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『鎮魂歌―レクイエム―はいかかです?』 作者:ニラ / 未分類 未分類
全角6900.5文字
容量13801 bytes
原稿用紙約20.65枚
      「プロローグ」
貴方は死神を信じますか?
そして、恐れていますか?
貴方は死神は悪いと思っていますか?
そして、非難しますか?
でも、もしも、死神に命を救って貰えたときがあったら、
貴方は――――


―――――「死神に宣告された少年」―――――
 

 ある、猛暑の秋。幼顔の少年―祭 晴喜―は、町の蒸し暑くなるような灰色で覆われた大通りの中を、冷たくなっているアイスをもって、静かに歩いている。髪の色はさらりとしている黒で、服は静かな水色のシャツと茶色いたんぱんである。汗を時々拭いながら、少年は生き返ったような顔で涼しいアイスバーをなめている。しかし、服はもう湿りきっていて、絞れば相当出てきそうなほどである。少年は十六歳であり、今は、高校生なのだが、秋休みであった。秋といえども、今年の暑さは半端ではなかった。サラリーマンの男は、しょっちゅうハンカチを出しては頭からたれてくる汗を拭っている。
―やっぱり、こんな日にはアイスだね!!―と心の中で連呼しながら大通りを進んでいく。
 大通りの中心部のあたりにさしかかったとき、晴喜はふいに目にしてしまった。赤い服を着た子供が、ボールを飛ばしてしまい、それを取ろうと、道路に走り出す。そこは、最も車の通行が多い道路だった。それを晴喜は見て、見知らぬふりなど出来はしない。持っていたアイスを投げ出し、無我夢中で走り出す。
 響き渡るブレーキ音、子供は向かってくる車に対して状況が飲み込めずぽかんしている。母親はその状況に気づき、何度も子供の名前を大声で連呼し、荷物を全て捨てて道路に走る。そして、その全てがごちゃごちゃになって道に放り出される。
 足は速い方だった。自分で考えても、高校では一・二を争えると思っている。その力強い足で、一歩一歩大地を蹴り、子供のいる所へ勢いをつけて飛びこんだ。もう迷っている暇も無かった。ここで止まれば子供の命は無い。晴喜はそう思っていた。
 車の急停止する音が聞こえる。道路に血は流れていない。そして、子供と晴喜のすがたも見えない。
 二人は道路の脇にいた。晴喜は少し、服が破れて血がにじんでいる所はあるが、子供は、突然起こったことの状況がやっと追いついたようで、大声を上げて泣いている。母親はこちらに走ってきながら晴喜と息子の無事を聞いた。
「大丈夫ですか!? 怪我は!?」
「平気ですよ・・腰打っただけです」
 抱きかかえていた子供をおろすと、いてて、と腰を擦りながら置きあがる。子供は、泣きじゃくる母親の所にはしっていく。母親は、子供を抱き、晴喜の所へ来ると、ハンカチで目頭を抑えながら、小さい声を発した。
「ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・」
「泣かないでくださいよ、怪我してませんから・・今度は気をつけてくださいね?」
 母親はコクリと頷くと、ゆっくりと振り返って歩き出す。そして、灰色に覆われた大通りに消えていった。気がつくと、危うく引きそうになっていた車の姿も見えない。たぶん、引きかけたと言う責任を取りたくなかったのだろう。
「いててて…家に帰って休んだ方がいいな、こりゃ・・」
 晴喜が立ち上がると、帰り道を歩き始める。しかし、辺りは変であった。あそこまで危険な事がありながら、そこらを歩いているサラリーマンの者達は、何も無かったように反応も無く歩いている。もちろん、心配をされたり、注目をされたりするのは晴喜は苦手なので、そのほうが都合がいいと思っているのだが、やはり、誰だって助けるために自分の命を捨てるより、自分の命を守ろうとするのが当たり前だろう。
 確かに、晴喜のように命を捨てる覚悟をしてまで他人を助けようとする者はそうそういないだろう。と、晴喜は自分で納得し、大通りを抜けた道へと急ぐ。しかし、その時、氷を体中に入れられたような、何か説明しにくい冷たい視線を投げかけられてるような気がした。しかし、子供を助けたときのことを考えたせいだと、気がつかないふりを晴喜はした。しかし、大通りからは、晴喜の感じた通り、確かに冷たい視線が投げかけられていたのを晴喜は知らないでいた。
 

