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『恋×恋』 作者:さなえ / 未分類 未分類
全角959文字
容量1918 bytes
原稿用紙約3.85枚
彼は、ずっと笑ってた。

あの日もそうだった。

「龍二、はらへった。」

「ほな、どっか食いに行こか、」

「えーな、いこいこ」

「何処食いに行く?」

「あそこのラーメンやいこうや。」

「おぅーいこか。」



(いらっしゃいませー)

「醤油の坦々面2個」

「あいよー」

「なぁーA今度遊園地行かん?」

「えーで。いつ行く?」

「今度の日曜日は?」

「俺、試合や。」

「そっやたなぁー。ごめんA応援いくわ。がんばってよ。」

「おぅー。優勝目指すわ。もし、優勝したら俺と結婚してくれん?」

「しゃあないなぁ、したるわぁ。」

「しゃあないってなんなん!!(怒」

「嘘やって(笑。大好きやで、龍二」

「俺も千夏のこと。大好きやで。」

「あぁ食ったA」

「ほな、送っていくは。」

彼のバイクの後部座席に乗る。

私の特等席。

彼は、何時ものようにぶっ飛ばす。

「ありがと。」

「じゃぁーまた明日な」

「うん。おやすみ」



“キキィードン”



後ろから音が聞こえた。

後ろを振り向くとバイクとトラックの衝突事故(?)みたいなことになっていた。

もしかして・・・。そう思うて現場に行くと血に包まれた龍二がそこにいた。

「龍二・・・龍二・・・」

「・・千夏・・・ごめん。」

龍二は、その言葉を残した。

「ごめんてなんなん?なぁ!!りゅうじー。(;_q))クスン」

それから龍二は、すぐに病院に運ばれたが間に合わなかった。

もう、彼は目を覚ますことはなかった。

「りゅうじーひっく・・りゅ・・じーひっく(ノ_・、)」

“おまえは、笑顔のほうが可愛いぜ”

「龍二??」

龍二の声が聞こえたきがした。

まわりを見渡しても龍二の姿はなかった。

龍二との約束は果たされることなく終わった。




             それから4年後

私「いってきます!!」

母「いってらっしゃい」

バタン(戸を閉める音)

「春樹、おはよー!!」

「おはよー」

あれから4年私はいま、美容の専門学校に通ってます。

新しい彼氏もできました。

あ!!でも、龍二の事忘れたわけやぁあらへんでぇ!!

龍二と付き合ったことちゃんと私の思い出の1ページにしまいこんでるねん。

龍二、天国で私の事見守っといてなぁ!!

うんで、今度生まれ変わったら今度こそはけっこんしょなぁ!!


・・・・end

2004/10/04(Mon)18:51:51 公開 / さなえ
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