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『鬱 (ショートショートショート)』 作者:Town Goose / ショート*2 ショート*2
全角1002.5文字
容量2005 bytes
原稿用紙約4.2枚
午前12時、絶望は過去から続く。ふらつく体は、長年に言い聞かせた体は会社への道筋を綺麗になぞってゆく。

閑々 閑々 電車の音がやかましく響く

うるさいな
疲れたんだよ
総てが、在る事に。

鬱、陰、影

何でもいい、総てそんなモノばかりで嫌に成る。世界、総て気付かれるような矛盾だらけで、誰もが精一杯無視してる。

例えば
週休二日制、
有給休暇
ボーナス
ほら、これを現代の修正機に入れてみる

リストラ
サービス残業
減給

どれもイコールで結ばれるの、あははは
あは
あは
あは
あはははは…は

――――もう、限界だ…

いっそ、壊れてしまえばどれだけ楽になれただろうか。だが、家族はソレさえも許さなかった。

妻は言う
「会社を辞めるなんて何を言ってるの!?あなた一人の体じゃないんですからね!お金はどうするんですか、生活は!?退職金はもらえ…」

娘は
「どうでもいいけど、お小遣いは払ってよね…」

畜生、糞ったれ、俺はそういうのが嫌で会社を辞めたのに、ソレさえもわからないのか!

糞、糞、クソ、クソクソクソクソ、くそくそクソくそ糞くそクソくそ糞屎糞くそ!!!



             ◇


 気付いたとき、手に包丁を持っていた、ぽたぽた落ちる朱液、白い絨毯は、赤…いや、どす黒く変色し、かぴかぴと黴みたいにひび割れている。
 そして、床から生えるマネキンみたいな四つの腕と、四つの脚。趣味の悪いオブジェみたいだ。

…少し、楽になった

 そのあと、会社員は完全に壊れた。楽、そう楽になった。
 でもまだ、まだまだまだまだまだまだまだ、こんなの全然足りない、汚い物に満ち溢れている世界を全部壊してやろうと思った。でも、そんなこと出来る訳無いんだ。私はただのサラリーマン、ああ、今は単なる中年親父か…

 だから、もっと単純な方法があったんだ。
 とおくへいこう


がたんごとんがたんごとん

がたん                 がたんごとん        がたん          がたん
            がたんごとん      がたん
がたん                     ごとん

           がたん                  ごとんごとん






  恐怖は無かった、だって、今生きていることのほうが恐怖なんだから…








              ぐちゃ



               完
2005/04/12(Tue)00:34:03 公開 / Town Goose
http://syousitu.gozaru.jp/syousitu.gozaru.jp
■この作品の著作権はTown Gooseさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
むぅ、眠さと疲れでとんでもない文章が…(汗 現代の疲れたおじさん達をかいてみたいな〜なんて思ってたら、とんでもなく訳の分からない文章に…あぁ、自分の文章力の無さを再認識、批評お願いいたします。
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