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『恐怖(読切)』 作者:昼夜 / 未分類 未分類
全角1640文字
容量3280 bytes
原稿用紙約6.3枚
 俺が怖いのは隙間とか、暗闇とか、得体の知れないものとか、オカンとかじゃねえ。

 自分が怖い。

 俺の作り出す想像が怖いんだ。

     ◆

 なんかやたらと目が覚めちまう夜ってあるだろ? あるよな。
 考え事とかしてたら人間って寝れねぇんだよ。何か知らないけどさ。
 で、俺はもっぱら怖いことばっか考えちまうわけ。
 豆電球なんか付けて寝ない。もう高2だしな。
 でもその暗さが俺の想像促進剤になっちまうわけだ。

――今、ふと目を開けたら、すっげえ形相の奴が目の前に居る。

 しかも、“もし”とか“居たら……”とかじゃないから怖え。
 本当に頭の中でその形相をイメージしちまって、「目を開けた瞬間、殺される」とか勝手に思って布団を深く被るんだ。
 そしたら今度はまた。

――布団からはみ出た部分は切られちまう。

 とか、もう意味も脈絡もねえ話だよ。
 昔よくやったアレみたいな。
「この白い線からはみ出したら死亡なー」
「ああ〜、死んだ〜」
 いや、死んでねえよ、っていう。
 まあそれよりはリアルな想像なんだけども。

 それから、壁を向いて寝てたらもう最悪。

――今、俺の背後に絶対誰かいる。

 なんて思っちまう。
 そんな時はもう、あれだ。声まで想像で聞こえちまうんだよ。
『ねえ』
 だとか。
『おい』
 だとか。
 しかも、気配まで感じちまう始末。

 もう、重症だよ。
 こんなに自分の想像が怖いなんてな。

 寝る前に、隙間を見ちまったら更にヤバイ。

――その僅かな隙間から女が覗いてる。

 止まるところを知らねえよ。
 そんな時、物音でもしたら正直、ちびっちまいそうだ。
 いや、ちびんねえけどな。

 何かは判んねえけど、よく切れそうなモンを俺の首筋に当てるのを今か今かと待ちわびてる気がするわけ。

 ほんと、いい年こいて恥ずかしいんだけど、トイレもおちおち行けないね。

――いきなり扉が閉まって俺は出れなくなる。そしてドアノブがガタガタと……

 なんて思う始末なんだから。
 でも、俺んちのトイレは中に電気のスイッチがあるから平気なんだよ。
 それに比べて、中内、おれの友達なんだけど、そいつんちのトイレはスイッチが外だから可哀相だよな。

 人の心配してる場合じゃねえか。
 これは俺の中の話なんだし。中にあるスイッチが付かなくなるほうが怖えわ。

 でもよ、人から聞いた怖い話も俺の想像に加担しちまうんだ。
 もうこれは病気だよな。
 医者は相手するかな。
 その医者がもう医者じゃなくて別の何か……ってこれがいけねえんだ。

 なんだろなあ。
 きっと一人暮らしのせいなんだろうな。
 結構気楽でいいもんだけど、この想像を止める存在が必要だ。
 例えば、夜に添い寝してくれる女とか……

――添い寝してくれたその女は、すげえ形相で――

 ああ、もう違う。
 だからそういう想像じゃなくて、健全な男子高校生の想像は妄想でしょ。

 そうそう、胸なんかF……はでかすぎる。
 俺はあんまりそういうのはダメだ。
 ん〜、そうだな、Cくらいで、ウエストはきゅってくびれてる。
 そしてぱっちりした目と、しゅっと通った鼻筋。

 いい感じなんでないの。

 それから、きゅっと引き締まったおしりで〜


――その女は俺を殺そうとしてる女に切り裂かれる。


 ……だ〜っ、何でだ。
 俺、しっかりしてくれ。
 もしかして、本当にその女に取り付かれちまったんじゃねえか。


 けど、あれだよ。
 所詮、俺の想像なんだ。
 そう思って落ち着いて、やっと眠れるんだ。

 でもな。

 最近どうもおかしくってさ。
 本当に足を捕まれた感触がしたり、背後の気配が近づいてんのよ。

 まぁ、俺の想像力がヒートアップしたってことかもな。
 病院、まじで行こうかな。


 けど。

 今、これを打ってる時にも、動悸が激しくなってきて、ああ、なんかはいごがヤバイや倍や倍場yが言う亜jが歯jfjl










 あなたはわたしをうみだしてくれたのね







2005/01/23(Sun)01:47:09 公開 / 昼夜
■この作品の著作権は昼夜さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
短かったかなぁ。
でも昼夜がたまに思います。
ここまでひどくないけど(笑
まあ、ショートショートで通じるかなぁ。
いや、短すぎる。しかもオチが――
でも書きたかったんです……すいません。

こんな駄作でも読んでくだされば、是幸いです。
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