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『よいにまぎれて。@』 作者:てんとうむし / 未分類 未分類
全角1806.5文字
容量3613 bytes
原稿用紙約5.35枚
私がした、親不孝。高校を辞めたこと。小学校、中学校は主席の成績だった。まぁ、私立の学校だけど。それでも、一番はいちばん。頭は良かったと自分でも、思っている。ただ、高校に入って、楽しいことを見つけてしまったのだ。、、、彼氏。昔、占い師に言われたことがある。
『あなたは、男で失敗する。』
まさにそのとおり。占い師ってすごいんだなと、こんなに早く実感するとは、思わなかった。高校を辞めたって言うのは、すぐにうわさになった。小さい町に住んでるから仕方が無い。同じ高校に行った、中学の同級生もいるわけだし。私は、この町で肩身の狭い生活を送っています。

『今から会える?』
『ん?今から?』
『そう今から!』
『ちょっと待ってて、あと30分後につくから。』
私の彼氏はいつもそう。断れない男なんだ。気の弱い人なんだろう。私が、高校辞めてからは、特にそう。きっと、自分のせいだと思っているんだろう。私は、『いつもありがとう』とメールを打って、携帯をバチンと閉じた。真昼間から、彼氏を呼ぶ私。真昼間から、ちょろちょろやってくる、男。しかも、その男っていうのは、何を隠そう、医学生なのだ。レントゲンの何とかになるって言っていた。私は、この男と出会ってから、人生はガタガタと、音を立ててこわれていった。

あれは、まだ私が高校生になったばっかりのときだった。夜の10時ぐらいに塾から、うちまで帰ってた。田んぼ道を、いつものように帰っていたんだ。そしたら、「あっいたい!」自転車から、転げ落ちてしまった。恥ずかしい。誰も見てないのが救いだったけど。たまに、自転車でこけるんだ。きっと、いつもどこか遠くを見てるからだろう。
『大丈夫?』
私の近くに、一台のビートルがとまった。この車好きなんだ、、、。なんて、思う前に、鳥肌がたった。なにこの男。何で、止まるの?最近誘拐がはやっているけど、もしかしたら、今まさに誘拐されそうになっているのかも知れない。
『大丈夫です。だいじょう、、、』
車から降りてきたのは、身長が180センチくらいある、何気に、私の好みの顔の男だった。でも、すぐに、好意を持ったわけではない。怪しいじゃない、こんな夜中に。
『消毒してあげるわ。』
車の中から、綺麗な女の人が出てきた。長い茶髪のストレートヘアーに、大きな目。暗かったから、それくらいしか覚えていない。女の人は、なぜか、救急箱を持っていて、手馴れた感じで、擦りむいたひざを消毒してくれた。『ありがとうございます。』
『いえいえ。気にしないで!』
女の人はニコニコしていて、男の人は、車の中で煙草を吸っていた。
『ありがとうございました。』
ビートルは、すぐにどこかに行ってしまった。なんだか不思議だった。急にこけたのも、車が止まったのも、あの綺麗な女の人も。女の人の香水のにおいと、ひざの手当てだけが残った。
次の日も、私はひとりで塾から帰ってたんだ。今度はこけないように、気をつけながら。そしたら、昨日と同じ場所に、あのビートルが止まっていた。
こわい。何か言われるかもしれない。そういえば、あの男の人は、強面だったし。私は、一気に、自転車でビートルを追い越した。
『まって!』
やばい!話しかけられた。
『待っててば!』
車に勝てるわけもなく、、、。私は、自転車を止めた。
『ごめん驚いた?』
優しい声で話しかけてきたのは、綺麗な女の人じゃなくて、強面男だった。
『昨日は大丈夫だった?』
私は、車の中に、女の人を探したけど、どうやら乗ってないみたいだ。
『きっ昨日はありがとうございました。』
『あっ、いいよ、いいよ。あの子、看護婦さんの卵だから。ほっとけないんだよ、怪我をした人が。』
『あ、、、ああ。』
納得した。だから助けてくれたし、手当てがうまかったのか。そのあと、勢いに任せて、男の人と話した。年上の男の人と話すことなんてめったに無いから、すごくドキドキした。話してるうちにわかったことは、この男の人は、小柳さんって言う人で、あの女の人は彼女ってこと。けど、わからなかったことがある。最後に言われた、
『ねぇ、麻美ちゃん付き合って!』
って言う言葉。いつの間に、名前を教えたっけ?ってコトと、付き合うってコト。ついて来てって事かな?それとも、彼女になってってコト?どっちにしても、変だ、、、
『あっ、今日は遅いからメールして。』
彼は、メールのアドレスを書いた紙をくれた。
2004/02/27(Fri)14:23:06 公開 / てんとうむし
http://www.memorize.ne.jp/diary/08/66334/
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まだまだ、続けて書くつもりです。
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