだったのだ
カニクリームコロッケの匂い
その時カニクリームコロッケが辺り一面に降ってきた
お肉屋コロッケとの比率はコロッケ1カニ9
僕は気合いを入れるため走りながら「うわああああああああああ」と叫んだ
後2分
後2分
アパートが見えた
その時背中に固い物が当たった
それはトンカツだった
音がぶじゃじゃじゃじゃぶうじゃじゃじゃすあじゃじゃから
ぶどおどぶどおどぶどどぶどおぶどおおどどどどになった
それだけ破壊力がつよかったってコトだ
この一直線を走ればなんとかなるのに
僕はヘロヘロだった
50メートル
40メートル
30メートル
20メートル
僕の頭に衝撃が来る
「アアアアアア」
ギターノイズにも似た声を上げ倒れ込む
もう一度立ち上がる
また当たる
「ファアアアアアアアアアアアアアア」
ギターノイズ
アパートから住人が助けに来る
「ジーパンしっかりしろ!」と女の人の声がする。これは201の真鍋さんの声
「ジーパンを持ち上げるぞ!」男の声。これは204の山口さんの声
「ジーパンしっかりするねんて」これは203のジムの声
「ジーパンこれは幾つだ」と4本の指を出すこれは205の堤の声
「しっかりすんのよジーパン」と206のおかまのキャサリン

僕をみんなが持ち上げてアパートまで運んでゆく

僕は部屋の鍵を山口さんに渡し開けてもらった
部屋はひどい事になっていた
「油の雨漏りやね」と真鍋さんはマイペースに行った
僕はその場に崩れ落ちた

目を覚ますと外からドドドドドドと音はしていなかった
「起きた」周りにはアパートの住人が居た
続いてテレビの音が聞こえる
「東京では5人がトンカツが頭に当たり死亡 交通は麻痺しています」
「福岡ではカニクリームコロッケにより電車が脱線」
どうやら半日以上寝ていたらしい
僕は立ち上がりみんなにありがとうございましたと言った
「いえいえ」みんなはそう言った
「ありがとうホンマにありがとう」
涙が出てきた
僕はなみだに手をやった
ヌルヌルしていた
僕は手を洗いに外に出た
共同のトイレに入り中にある洗面所で手を洗っていると、突然ドサッと音がした。
僕は手を洗い終わると廊下を通り外へ通じる階段から外を見た
外は夜だった
あれ聞き間違い?
影が二つ降ってきた
そして3つ
その時手すりにギュワンと言う音とブシャアアアと音がしたそれとともに赤い物が体に付いたそれは魚の血だった
僕は絶望とも笑っているともどうともつかぬ顔をした
そして
魚は降ってきた
魚は何時までも降っていた
2005/01/13(Thu)19:34:13 公開 / トロサーモン
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■作者からのメッセージ
初投稿
トロサーモン
ケミカルブラザーズを聞きながらエイフェックスツインを聞きながらファットボーイ・スリムを聞きながらこの話を書きました
変ですがもし読んでくれたのであればもの凄く嬉しいかもしれません
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