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『まっすぐ   bP』 作者:すずめ / 未分類 未分類
全角600.5文字
容量1201 bytes
原稿用紙約2.25枚
ここはM中学校の階段の踊り場。

「私と付き合って下さい!」
どこでも見たことのある風景。

告白をした少女、「秋野美咲」は、いつもまっすぐな女の子だった。
彼女が告白をした相手は、クラスの人気者、「宮本飛鳥」
しかし・・・・。

「ごめん。俺、そーゆータイプ好きじゃないから。」
あっさりと振られてしまったのだった。
美咲は階段にしゃがんだ。

その横を、飛鳥が通り過ぎていく。
ズキンと心が痛む美咲。
 
「こんなことは、慣れっこだったけど。」
美咲はいつも心の中でそんな思いを持っていた。
直線的な美咲は、いつも相手に振られてしまうのだ。

その時・・・。
「あの・・・秋野?もうすぐ授業始まる・・・・けど・・・。」
そう階段でしゃがんでいる美咲に声を掛ける一人の男の子。
美咲はぱっと顔を上げる。

「あれー!?委員長・・・・今の、見・・・てた?」
その言葉を聞いて、少し顔が引きつる委員長。
「あ・・・。ごめっ・・・。」

委員長が言い終わらないうちに美咲が口を挟む。
「ねっ!次の授業なんだったっけ〜・・・。ほらあ!もうすぐ授業、始まるんでしょ!葵!」
そういって、美咲は階段を駆け上がる。
それを急いで追う「葵」。

「あっ・・秋野!?次の授業は理科だから、理科室・・・に・・・。」
そしてまた言い終わる前に美咲はしゅたたーっと教室へ行ってしまった・・・。

これには呆れ返る葵。

「全く。昔から全然変わってないんだから。」
2003/12/14(Sun)16:27:39 公開 / すずめ
■この作品の著作権はすずめさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
連載物開始です。
すずめです。
たぶんすぐ終わるかと思われ・・(強制終了)

では。
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