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『闇夜の梟』 作者:堕天使 / 未分類 未分類
全角1760.5文字
容量3521 bytes
原稿用紙約6.85枚
黒より濃い空「闇夜」
この闇の夜に一人の青年が逃亡を続けていた。
青年の名は「レイル・シルフィード」
彼が肩に乗せているのは「鬼梟」という不吉な鳥。
レイルはさらさらの銀髪に赤い瞳、そして軽装。
鬼梟の名前は「ウィズリィ」
黒い体に鋭い眼、レイルと同じ赤い瞳を持つ。
ちなみにウィズリィは喋る事ができる。

レイルは街中を走っていた。
「ったく何処まで追いかけてくんだよあいつら」
溜息混じりにそう吐き捨てた。
その時肩のウィズリィがレイルに言った。
「お前があんな事するからだろう?この阿呆」
「なっにぃ・・・」
レイルは走りを止めウィズリィを見た。
「本当の事だろ?他にどんな理由がある?」
それを聞いたレイルはその場に座った。
「確かにそうかもしれねぇ」
頭をくしゃくしゃと掻くとレイルは夜の空を見上げた。

それは逃亡するほんの10分前だった。
レイルは屋敷に侵入し、家宝を盗んだだけでなく
そこに捕まっていた人質を逃がしたのだから。
・・・追われるのは当然の事である。

「けどよ、人質を逃がすのは普通だろ?」
「普通はな・・・だけどお前はその屋敷の家宝を盗んだからな」
ウィズリィは冷たく吐き捨てた。
「だって、綺麗だしさ」
明るい声でレイルは言った。
「俺初めてみたよ・・・あの子」
うっとりしながらレイルは続けた。
「凄く可愛くてさ、眼が綺麗で」
「一目惚れかよ」
ウィズリィは呆れながら言った。
「なっ・・何言ってるんだよ////」
レイルは立ち上がった。
「と、とにかく逃げるぞ」
レイルはまた走り出した。
「見つけたわよ!レイル・シルフィード!」
「ちぃっ・・・」(でも、女の声?)
レイルは顔を上げて声のする方を見た。
そこには・・・
「き、君はさっきの・・・」
さっきまで人質だった少女がレイルの前に立っていた。
「さっきはありがとう・・・レイル・シルフィード」
少女は嬉しそうに笑いながらレイルに言った。
「あ、あぁ・・・」
照れながらもレイルは言った。
「そういえば君、名前は?」
「ごめん、言ってなかったね、私はリナ」
リナは笑顔で言った。
リナは茶色の髪で眼は青く、服装はレイルと同じ軽装である。
「それより何で俺の名を?」
「あなたの名前、有名よ?」
リナはゆっくりと歩き出した。
「私も聞きたい事があるの」
「何?」
「その黒い梟」
リナはレイルの肩にとまっているウィズリィを見て言った。
「あぁ、こいつは俺の相棒のウィズリィだ」
「へぇ~可愛い」
リナはウィズリィの頭を撫でた。
「・・・この子眼つき悪いわね」
羽をつんつんする。
「止めんか」
「!!!」
リナはウィズリィから離れた。
「今、しゃべった・・・・?」
「そう、こいつは特別なのさ」
得意気にレイルは言った。
「こいつは鬼梟っていってな、この赤い眼が特徴なんだよ」
「へぇ〜」
「ちなみに俺と力を合わせる事だってできるんだぜ?」
レイルは口元に笑みを浮かべながら言った。
「合わせる事ができる・・・?」
リナは首を傾げた。
「・・・まぁ、今使わないけどよ」
レイルは辺りを見回しながら言った。
「あいつらもういないみたいだな」
歩き出すレイル。
「オレさ追われてんだよね・・・」
レイルは溜息混じりにそう言った。
「何で?」
追いながらリナは聞いた。
「家宝盗んじまったんだよ・・」
「家宝?」
「これだよ・・・」
ポケットをごそごそとあさる
そして、取り出したのは・・・
「ダイヤモンド・・・・?」
「そうだよ・・・」
嬉しそうにレイルは言った。
「オレさ・・・梟(ハンター)なんだよ」
「梟(ハンター)?」
「そう、梟は夜のハンターだって言うだろ?」
レイルはウィズリィを手に乗せ宙に浮かばせた。
「だからオレは盗みをするのさ」
「それってただの泥棒なんじゃあ・・・」
「な、なんだよ・・・」
図星のようなのか、焦り気味である。
「そ、そうかもしれないけどさ・・・」
「まぁ、いいんじゃない?レイルがそうしたかったらさ」
微笑みながらリナは言った。
「リナ・・・?」
「でも、もう少し人の役に立つ事してみたらどう?」
明るい声でレイルに言った。
「そ、そうだな」
レイルは足を止めた。
「もう、遅いから寝よ」
「うん」

二人は眠った。

翌朝・・・
騒がしい音に二人は眼を覚ました。
そこらへんから叫び声とガラスの割れる音で・・・


2004/04/19(Mon)23:22:35 公開 / 堕天使
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