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『霧鎖羅峠の侍』 作者:大蛇 / 未分類 未分類
全角1539.5文字
容量3079 bytes
原稿用紙約5.8枚
 ある昔、侍の時代だった。

 刀を持ち歩く人がいるのは、常識だった。

 しかし、アメリカ人の接近により、世は明治を迎えた。
 
 侍がいた最後の時代に・・・・・・。



 そして、物語の舞台となるここ、霧鎖羅峠にも侍がいた。
 黒金家一派と赤羅一派である。その二つの勢力が争っている時、峠に一人の青年。いや、「侍」がやって来た。


 一章 

 一人の青年が歩いていた。彼も侍である。青い着物をきた、各地を渡り歩く、浪人。
 「きぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
悲鳴が聞こえた。
 青年の目の前の橋に女性が走ってきた。歳は青年と同じくらい。それを追う男達。青年は助けようと思い、歩いた。
 男達は女性を囲んだ。
「もう逃げられねぇぜ。すず」
「そんな・・・・・・あっそこの人、助けてください!!」
 女性の名前はすずのようだ。
「なんだぁ!!?? お前は?」
「その女性を見逃してやれ」
「はぁ? 黒金一派の高松努様の名をしらねぇのか!!」
「知らない。その女性を見逃してやれといってるのだが?」
「親分!! こいつを締めてやっていいですか?」
「かまわねぇ。やっちまえ野朗共!!」
「うっしゃぁ!!。 覚悟しろ!!」
そう言い、子分達が刀を抜き、青年に切りかかってきた!!。
「やれやれ」
 子分が、二人揃って青年を横なぎにした。しかし、
「カチッ」
「なに・・・・・・」
 青年は剣を抜かずにガードした。
 そして上にあげてはじいた。
 剣をはじかれて、バンザイの体勢になっている子分達を突く。
 『ぐおっ!!』
 目にも見えない、まるで二人を同時に突いたかのような速さで二人を突いた。子分達はそのまま5mぶっ飛んだ。
「ほぅ」
 高松も刀を抜いた。
「黒金一派を敵に回すとは・・・上等だ!!」
 高松がジャンプした。そして着地と同時に切る!!
 青年は縦の攻撃を横によけ、鞘で隙だらけの高松を横なぎする。
 高松はそれをしゃがんでよけ、青年の足を横なぎせんとする。
 青年はそれを後ろ跳びしてかわす。
 高松は青年が着地する前に前転して青年との距離を詰める。そしてジャンプ切りへと繋げる。
 青年は着地したてなので避けられない。
 刀を抜いた。
 高松が攻撃をしかけてからここまで約4秒。速い。
そしてガード。そのまま鍔迫り合い。
「なかなかやるじゃねぇか。殺すのがもったいねぇ」
「・・・・・・」
 やや青年が押している。じりじりと押される高松。
 高松がバク宙をして下がった。
 そこに青年が突いた。
「!!」
 高松は体を横にそらしてギリギリかすった程度ですんだ。
「お前、なかなか強いな。黒金一派にはいんねぇか?」
「断る」
「そうか・・・・・・したかた無いな。おいっ、すず。今日はこれまでにしといてやる。お前、黒金家に入りたかったらいつでも来い。」
 高松がそう言いながら刀を鞘に入れて走り去った。
 青年もそれを見届けると鞘にしまった。
「あの・・・・・・」
 すずが青年に話しかけてきた。青年も振り向く。
「助けていただいてありがとうございました。」
「いや、お礼は要らない。」
「私はこの先で宿屋を兼ねて団子屋やっているんですよ。もしよければ団子を食べていったらいかがでしょうか?」
 青年は、団子が大好物である。ここは食べていく他あるまい。
「ああ、分かった。よっていくよ。」
「ふふふ。では私は作って待ってますね。」
 そう言い走り去っていく。
 しかしこっちを振り返り
「そういえばあなたの名前なんですか?」
 と尋ねた。
「俺の名前は斎蔵。吉村斎臓だ。」
 青年はそう答えた。
「私の名前はすずです。じゃ、あとで。絶対に来てくださいよ。」
 そう言って本当に走り去って言った。
「さて、ゆっくり歩きながらいくか。」
 青年。いや、斎蔵という「侍」はゆっくり歩き始めた。

2004/04/18(Sun)22:29:30 公開 / 大蛇
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■作者からのメッセージ
はじめまして。大蛇です。書くのがはじめてなんでとても短くてすいません。雑な所があるとは思いますが、初めてということで勘弁してください。
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