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『Gates side 』 作者:春疾風 / リアル・現代 異世界
全角838文字
容量1676 bytes
原稿用紙約3枚
●●高校。
「えー、これがこうなるから、こうなるわけで、こういうことになる。」
1年4組の教室では、数学の授業がおこなわれていた。
(あー数学なんてかったりー。)
このいかにもバカそうな生徒は、犬神次々(イヌガミツギジ)
見たとうり、髪は金で、姿勢も服装も全然なってない。
普通のバカ生徒。
(あたしもう高校生か〜)
いまのは石崎冷夏(イシザキレイカ)
彼女は生まれつき赤毛のため中学生のころは女なのに喧嘩を売られていた
だが道場に通ってるため、いまでは一年生で学校一強い女だ。
(明日何しようかなぁ・・)
こいつは冷静で頭がよくて、しっかりしてる
…ようにみえるが、実は洗濯屋の息子で、
頭はまあまあで天然で、ちょっと何かを真剣に考えてるかなと思ったら、
洗濯のことだ。
その日の下校時間に、次々は学校の門の前に立っていた。
今日の風はいつもの風と違っていた。
いつもより荒く、いつもよりつめたかった。
といっても、次々にしかわからないことで、
ほかの人間にはぜんぜんわからない。
「嫌な予感がする…・今日は早めに寝よう。」
そうつぶやいたとき、次々の背中に柔らかく暖かい風が通り過ぎた。
それに気づいた次々は、ゆっくりと後ろを見た。
するとそこには体中真っ赤で目は無く、口はもう人間の2倍くらいにさけてしまっていて、そこには口に収まらないほどの歯が生えている。
せなかには真っ赤な翼があって、身長は次々の2倍くらい。
鼓膜が破れそうなくらいの高い奇声をあげている。
次々はわかっていた。
こいつは危険だ。
逃げなければ。
だが足が動かない。
そいつは次々に噛み付こうとした
次々の頬に冷や汗がゆっくりと滴れ落ちる。
その瞬間、次々の目の前に大型マシンガンを持った女が現れた。
「『キメラ』のぶんざいが、現実に現れてるんじゃないよ!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

いや、それはマシンガンじゃない。
かろうじてマシンガンの形をしているが、あれは生き物だ。
「ふぅ、これでよしっと。」

続く?
2005/09/10(Sat)00:20:21 公開 / 春疾風
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