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『リュウセイグンノミチビキ U』 作者:美緒 / 未分類 未分類
全角1475.5文字
容量2951 bytes
原稿用紙約5.7枚

 「ピッチ、本当に友達をもらったんだな!!」

僕は返事をせずに、ただにっこりと笑った。
友達が出来た。とても嬉しい。

 『ピッチしゃん、お洋服なんて、買いに行かなくても魔法で出せましゅよ?』

 「しーっ、しーっ!! だまってて!!」

この友達・流は、流星の落とし子らしい。
なんでも願いを叶えてくれる。でもこのことは内緒だよ。

 「その子、可愛いじゃん!!ピッチ付き合ってんの?」

 「そ、そんな、付き合うだなんて!!」

 『流は嬉しいでしゅ。ピッチしゃまと一緒にいられるならいいでしゅ。』

僕はドキッとしたけど、きっとよく分かってないんだ、と思った。

 「流はまだよく分かんないよねー!!子犬だもん、仕方ないよー!!」

 「お前も子犬だろ?ピッチ・・・」

 『そうでしゅ、流だけじゃないでしゅー』

流はちょっと怒った。でもそれも可愛い。

 「じゃあ僕たちはこれで。」

 『バイバイでしゅー。』

僕は早歩きで流を部屋へ連れて行った。
この子は外へ連れて歩いたら何を言い出すかわかんないよ、
部屋に置いておこう。 それが頭の中を駆け巡った。

 『なんで帰るでしゅか?お店行くって言ったでしゅに。』 

 「魔法で出せるんでしょ? ならいいじゃないか。」

僕は適当に言ってごまかした。

 『だめでしゅよ。流ピッチしゃまと行くの楽しみにしてたのにぃ…』

そうか、この子はそういう事で行きたがったのか。でもそれは、
『地球の物が見てみたい』だけで、『僕と行きたい』というわけではないんだ、
僕はそう決め付けた。

 「今日は僕、調子悪いからいいよ。今度にしよう。」

 『それは大変でしゅ。魔法で直しましゅ。でもどんな薬が効くか
      わかんないでしゅ〜;; 調べてくるでしゅ。』

流は大急ぎでお店へ向かった。でもあんな事いって本当は、
地球の物の見物に行ったんだろう、と思った。


      



        流は何時まで経っても帰ってこなかった。






 何期待してるんだろう、僕ってば・・・。
流は見物に言っただけなのに…。

    トゥルルルルルル・・・・・

電話だ。流からかな…

   「もしもし・・・・・・・・・・・・・えっ、流が?」


流が交通事故にあった。急いでてまえをよく見ていなかったということだ。
意識不明の重態。いますぐ村立病院にきてほしいとのこと。


     「流ーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」





     「あなた、流ちゃんの保護者さん?」

その言葉で気がついた。今村立病院にいる。

 「いえ、ちがうけど・・・・まあ保護者代わりのようなものです。」

 「そうですか…。もう手術は終わって、ベッドで寝てますよ。」

 「そうなんですか?」

よかった。ただそれだけだった。

 『ピッチ…しゃん…』

 「流・・ごめんね、僕のせいで…」

 『いいえ、私もお役に立てなくてぇ…』

何時の僕のことを考えてくれてる流。おっちょこちょいだけど、
大好きだよ、流……。

  

     大好き……?



僕、いつのまにかピッチの事が好きになってたんだ…。
でも、本当の『好き』じゃない。友達として…の・・…・・・・・・・・・。


 『ピッチしゃん?』

 「ああ、何?」

 『今日はもう遅いでしゅ。私は入院するので、
                お帰りくだしゃい。』

 「まさか。僕もここにいるよ。」

 『本当でしゅか?よかった・・・とても心強いでしゅ!』

流はどうしてココへ来たんだろう…?僕の所へ…何の為に・…?
         …でも、今はここにいる君を守りつづけよう・…


2003/10/18(Sat)15:57:50 公開 / 美緒
■この作品の著作権は美緒さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
えー第2話をお送りしまーす!!(終了?
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