 自分の家に帰ったと同じに、偶然にも雨が降り始めていた。普段なら、あそこまで晴れていた猛暑の天気が一転し、大粒の雨など降るはずが無い。現に、晴喜はアイスを食べなくては、死にかけていたのだから。
 家には誰もいなかった。晴喜の家は、四人家族で、父・母はボランティア関連の仕事で、アフリカに出張中である、その仕事は長いので、あとニ・三年は帰ってこないのは承知である。そして、兄は家出中で今も捜索中である。なので、今まで晴喜は一人でこの家に住んでいた。
 家は、なかなかの上質な雰囲気をかもし出していた。外壁は真っ白で、中は部屋が三つ前後あり、それが三階まであるのであった。晴喜はリビングに行くと、いつも通りにテレビをつける。そして、床にあぐらをかいていた。その時、大通りにいたときに感じた冷たい視線を感じ、それと共に、後ろの戸がキイ、と開く音がした。振り向くと、そこには、白い長衣を着て、背丈ほどもある大きな鎌を持った少女が立っていた。青い髪で、普通の人なら見とれてしまうのではないかというほどの美女である、と晴喜は考える。
「あの〜…家に勝手に入ってきて、何のご用でしょうか?」 
 晴喜が少し慌てを隠しながらそう聞くと、その少女は口元に少し笑みを浮かべて、鎌を構えるる。そして小さな口を開き、澄んだ綺麗な声で、容赦なく春樹にこう言った。
「貴方の命をいただきます」
「え?」
 少女の鎌はしっかりと春樹の脳天に向かって突き進む。それを慌てて避けると、すぐさま立ちあがる。鎌は床にストンとつき刺さり、抜くのに力を入れている。それだけでも、鎌の鋭さは十分に分かった。
「何だよ!! あんた、そんな鎌振りまわすな!!」
 晴喜は突然の事を受け入れられず、慌てて白い長衣の少女に向かって叫ぶ。しかし、少女は何も聞かなかったように、抜いた鎌をすぐさま晴喜に向ける。すぐさま後ろに逃げれば家から出れる。しかし、後ろを向いたら鎌が襲ってくるのは確かであった。そう考えた晴喜の決断はこうだった。
――やるしかない――
すぐに動きリビングの隅にある大きなキッチンに向かうと、鎌がまた飛んでくる。しかし、見をかがめ何とかそれを避けると、キッチンに向かって走り、すぐさま、包丁を手にしようとする。しかし、一瞬戸惑う。
「今度こそ!!」
 少女は三度目の正直といわんばかりに、鎌を振り下ろす。晴喜はとっさに、包丁立ての上の棚に置いてあったこしょうを握るとキャップを外して、思いっきり振りかける。反応は無く、鎌は止まる気配がない。少し後ろに下がったが、鎌はしっかりと、晴喜の左肩に食いこんだ。


