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『囚人ティチャー』 作者:ちゃーしゅうめん / 未分類
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「囚人ティチャー −01 死刑囚」

 どしゃ降りの雨の中、駅前の裏の人気が少ない裏側に俺がいた。右手には果物ナイフを持ち、左手には包丁を持っている。そして、赤い液体が俺の服に大量についていた。
「おい。やめろ。裕!。」
男は、そう怒鳴っていた。だが、俺の手が止まんないんだ。しばらくして、人が着た。俺の姿を見て、警察を呼んだ。俺は怖かった。その警察を呼んだ人を右手の包丁で殺した。殺した・・・。何の抵抗もなく殺した。快感も哀しみも、苦痛も喜びも何も感じない。ただ、手が止まらないんだ。人を殺して何を得るわけではないのに・・・。
 アレは、なんだ?警察か?。俺、死刑だな。死刑?。死刑でこの罪が償えるなら俺はそれを臨むよ。しばらくして、武装をした珍しい警察と銃を片手に持つ警察が俺を囲んだ。
「おい!。右手の武器を・・・。」
 俺の手が、警察を見たぐらいでは止まらなかった。右手の包丁を警察の頭に刺した。あたまがピーナッツの用に二つに割れた。
「早く。手を狙え!!。」
一人の警官がそういうと、俺の右手と左手に銃弾が当たり二つの凶器は地面へと放り投げられた。


 光がこの部屋にはなかった。手足は、手錠でかけられ仰向けになったまま俺は、目を開けた。この国の牢は光も何もなく、まるでゴミ捨て場のようなところへ入れられる。今は、2500年、昔のこの国は囚人にも限られているが自由があったのに、今は完璧なファシスト的な国だ。贅沢は限られた人だけ、学校へ行くものは大商人か貴族のみ。
こんな、自由の無い国はっきりいって気に入らなかった。
「おい!。ゴミ」
と、ドアが開かれ中から人が入ってきた。そして、冷たいバケツの水がかけられる。これで、俺の身体は洗われた事になる。次に容器からかなり零れているいっぱいのスープを貰う。これで、一日の食事が終る。早く、死刑になりたいなー。俺は心の中でそう思った。
 もう、何年近くこんな生活をしているのだろう。未だに、死刑判決は出ておらず、今はこうして牢の中に監禁されている。たいした罪の無い奴の死刑は速く行われるのにたいし、俺の分だけこんなに長いということはそれだけもっと、苦痛を味わえということだろう。まあ、当然の結果だ。少しでもいいから外の風景と太陽を見てみたい。そして、マンガや本が読みたい。インターネットもやりたい・・。だが、そんなことがもう、出来ないということはわかっていた。
 男が外にでると俺はまた寝た。食糧が少ないため腹が減る。こう言う時は寝るに限る。あんな、小さい容器に入ったスープ一杯でお腹いっぱいになるわけが無い。
「死にたい。」
俺はそう呟いた。死にたいと思う人は現に多いいと思う。だが、自分で死ねるものも無い。手も完全にふさがっているし、自分で死ぬのは無理だろう。

「おい。起きろ。」
上から声が聞え、俺は目を覚ました。なんだ。もしかして、死刑か。だったらいいのにな。目の前にいたのは、さっき俺に食事を運んだ男と水をかけた男だ。
「風呂に行くぞ。」
男は、そういった。お風呂?。何年ぶりだ?。とりあえず、この刑務所に入っては初めての風呂だった。もしかして、死ぬ前に綺麗にするのか。そうか。たぶんそうだ。そして俺は死刑・・・。やっと、この日が着たんだな。
久々に、刑務所の廊下から見る太陽を見た。きれいだった。白金の雲、青い空。そして太陽。この太陽を死ぬ前に拝めるなんて最高だ。もう悔いは無い。無い。何も無い・・。俺はそう思った瞬間、頬に涙が流れた。死ぬという時に直面した時、俺は悲しみと無念が包み込んだ。これまで臨んできたじゃないか。なのに・・。何故?。
 お風呂は、長年洗っておらずいたるところに黒いカビの塊がある。まあ、いいだろう。
「おい。洗え。」
と、古臭い石鹸を渡され俺はふろに入った。5ふん程湯船に使っていると、男が「出ろ。」といわれ俺は風呂を出た。俺はそのあとさっき貰った石鹸を取り出し身体を洗った。
「ヒゲもやれ。」
と、男に言われ次に髭剃り機を受け取った。そして「ウイーン」と音がすると、俺は久々にひげをそった。
俺は、風呂を出て服を着る。これが、多分、最期の風呂だろう。そして浴室からでると、小さな部屋に案内された。そこは、まるで取調室みたいにどすぐろかった。部屋の中は大きな机と椅子が3つあった。その一つは、警察が座り、も一つは俺が座った。あと、もう一つは誰が来るのだろう。死ぬ前に誰かと面会でもするのか・・・・。
「やあ。君が、例の連続無差別殺人事件の犯人、神崎祐介かい?」
もう、一つの椅子に長い髪をした金髪のビジュアル系の男が入って来た。なんか、警察なのか分からないが制服ではなく、かっこよくスーツを着ていた。
「・・・・。そうだ。」
俺はそうつぶやいた。
「いやいや。君は、ラッキーだね。」
男が、そういうと俺は首をかしげた。何者だこの男は。知らないぞ、こんな男。家族とでも、面会すんじゃないのかよ。
「おまえ。誰だ。」
俺が、そういうと男は「ごめんね。」といい、俺にこういった。
「僕の名前は、安藤 英二。まあ、えいちゃんとでも呼んでくれないか。」
えいちゃんだと、笑わせるな。この、ボンクレ野朗が。どうせ、死ぬ前の取調べだろ。
「俺に、なにをする気だ。どうせ、殺しに着たんだろ。」
と、俺が言うとえいちゃんは大笑いした。
「ちがうよ。君。祐介君は今日から、この刑務所から出て外の世界へ行ってもらいます。」
外の世界?。それってもしかして、この刑務所からでれるのか。
「外の世界って天国じゃないだろうな。」
「違うって。そっか、君はなにもしらないんでしたっけ。」
と、えいちゃんが持ってきた資料を出した。
「えーとねー。分かるかな。君が知っている社会は一番上のえらう人のゆうことをなんでもお聞きします。それが、君が知っている社会。でもね。今の社会は、国民が一番の政治権力を握り、だれもが平和で理想な世界そして、自由な社会になったんだ。当然、刑務所の死刑制度かなくなってね、別の形で死刑をやろうって言う計画になったのよ。」
「俺は、どうなるんだ。」
「君は一生罪をつぐなわければならない。そこで、政府が考えたんだけど君には無料で働いてもらうことにしたんだ。一ヶ月の生活費は国が払う。」
外にでられる。俺は、このことで頭が一杯だった。ゲームも、。パソコンも何でもできる。そのことだけだった。
俺は右手を警察官ににぎられ、刑務所の外にでた。その時、俺は思わず涙が出た。
「この、時を消して忘れてはいけないよ。」
男がそういうと、俺は大声で「はい。」と答えた。大空の、太陽が眩しく俺を照らした。
2005/05/23(Mon)17:05:38 公開 / ちゃーしゅうめん
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■作者からのメッセージ
・・・。無回答です。あと、更新てどうやるんすか。
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