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『DEATH GAME 【零】』 作者:ガルフレッド / 未分類 未分類
全角405.5文字
容量811 bytes
原稿用紙約1.55枚
近未来。
死、という言葉を使う子供に対して、
その言葉の恐ろしさを思い知らせよう、と大人が言いました。
大人は皆その言葉に興味を示していました。
「で、一体どんな計画なんだい?」
一人の大人が尋ねました。
「簡単な事です、実際に経験させるんですよ」
大人は簡単に答えました。
「実際に、とは一体?」
違う大人が尋ねました。
「その言葉どうりですよ」
大人は簡単に説明しました。
熱心に説明したせいか、それは正論だ、という人が大半を占めていました。
その内容はこうです。
簡単なゲームを行い、必要とされない子供達(男女)を集め、
その子供達と、怪物を戦わせる、といった極めて簡単なゲームでした。
「なんて言うゲームだね?」
白いひげをはやした老人が尋ねました。
「ええ、この目的にちなんで、」
【DEATH GAME】、と大人は言いました。
これは希望に満ちたゲームだ。と誰かが言って次の瞬間、
騒音ともとれる拍手がその場所に響き渡りました。

2004/06/14(Mon)23:08:38 公開 / ガルフレッド
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