オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『神の力 』 作者:白い悪魔 / 未分類 未分類
全角1677.5文字
容量3355 bytes
原稿用紙約5.25枚
 ドッチボールで負けて帰ったその日。
 枕元に現れた仙人は僕に言う。
「哀れな少年よ、君に神の力のひとつを与えよう」
 僕は答える
「いらないよ」
 仙人は言う
「むぅー、なんじゃと!?無理やりにでもさせてもらおうかぁー!」
 僕はこうして無理やり神の力を手に入れたのだった。



――――――『神の力』――――――




 蔵元ユウってのは僕の名前。僕はまだ中学三年を送っている…。不思議に思うだろうか?というよりは思わない方が変だ。第一「まだ」というのは不適切であるのは間違いない。だって僕は神の力を持っているのだから…まぁーこういうことしかいえないのだ。

 それは、まだ小学校6年のことだった。寝ている僕をいきなりへんな爺さんが起こすのだ。そして…
「哀れな――」以下略って感じで奴は僕に神の力をくれた。くれたのはいいが…ホント迷惑モノだった。神の力にはたぶんもっと他のものがあっただろうに…なんでこんなのを僕がもらわなきゃならないのだろう…。

「ん?やっと朝の7時か…ホント長かった…。」

 カーテンを空けいつもの窓の外の景色を眺める。それはいたって普段と変わらない光景…そして僕は思う、そして言葉に出す。昔誰かが言った言葉を嫌味にして
「絶望かな、絶望かな」
 窓を開けると朝のおいしい空気がゆっくり入ってくる。でも実際空気に味があるわけではなく、本当のところは「そんな気がする」なのだ。そして少しだけ僕はその場で制止し、再び動き出す。
 もちろん朝だし着替えるのだ。
「今日はこれと…これと…これだな」
 いつものように服をゆっくり選ぶ。決してあせることなく、選ぶ。家を出るには、着替え、朝食、歯磨き、顔を洗う、トイレ、そして学校の準備をする。そして学校へは八時までにつかなければならない。それで僕の家からはなんと自転車禁止なわりに、普通にかかる時間は30分…だから他から見れば遅刻だろう…。
「これで着替え終了!次は朝食だ!」
 気合をいれ僕は母さんに呼ばれてるのを無視しながら階段を下りる。そりゃぁー慣れたといってもこれじゃぁー耳がおかしくなる…でも、これは小学校6年から続いているのだから…まぁーなれないほうがおかしいだろう。

 僕の母親は今時珍しい専業主婦。年齢は40を超え、長男と長女と僕を父さんと一緒に育ててきた。見た目は40にしては若く見えるが、どうにも目はおなかに移る…最近やけにたるんでると、僕は正直思う。
 しかも、なんか最近アフロのような髪形になって…一体何が母さんをここまで変えたのだろうか…。一度紙に書いて聞いてみた。すると同じく母さんも紙に書いた。そこには
「奥さん…実は!健康にはアフロが良いのです!!午後は○○おもいっき――」以下略
 っと母さんは説明した…それでも…いや、でもたぶん、いや、というよりは、本当に関係ないと思う…。
 僕はそのまま朝食を取る。いつもと変わらない食事…って言っても、今日は納豆にご飯、わかめの味噌汁に焼き魚、まぁーシンプルなもんだけど、これがまた普通で良いのだ。
 そうこうするうちに父さんが目に付いた。父さんはどっかの社長をしているらしい。それでも朝は10時出勤。のんきな朝は父親譲りなのだ。結局父さんがテーブルにつくまでに僕は食べ終わってしまった。
 そしていつものように歯を磨き、顔を洗い、やけにひどいので寝癖を直し、トイレに入る。そして僕の部屋に戻る。母さんとすれ違ったがどうやらテーブルに行くようだ。
 部屋に戻りかばんを確認し、家を出る。
「いってきまぁーっす」
 いつものように誰からも返事が聞こえない。そしていつものように学校の近くの駄菓子屋でおやつを買っていく。
 そうこうしているうちに僕は学校に着いた。
 普通に考えればはっきりいって遅刻だろう。だってそうだろう?朝の一連の動きにプラスして駄菓子屋でおやつを買ったんだ。昇降口から廊下、廊下から階段へ、まったく走らずゆっくり進む。そしてクラスのドアを開ける。
「おはようぅー」
 そして時計を見る。

 時間はまだ7時30分をさしているのだった。


 E N D
2004/05/19(Wed)16:55:12 公開 / 白い悪魔
■この作品の著作権は白い悪魔さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 復活、おめだとうございます!!自分は今はテスト期間中であります!

 なので、今は休止中に書いたものでも…。

〜〜解説〜〜
 蔵元ユウの会得した神の力は…時間が他人よりも二倍になる能力です。
 ドッチボールで負けた少年に仙人は相手の動きが遅く見れるように、避けたりできるように、彼のことを思いさずけました。
 しかし!彼にとっては面倒なもので、一日が24時間ではなく、48時間。一年が365日ではなく730日!正直迷惑。
 そんで他人からは自分達より二倍の動きに見えてしまう。そして会話も彼にしてみれば
「おはよう」
 も
「おぉーはぁーよぉーおぉー」
 な感じ…逆に相手は
「ohy」って感じ(どんな?(--;)

 そして学校へは完璧に間に合うのでした。

 皆様も仙人が現れたらどんな能力なのか良く確認してください。
 白い悪魔でした(><)

 本当に管理人さまおつかれまさですぅー!
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除