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『運命の桜〜弐〜』 作者:冬樹 桜 / 未分類 未分類
全角759.5文字
容量1519 bytes
原稿用紙約2.85枚
・・・・・眩しい
どうやらカーテンを閉めないで寝たようだ
気持ちの良い天気
だけど肌寒い、もうそろそろ冬だ
光司は窓を覗いた、覗いた先には優樹がすやすやと寝ている
「・・・・・あっちも閉め忘れか」
光司は筆箱など今日の授業に使う道具を鞄へ押し込んだ
壁にかけてあった征服を着始めた
征服を着終わって階段をおりた頃には親は居なかった
「もう仕事に行ったのか」
光司は朝食の代わりに牛乳を一杯飲み、
コンビニ弁当を鞄にいれた、慎重に、崩れないように
この作業を終えた頃には7時半だった
光司は玄関の鍵をかけて学校に向かった。
光司が学校の校門に着いた頃に優樹も学校に着いた
「おはよ」優樹は光司の後をこっそり追ってきたようだった
「また後をつけてきたのか?」光司はどうでも良いかのように聞いた
優樹は無邪気な笑顔で「暇なんだもーん」と答えた
光司は優樹の顔を見ないで「さみーな」と独り言のように言った
それを聞いた優樹は「春が待ちどうしいなー」と言った
優樹は『なんで?』と待っていたのか何事もなく教室に着きがっかりした
その間二人は何の会話もしなかった
『今日さ、転校生が来るらしいぜ』『マジ!?』『どんな人?』と
うわさが流れてた
「くだらねぇ」光司が席に着くとそう言い放った
隣の優樹が「春華だったりして」と光司に言った
「ありえない」と否定した「仲悪かったからなお前等」と付け足した
光司が言ったことに優樹は頷いただけだった、
そして、
『キーンコーンカーンコーン』
鐘が鳴り、生徒達は引き寄せられるかのように席に着いた
先生が入ってきて
「今日は新しいお友達を紹介するぞ」
『今日はって、アンタ毎日何やってんだよ』光司は呟いた
声ともいえない音量で
「雪嶋、入って来い」先生が呼んだ名字は覚えがなく
優樹はホッとした、ホッとしたのつかの間・・・・・・
2003/11/11(Tue)17:04:45 公開 / 冬樹 桜
■この作品の著作権は冬樹 桜さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
どうも、二回目の投稿です
前回感想をくれました
はるか様、柳沢風様、
本当にありがとうございます!
おかげさまで第二章を投稿することが出来ました。
本当にありがとうございます!
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