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『今の世の中は』 作者:吃驚男 / ショート*2 ショート*2
全角1200文字
容量2400 bytes
原稿用紙約3.15枚
 世界は既に汚れた世界と化している、人は何故人間同士戦いあうのか…何故、仲を取り組めないのか。人は本来なら人と人が協力し合い生活するはずが今では、それが出来ていない。職業では人よりも上へ、人よりも強く、人よりも優れ優秀な脳を持つ者が優先的に選ばれる。優れぬ脳を持つ者や頭の出来が悪い者は見捨てられ、そういった者達が邪道へ進み悪事を働くこととなる。それを自分の責任ではなく相手が勝手にしたことだと決め付けているが本当にそうだろうか?そもそも、その者が邪道へ走ったのは己が見捨てるから走る。それに気付かずに平然と過ごす、そして忘れる。人は勝手過ぎる、思い通りにならなければ気が済まない者や、弱者が言うこと聞かないから暴行を加えつつ嫌がらせをし言葉では何も言わずに…今の世の中はそんな腐った世界だ。

 最近では虐待というのがよくある、自分の子に暴行を加え更には殺しにまで入ってしまう。何故、自分の産んだ子に暴行や殺しを計るのか。産まれてまだ間もない子にとっては何が起きたかも知らずに死んでゆくのだろう。これから新しい人生を歩み出すはずだった子の人生が終わって、その後の未来が解らぬまま死を迎える。その者達は人の命を何だと思っているのだろうか…、中には自ら産んだ子が邪魔だと言って見捨てたり高いところから落としたり、とても卑劣なことをしている。このままでは世界は危ないとそう思う、こんなことが長く続いてしまえば何れ世界は破滅を迎えてしまうだろう。これを解決するには一体どのような対策が必要なのだろう。更に最近では年端もいかぬ少年少女が中年熟女や高齢者を簡単に殺してしまったり、あるいはその逆で中年熟女や高齢者が少年少女を行方不明にさせたりとか色々な問題が起きている。そして結局は死を意味する。人は今、人の命を簡単に安く見ている。それかテレビや映画などの残虐シーンや漫画やゲームなどの卑劣シーンを見て現実の人を漫画の人物と同じように見ているのかもしれない。以前ニュースで少年が殺人を犯した時に放った言葉がこれだ。

「どうせ人は死んでも、また生き返ることが出来ると思ったから殺した」

 動機は多分これで、理由はゲームのやり過ぎで非現実な魔法あるいは呪文とかで生き返らせることが出来るでしょうと少年は思っていたらしく殺した。しかし現実で人は死んだら生き返ることはない、生き返す術もなくただただ死を見守るだけの悲しいことだけ。だが中には、それを運命と言う者もいるが死ぬことが運命なんていう悲惨な運命ほど酷いものはない。人は運命を頼りに生きている者もいる、そうじゃない者もいる。運命に逆らって生きるということも運命に頼って生きるということも、どちらもよいとはいえない。人生には常に選択肢は2つだけである。どちらを選べば幸福か、どちらを選べば不幸か人は気付かず数秒間にいくつもの2択のどちらかを選び生きている…。

終わり
2006/06/07(Wed)18:25:34 公開 / 吃驚男
■この作品の著作権は吃驚男さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
最近いろいろありましたね、それを小説にしてみました。
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