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創作小説 投稿掲示板『登竜門』 『ずっと一緒だよ ①』
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- 『ずっと一緒だよ ①』 作者：うさぎ / 未分類 未分類
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全角962文字ずっと一緒だよ ①
容量1924 bytes
原稿用紙約4.15枚
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◆白河 楓（妹）高校1年◆白河 雅弥（兄）高校3年
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ある日のこと……。
いつものようにリビングで私はテレビを見ていた。
そしていつものように何気ない一言を口にしていた。
｢わ～、このバンドかっこいい～～！｣
｢はぁ…。おまえこうゆうのが好きなのか？｣
隣に座っている兄がつまらなそうにテレビを見ている。
｢うん！いいよね～｣
｢………｣
｢ねぇ、お兄ちゃんもこうゆう格好してよ～｣
｢いやだ｣
｢え～なんで！？絶対にモテるよー｣
｢モテんでもいい……｣
｢つまんない～～お兄ちゃん顔はいいんだからもうちょっと身だしなみきちんとすれば良い所いくと思うのにな～｣
兄はその辺の男に比べれば断然顔良し!なんだけど、髪は伸ばしっぱなしだわ服装のセンスはないわで
見た目冴えない男にしか見えない……。
まぁ…私はそんなお兄ちゃんが好きなんだけどね///
｢前髪邪魔じゃないの？｣
兄の前髪に手を通しかきあげる。
｢別に｣
｢そうですか～｣
ほんと何に対しても興味を持たない人だからな……。
机の上のチャンネルを取り適当に番号を変えた。
ニュース番組でアイドル特集と出され『彼女』の画面目が止まった。
｢え～！！このアイドル彼女いるのー！？ショック～…｣
私がワーワー!言ってる横で静かにテレビを見ている兄をチラッと見て
｢ね～お兄ちゃんは彼女とかいないの～？｣
と、ずっと気になっていた事を聞いてみた。
｢いない…｣
｢ふ～んお兄ちゃんの周りの人は見る目ないね｣
｢なにが？｣
｢ん～別に｣
おまけに超が付くほどの鈍感な兄。
私は今までいろいろと態度で示したがあえなく撃沈…。
全く気づいてくれないのですよ。
｢そうだ、明日、放課後さ買い物付き合って。｣
｢いいよ｣
｢ほんと～！？ありがとお兄ちゃん～～！！｣
兄に抱きついたものの……
｢いつもの事だろ｣
と、普通の反応です。
年頃の女の子に（妹だけど）抱き付かれたんだから少しは慌ててほしいんだけどな～…。
｢そろそろ寝るね。お休みお兄ちゃん｣
｢あぁ｣
立ち上がり部屋を後にした。
部屋に入りある決心をした。
｢明日こそ…うん、がんばるぞ！｣
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2004/04/22(Thu)15:57:09 公開 / うさぎ
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