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『 ふ め い』 作者:サンタクローズ / 未分類 未分類
全角1402.5文字
容量2805 bytes
原稿用紙約4.25枚

 世界がまだ子供のころ、それは存在し、世界が育つにつれてそれは姿を消していく。

 だって育っている間はつまらないから。

 でもそれは今の世界では存在している。

 それはずっと世界に存在し続けた。

 世界をずっと見守っているように。

 世界はずっと楽しくなるように。

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 孤独く少年がいたとしよう。ここにひとつの物語を作るには天と地が必要だ。

 そうすれば重力により完全な自由を奪われる。

 そして孤独な少年が生きれるために陸を作ろう。
 
 これで海と陸が作られ自由はどんどんなくなっていく。

 次に孤独な少年が生きていけるよう町を作ろう。

 孤独でも町がなければすぐに死んでしまうから…。

 孤独な少年のためにほかの人間も作ろう。

 孤独な人間を見張る誰かをいつもいるように。

 この物語を作成しよう…孤独な少年の物語を…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 合言葉はひとつだけ。僕らが決める合言葉は一つだけ誰にもわかるようでわからない合言葉。少年を見張るための合言葉…。少年は青年へと成長した。高校二年生という微妙な時期に突入した青年には名前があった。
 孤独な少年…孤独な青年。名前を安土雄一(あづちゆういち)という名前。孤独な青年はやっぱり名前ができた。そして彼は完全な孤独ではなかった。友がいた。ずっとずっと友達がいた。いじめや差別なんてされてなかった。完全ではなかった。孤独青年を今から孤独に変えよう。今からでも大丈夫だから孤独にしてしまおう。世界が望むなら…


「またか…」
安土は声を出した。消えそうな、消えなそうな…やっぱり消えそうな、かすかな声。風が吹かなくてても消えてしまう声。かすかに聞こえる声の先の靴の中には画鋲が入っている。孤独になる少年…孤独になった青年。いじめや差別をようやく受けた。画鋲はもう日常茶飯事。理由?そんなの覚えてない…ただ誰かが気に入らなくそれがみんなに伝わりこうなった。やっとこうなった。やっと孤独になれた。青年を消すかのように。主人公である青年をこの世界から消してしまうかのように青年は合言葉を言う。返答はない…合言葉はもうない…あきらめればいい。青年は孤独、孤独な青年。今度は何しようか?今度はもっとなかせてやろう。そうしよう


 青年は泣いた。泣き続けた。車事故で青年は家で独りぼっちになった。誰も気に止めてくれない、クラスのみんなどうでもいい感じ。青年は孤独。やっと孤独。家族も学校もなくなった。どうでもいい世界、そう思われた…でも生かす。生かしてあげる。もっと孤独を与えてやりたいから。家族が死んでお前は生きる。孤独になる少年、孤独な青年、雨は降らないそんなことしない。晴れ渡ってみんな元気に動いてく。青年は泣く、空は笑う。世界は青年を必要としないから。
 青年はどこかに行く。学校辞めて名前も捨ててどこか遠くへ歩いていく。お金がないから車がないから歩いていく…さようならも言わずにどこかに消える。


 時期に青年死んじゃった。死んじゃったからもういらない、また違う世界を作ればいい。僕らは神様。遊ぶもの探してる。退屈しないように、いろんな物語を作ってあげる。僕らは神様どうでもいい世界作っている。どうでも良いから殺し合いも戦争もなんでもできる。楽しみたいからずっと、ずっと楽しんでいるから。
2004/05/06(Thu)14:40:44 公開 / サンタクローズ
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