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『バスケットマン』 作者:冬扇 / 未分類 未分類
全角1225.5文字
容量2451 bytes
原稿用紙約4.65枚
第一話「南六高校バスケットマン三谷俊行」

俺の名前は三谷俊行。南六高校のエースと呼ばれている男だ。(自称)まぁ、今日入学したてではあるがすぐにそう呼ばれるだろう。さてと、そろそろ体育館に行くとするか。 
ガラガラガラ
俺が体育館のドアを開けるとものすごい光景があった。
「とおりゃ。」
一人の大男がものすごいダンクを俺の目の前で見せたのだ。
「何だお前は。」
不意にその男はこちらを見て声をかけてきた。俺は戸惑いながら答えた。
「俺は三谷俊行この南六高校バスケ部の救世主だ。」
「三谷?救世主?お前にそんな実力はないだろ。」
「何?ふざけんな!!お前何者だ?」
「俺か?俺は桐谷剛司バスケ部キャプテンだ。」
「キャプテンなら相当の実力者なんだよな。なら俺と1ON1で勝負  だ!!その方が俺の実力がすぐにわかるだろ。」
「ほう、たいした自信だな。そこまで言うのなら俺と勝負だ。救世主 さんよ。」
「このくそオヤジ。絶対泣き顔にしてやる。」
「やってみな。」

「勝負の方法は先に10回ゴールしたほうが勝ちだ。文句はない   な。」
「やってやる。」
俺がそう言うと奴は俺にボールを渡した。
「お前からやらしてやる。」
「へっ、余裕ぶっこいてっと後悔するぞ。」
「ふっ減らず口が。」
ダン ダン ダン ダン
(チェンジオブペース。次来るか。)
ダン!
俺が抜きにかかった瞬間奴はコースを塞ぎやがった。
(よし狙いどうり)
ダダン
「何!?」
俺はとっさにボールを股の下でつき奴のディフェンスをかわした。
シュッ  パサ
ディフェンスをかわして打ったシュートはそのままゴールネットを揺らした。
「何だと!?」
ダン ダン ダン
「まず一本だな。」
「こいつ意外とやるじゃないか。本気でやるしかないな。」
「俺はオフェンスだけじゃないぜ。」
「やればわかることだ。」
(奴はセンターだ。体のでかさから自分から抜きにかかることはない 。ゴール下さえ守れば余裕で勝てる。)
「確かにお前は上手いがまだ若い。」
「何!?」
気付いたら奴はフリースローラインからシュートを打ってきやがった
。                              パシュッ
「はっ、入った!?」
「これで同点だ。」
「くっ。」
(野郎、あんな所から打てるのかよ。シュート範囲が広すぎだろ。)
ダンダンダンダン
(中まで切り込んでシュートだ。)
そう思って俺が切り込んでシュートを打った瞬間。
ドゴ!!!
「何ー!?」
「ゴール下でシュートが打てると思うなよ。」
「チクショウーーー」
「一気に点差を広げるぞ。」
(くそ、奴は外からも打てるからな。どうすればいいんだよ。しょう
 がないな前から当たるとするかな。)
そう思って前から当たろうとするとまたシュートを打ってきた。
「二度も打たすかよ。」
「やはりまだ青い。」
「フェイクだと!?」
「とうりゃ!!」
 ドカ!!
奴のダンクがゴールネットを揺らした。
「これで2点目だ。」
「くそが。」
2005/08/09(Tue)19:06:19 公開 / 冬扇
■この作品の著作権は冬扇さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
初長編作品です。題材はバスッケトなんですよね。現役のバスケ部なんですけど、日本のバスケットボール界をもっと強くしたいんでもっとみんなに知ってもらおうと思って書いてみました。まぁ楽しんでみてください。
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