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『果実』 作者:ナミ / 未分類 未分類
全角1675.5文字
容量3351 bytes
原稿用紙約6.6枚
人に嫌われてたり、いつも一人でいたり。
そんな人に読んでほしい______。
『果実』
これは、私のそばにいた女の子の話し。
中学校に入学しました。1番最初に話しかけてくれたのが
その女の子でした。明るいかわいい。そんなイメージの
女のこ。

もちろんすぐに仲良くなりました。このころは
みんなのことを知らずにずっとこのクラスで、仲良くできる
ような気がしていました。でもしばらくしてくると、クラスの
空気が重いと感じるようになりました。部活などでいじめが
あるように、このクラスにもそれと似たようなもの。もしかしたら
本物かもしれませんが、多分それ。

ある日から、その女の子が来なくなったのです。学校に来なくなったのです。それには、クラスの問題も大きかったのですが、
まずは、その子の病気のことについて少し話しておきます。

前の体育は体力テストといって、1年に一回新しい学年に
なったときに行われるものでした。

メニューは、
50mのタイム、腹筋やハンドボール投げといった単純な
ものです。

最後の日のメニューは50m走。
私は彼女が走り終わるのを待っていました。
このときは彼女のことについてなにも知らなかったに近い
状態だった私は、病気がひどくなるまで何も
気づいてあげられませんでした。

彼女の痛みも苦しさも、本当になにも、
気づいてあげられませんでした________。


2.病気

  
彼女はとても息苦しそうにするので。
フツーは50mってそんなに疲れないですよね。
彼女は病院に運ばれました。

病名:加呼吸・喘息

喘息は生まれながらに持った病気ですが、
加呼吸の場合は、ストレスからきていたんです。

おどろきました。

加呼吸は二酸化炭素が不足して息ができなく
なる病気と言ったら分かるでしょうか。

彼女は「ハッ」と息を吐くような咳をしたり、
血を吐いたり。。。。普通じゃありません。
ただ、人を憎しみあう心彼女をここまで追いやったのです。


  これが、彼女病気の話し。


3.友達の言うこと

  わたしは、何故、みんなが子のこのことを嫌うのかがわからずに
  いました。私から見れば、普通の女の子です。
  その理由がやっと分かったのは、初めての宿泊学習のとき。

  夜に私の隣で寝ていた彼女が発作を起こしたんです。

  私は大変だと思って先生を呼ぼうとすると、
  「誰にも言わないで。」と彼女は言いました。
  でもこんなことが起こっているのにほっとく訳には
  いかないと思った私は彼女の手を振り払って呼びに
  行きました。私の腕には彼女の手形がついていました。
  彼女の手が私を必死でつかんでいたのが分かります。

  その夜私は眠れませんでした。

  本当に呼びに行ってよかったのでしょうか。
  私は彼女に嫌われるのでは・・・・・・。
  しばらくして帰ってきた彼女は別の布団に寝ました。
  私はそのときに、ある話を聞きました。
  後ろから、「隣に寝なくてよかった。だって、変な病気
  だったら、うつったりしたらヤバイじゃん。」
  
  この声は彼女にも聞こえていたかもしれません。
  いや、聞こえていたと思います。だって、聞こえて
  いなかったらこんなこと言ったりしないですよ。
 
  「病気うつったらごめん。」

  本当はうつらない病気です。彼女もわかっているはずです。
  なのに、こんなことを言ったんです。とても、つらかったと思います。
  とても、悲しかったとおもいます。けれど、人のことを心配して
  こんなに、きづかってくれる、子が私のそばにみんなのそばにいるだけで
  幸せだと思うんです。
  もう、思うどころじゃありません。幸せです。

  皆はまだ、このやさしさに気づいていません。
  ふだん、少しおとなしい彼女は、まるで何もできない、
  弱い人のように、からかわれています。
2005/07/23(Sat)14:33:48 公開 / ナミ
■この作品の著作権はナミさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ある女の子の病気といじめとの闘い。
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