――――――第二話「命は六週間」――――――


「俺、どうなってるんだ?」
 左胸にしっかりと食いこんでいる鎌を見下ろしながらゆっくりと言う。戸惑いよりも、何故死んでいないのか、とう言う驚きで、冷や汗をだらりと流している。
 突然、少女は鎌を引きぬく。鎌の先端に血はついていない。そして、胸からも流れ出ていない。出てきたのは、黒一色で染められている表紙の分厚い本だけであった。
「何だよ、これ…」
「説明する義務はありませんので…」
 少女はさらりとそう言うと、鎌から本を引きぬき、開いた。
「祭晴喜・西暦二千ニ年生誕・残り寿命『六十年』か…長生きするのね」
 少女は分厚い本を開くと中に書いてある事を読み上げる。どれもこれも、晴喜にとっては懐かしい事ばかりであった。
「何してんだよ、俺の秘密ばっかじゃないか!! 返せ!!」
 晴喜は読み上げられる事に恥ずかしさを感じ、手を伸ばそうとする。しかし、手は動かない。オマケに、動かそうとすると体中に痛みが走る。何処を動かそうとしても同じ事である。痛みは針でちくりと刺されるような程度だが、何回か続けていくうちに痛みは増してくる。
「やめた方がいいわよ。この本を抜き取られている間、貴方は全身を茨で縛られているような物だから…」
「だから、何でこんな事するんだよ!!」
「説明する義務はありませんので…」
 少女はまたもやさらりと言い放つ。そして、本に目を大体通すと、パタンと閉じる。そして、鎌を自分に向ける。
「お、おい!! 何やってんだ。自殺するつもりか!?」
 さくりと自分の左胸に鎌を刺す。しかし、痛みはあるようで、「うっ」と言う声を少しあげる。
 胸からは血が流れ出し、その血はだんだんと形を成して行き、最後には赤い羽のついたペンが現れる。そうすると、改めて本を捲り、最初のページの「寿命」と書かれた所の「六十」に赤い線を引く。線を引いた所にあった字はだんだんと薄くなり、しっかりと消えた。それを見た後、少女はそこに「六週間」と書きつける。
 書き終わると字は赤から黒に変わり、ペンも消えて血となり、床に弾けた。しかし、少女の胸からは血はもう流れてはおらず、残ったのは床の血のみであった。
「終わりだ。この本を返すぞ」
 本を手に取りそう言うと、晴喜の胸にある痛みの無い傷口に本を押し当てる。取り出したときとは全く違い、ズブズブと入っていく本を見ながら、晴喜は苦痛に耐える。入れ終った時には、体を取り巻いていた何かが無くなり、動くようになる。
「ご協力ありがとう。これで君の寿命はあと一ヶ月とニ週間だ。」
「どう言う事だよ! 意味わかんねえ!! 理由を教えろよ!!」
「義務は…・・…キャ!!」
 晴喜は少女の肩をしっかり掴む。その時、足がもつれて、少女を押し倒してしまった。少女は、さっきまでの綺麗で澄んだような声から。幼女の出す高く、柔らかい声で悲鳴を上げる。
「何をする!! 人間だからと言って容赦はしないぞ!!」
「いったぁ・…、ごめん!! わざとじゃない!!」
 大きな声で晴喜を叱り飛ばす少女に向かって、晴喜は謝りながら立ちあがる。
「お願いだからさ、何で俺がこんな事にならなきゃならないのか教えて?」
「義務は無いといったはずだろ!!」
「大体でいいからさ、どうせ、1ヶ月後には死ぬんでしょ?」
 少女は、仕方ないと言うように顔をしかめて晴喜を見る。そして、静かに口を開ける。
「私は死神、つまりは命をつかさどる神の一部・…」
「で、何で俺を?」
「はぁ・…、数時間前にお前が助けた子供がいただろう」
「うん、あの時はもう危機一発だったよ」
「それがいけないんだ」
 晴喜の気楽な態度に嫌気がさしたのか、少女は適当というような感じで話を進める。晴喜は、それを軽く笑いながら聞いている。
「つまり、子供はあの時引かれて死ぬはずだったのだ。寿命本にもそうなっているはずだった。しかし、その本の寿命がゼロになる瞬間、君が助けてしまったわけだ。そして、その本の寿命は、ゼロになりかけたはずが、君の寿命をコピーしてしまい、生き延びてしまった」
「そう言う事って良くあるの?」
「あるわけが無い」
 晴喜の柔らかい表情を見ながら、少女は溜め息をつく。それは、二人以外誰もいない部屋中に静かに響く。カチ、カチ、と音を鳴らしている時計の小さな針の動きも、しっかりと聞き取れる状態である。
「これは偶然であった。こんな事を誰も予想しなかったはずだ」
「それの何が悪かったの?」
「霊界と生物界はつながっていて、一日に誰が死に、誰が生まれるかと言う物が、ちゃんと管理されていて、その来た霊の数だけどんどん場所を広げていくはずだった。しかし、子供が一人来なかったせいで、天国と地獄のうち、天国に開きが出てしまった。そして、そこへ行こうと地獄に言った者達が霊界で反乱を起こしてしまったので、パニック状態なのだ」
「良く分からないけど、つまり、霊界で地獄の者が天国に無理やり行こうとしてるんだね?」
 少女は、晴喜の状況の飲み込みやすさに感心しつつも、話を続けていく。
「そして、六週間ぴったりに誰か死人を連れてこないといけないと言う事になったのだ」
「そう」
 晴喜はぶっきらぼうに答える。普通の者達の反応と違っていたため、少しだけ少女は驚く。そして、晴喜に青い顔をしながら聞く。
「怖く、無いのか?」
「全然」
 少女は「何故?」と晴喜に問い掛ける。すると、晴喜はにっこりと笑いながら自分の手でグーを作り、親指を立てる。
「俺より小さい子供が助かるんなら、問題無いよ」
 少女は思わず持っていた鎌を床に落す。床には二つ目の鎌の刺し跡がつく。その傷を渋い顔をしながら晴喜は見つめる。少女は、そうした後、ストン、とその場にへたり込んでしまう。やはり、死を宣告された者達と考え方が違うのもあるが、ここまで前向きな少年は、少女にとって始めてだったからであろう。
 晴喜はその少女の放心状態なすがたをみて、あははは、と笑い声を上げた。


