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『地図』 作者:鷹羽霧子 / 未分類 未分類
全角604.5文字
容量1209 bytes
原稿用紙約2.3枚

そいつは本当に酷く、どこまでも胡散臭く、安っぽい宝の地図
でも人によっては、それ自体が宝物
信じきってしまった彼もとうとう、宝を探す旅に出る



彼が住んでいたのは、小さな島の小さな村
外の世界を知る事が出来るのは、年に数回やってくる船乗り達の話だけ
彼はその船乗りの話が楽しみだった
船乗りの口から語られる、七つの海、七つの大陸を舞台にした冒険話
彼は心踊らせ、胸ときめかせた
ある船乗りが「これは、手にした者に世界の全てを与える宝の地図だ」と言って
彼に宝の地図を渡した
宝の地図を信じきってしまった彼は旅に出る準備を始める
誰もが彼を罵った「デタラメな宝の地図に目がくらんでる」
彼には家族がいなかったので、罵る者はいても、止める者はいない
ホントにでかい、誰もが耳疑うような夢物語でも
彼にとってはそれは現実
こつこつ地道に作り上げた、酷い出来栄えだが、
彼にとっては、記念すべき最初の船
荷物を積み別れを告げ、朝焼けの海に帆を張った
誰もが遠ざかる船を呪いだした
「願わくば、高波よ悪魔となれ、そして欲に目が眩んだ愚か者を飲み込め」と


高鳴る鼓動、高鳴る波
耐え切れず掲げた拳、響き渡る関の声
世界の神ですら俺を笑おうとも、俺は掲げたこの拳を下げない
そして船は嵐の真ん中、容易く覚悟の前に立ちはだかりやがって
世界の神ですら俺を救わなくても、俺はあきらめない
この掲げた拳それが、俺にとって最初の武器
夢はまだ終わらない
2003/11/28(Fri)01:32:36 公開 / 鷹羽霧子
■この作品の著作権は鷹羽霧子さんにあります。無断転載は禁止です。
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初めて書いてみました
色々ダメなとこはあるかと思いますが
指摘して貰えれば幸いです。
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