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『いつまでも光を』 作者:Jackワーカード / 未分類 未分類
全角683文字
容量1366 bytes
原稿用紙約2.25枚
僕が彼女とであったのは、中学一年生の頃だった。
彼女は影に光を照らし僕を支えてくれた。
僕はとてもつらい背負い生きてきた。
とても悲しい過去。僕も良く思い出すことが出来ない。
幼い頃、両親に見捨てられ、とうとう離婚した父の人形としてその家に置かれた。
毎日の虐待と精神的に苦しめる尋問。自分の枕は涙でいつも湿っていた。
僕には全くの自由がなく、父は決して僕の存在を認めなかった。
僕に物心が付いた頃から、父が憎くて仕方なかった。
こうなると、性格は闇そのものだ。
大した取り得もない僕はいじめの対象とされた。
ケンカは強かった。だから精神的な攻撃やリンチ。悪口を書かれたり、物を壊されたり。
僕には友達なんて一人もいなかった。
誰一人僕の存在を認めてくれる人がいなかった。
心の中はいつも悲しみが絶えなかった。
自分が誰にも必要とされず、やりたい事も出来なく、ただひたすら時に流され、自分の存在価値が分からなかった。

そんな時僕は一人の女性と出会った。彼女は生まれて初めて僕の存在を認めてくれたのだ。
彼女は本当の強さを知っていたのかもしれない。
彼女のおかげで今まで全く気付かなかった自分の力を知った。やる事は上手くいき、笑顔を覚えた。彼女は僕が、面白い人だと言い笑ってくれた。そして、共に歩んだ。
やっと僕にも自分の存在を認めてくれる人が少しずつ現れた。
闇が光を覚えたとき言葉に出来ない喜びがあふれていた。
生きることに芽生え、少しずつ自分の存在価値があるような気がしてきた。

彼女のおかげで僕は生まれ変わり、今の僕があるのだろう。
そして心から彼女に言いたい。「ありがとう」と。
2005/03/19(Sat)01:42:35 公開 / Jackワーカード
■この作品の著作権はJackワーカードさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
実話を元に作った話です。辛い思いをして生きてきた人なら感動していただけるかもしれません。
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