―――――第三話「嘆きと死神」――――――


 枯れ始め、木の葉は赤に染まりつつあった。そして、夏のような暑さは消え去り、肌寒い風が吹き荒れている。たまに見かける煙は、落ちた紅葉を寄せ集めて燃やし、それで暖を取っているのだろう。
 晴喜は首に栗色のマフラーを付け、大きな茶一色のコートを着て商店街を歩きながらそう言う。
「そういや、気がつけばあと1ヶ月か…」
 晴喜はそうぼやきながらかじかむ手を口の方に持っていき、ハァ〜と白い息で暖める。そうすると、少しだけはかゆみを押さえることができた。
 晴喜は紅葉で満たされた赤一色の道を歩き、学校へと向かう。学校の外にいる者は少なく、大体の生徒は教室のヒーターに集まっていた。晴喜も速く行ってそうしたいと思っているのだが、いつもより歩くスピードが遅く、頭はガンガンと何かに叩かれるように鳴り響いていた。
 やっとの事で昇降口に着くと、上履きに履き替え、廊下に入る。コートを着ているはずなのだが、体の芯からひんやりとした物がある。遂には晴喜はよろけて、一人の少女にぶつかってしまう。
「すいません…」
 晴喜は少女の顔も見ずに廊下の冷たい壁を伝って階段へと急ぐ。
「体壊したの? ずいぶんと元気無いじゃないですか」
 その声は、晴喜は何度か聞き覚えがあった。真っ赤に染まっている顔を後ろに向けると、死神と名乗った少女がいた。学校の制服を着て、大きな鎌は持っていない。
「でもあなた中々前向きねぇ? 普通だったら死ぬ寸前はもうやりたい放題やる奴がほとんどよ?」
「まぁ、死ぬと言ってもそれまでにやりたいことがあるから、まあ、それまでに、全力尽くそう・・・と?」
 バタン、と音を立てて階段から落ちる。幸い、まだ一段目を上がった所だったので、怪我は無いが、凄い熱で顔が沸騰していた。死神は驚いて晴喜に近づく。その時に偶然にも教師が通りかかり死神は助けを呼んでいた。
 そこで、晴喜の意識は途絶えた。

 気がつくと、目に見えるのは清潔な印象がある真っ白な天井だった。晴喜は自分が今、何処にいるのか分からなかった。一瞬、天国へ行ってしまったのだと勘違いさえする。
「熱、三十九度でしたよ…」
 横から声がする。晴喜が声のする方に、重い頭を動かして見て見ると、少女だった。
「…死神さん?…」
 弱弱しい声でそう言う。死神ははぁ、と溜め息を一回着くと、隣の水桶に浸してあったお絞りを絞り、動いて落ちた生ぬるい物と取りかえる。
「気分悪いんでしたら家で休みましょうよ…」
「俺は、死ぬんだから…、何処までボロボロになってもいいじゃないかな?」
 前に会った時とは比べほどにならないほど、晴喜の声は変化していた。気分が悪いということもあるが、やはり、普通の宣告された人のようにショックは受けていたようだ。しかし、あの時は、子供が助かったのなら・・と言う気持ちで、和らいでいたのだろう、と死神は思う。
「貴方は、まだ時間があるんです。貴方の時間を制限する事は無いですが、休むときはしっかり休んだほうが良いですよ」
 死神は再度取替えを行おうとするが、その手を、晴喜はよろよろになっている手で力いっぱいに払う。
「いや、時間はもう無い…て言うか、俺は本当に子供が助かったから良いって思ってるのかな?」
 晴喜は小さくぼやく。それを聞きながら、死神は下にうつむく。晴喜はそれを見て、微笑みながらゆっくりと言う。
「俺、今死んでも良いかもしれないよ」
 そう言った時、死神は顔を上げて晴喜の方をしっかりと見据える。目からはこぼれそうなほど涙を流す。
「貴方よりも早く死ななければいけない人はいる。今死ぬなんて言わないで…、私は今までそんな人を沢山見てきたんだから」
 晴喜は、一瞬何を言えば言いか分からなくなり、口がむぐむぐと音を立てている。死神は鎌を出すと、白装束に戻り、保健室の戸を開ける
「また来ます。何故か分かりませんが、貴方といると涙が溢れてきます。また会いましょう。さようなら」
「・…」
 死神は目をぬらしながら保健室から出ていった。晴喜は、熱にうなされながらそれを黙って見ているしか出来なかった。
     
2004/10/14(Thu)10:50:54 公開 / ニラ
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■作者からのメッセージ
唐突な所を少しだけ、和らげました。でも、やはり唐突です。コメントに、出きれば、「ここの表現は〜〜の方が良いよ」など、お願いできたらお願いします。参考にさせていただきます。
アドバイス(きついのでも)と感想をお願いします。
メイルマン様、卍丸様、感想+アドバイスいつもありがとうございます。これからも、アドバイスなどをお願い致します。
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