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『光を目指して 2』 作者:倖 / 未分類 未分類
全角1419.5文字
容量2839 bytes
原稿用紙約4.95枚
ポタ…ポタッ…血がアスファルトに流れ落ちる

「・・・・・・なんだ…これ?」

少年は手についた自分の血を眺め言った。

「な・何言ってんだコイツ、狂ったのか?」

ハンター達は騒めく

「なぁ、これ何なんだ?」

「う・うるせぇな!!てめぇの血に決まってんだろ!?」

どう考えても奇妙な少年の問いにハンターの一人が叫ぶように言った

「・・・・・・・・・」

「忠告を聞かないからそういう事になるんだよ!!今度は外さないからな!!」

ハンターが銃を構えなおし笑いながら言った

ダーン!!

銃弾は少年の肩を貫通した。

ボタボタ・・・

傷口から血があふれまた地面に落ちた。

「どうした?さっきの元気は?怖くて声も出ないのかよ?」

立ったまま動かない少年にハンター達は笑いながらまた言った

「じゃあなクソガキ!!恨むんなら他人事に首突っ込んだ自分を恨みな!!」

ダン!!ダン!!

また銃声がなった、その直後少年は動いた

チュイン!!

「な・避けた!?」

「まさか!?あんな至近距離で!?」

ハンター達が信じられないと言うように叫んだ

「・・・・見切った」

ボソリ・・とそう呟くと少年はハンター立ち目掛け走り出した。

「くそっ!!」

ダン!!ダン!!ダン!!

連続し銃声がなる、だが今度は一発もかすりもしない、少年はハンター達の目の前で飛び上がり落ちる
重力を利用して撃ってきたうちの一人の顔を思いっきり蹴った。

メキィ!!

鈍い音と同時にそのハンターは血を吐いて倒れ動かなくなった。

「・・・・・次は?」

少年は立ち上がりハンター達の方を振り向いて言った、シロは少年のその様子に背筋が凍るような感覚を
覚えた。撃たれる前までの全然違い、とても冷たい目をしていたのだ。

「・・・・くそっ!!今日はここまでだ!!」

一人がそう叫ぶとハンター達は一目散に走り去って行った。

「・・・・・・おい!!大丈夫か!?」

少年はシロに駆け寄り心配そう言った、もうアノ冷たい目ではなかった。

「・・・・えっ!?・・大丈夫、大丈夫!!ありがとな助けてくれて!!」

シロはハッと我に返り、助けてくれた少年にお礼を言った。

「でも知り合いでもないのに、なんで助けてくれたんだ?」

「たまたま通りかかったらなんかヤバそうだったからさ〜」

少年は笑いながら言った。

「え?そんだけの理由で?」

親に見捨てられ人を信じられなくなっていたシロには信じられなかった、ただヤバそうだったという理由
だけで、銃を持ったブラックハンター達の中に飛び込んできたというこの少年の行為が。
久々に人の温かさに触れたシロは目に涙が溢れそうだった。

「本当にありがとな。俺シロっていうんだお前名前は?」

必死に涙を堪えながらシロは聞いた。

「名前?え〜と・・・なんだっけ??知らねぇや〜」

は?

「ちょっと待てよ、自分の名前知らないってどういうことだよ?」

シロは少し呆れるように笑い言った。

「なんか俺、覚えてること少ないんだ〜記憶喪失ってやつ?」

また笑いながら言う少年、しかしシロは笑えなかった、いやむしろ呆れるように笑ったことを後悔した。

「ご・ゴメン!!笑ったりして・・・」

「え〜?別にいいぜ?気にしてないし」

本当にこの少年は気にしてないようだった、いやただたんに能天気なだけかもしれないが。

「あっ!!そうだ!!おまえ行くとこないなら俺と来ないか?俺外の世界に(地上)行こうと思ってるんだ!!」


2004/06/07(Mon)22:35:08 公開 /
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