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『記憶の彼方にあるもの(chapter-2)』 作者:フィッシュ / 未分類 未分類
全角1457.5文字
容量2915 bytes
原稿用紙約5.1枚
chapter-2・・・現在と過去でちがうもの


水島家初日である。

「ふぁ〜〜〜。眠いな。8時00ちょうどか」

といっても、これからどうかするわけでもないので、ベッドから降りて
とりあえずはリビングに向かった。

「おはようございます。涼様」

メイドの人はすでに掃除やら忙しそうである。

「ああ、おはよう」

俺はリビングに入ったら、すでに恵美さんが料理を作っていた。
この匂いからしてかなりの料理の達人と見た。

「おはようございます。恵美さん」

「おはよう。よく眠れましたか」

「ええ、熟睡できましたよ」

「ふふふ、そこは昔と変わりませんね」

「ということは、いつも睡眠が第一みたいな感じだったんですか?」

「ええ。まあー変わったと言えば、朝きちんと起きてくれるようになったことですかね」

「じゃあ、明日からは起こしてくれるんですか?」

「せっかく寝坊してくれないで起きれるようになったんだから、これに得したことはありませんよ」

恵美さんは笑いながらも、手を休めずに料理している。
かなりの器用さである。

「そういえば、俺は学校はどうしたらいいんですか?」

恵美さんは料理を作りながら、話してくれた。
にしても、朝っぱらから何を食わされるんだろうか?
やけに量が半端じゃないような気がする。

「涼さんは事故ということなので、一週間休めることになってるんですよ」

「じゃあ、いろんなところを見て回るとしようかな。自分の過去を取り戻すためにも」

そのとき、恵美さんは手を止めて語りかけるように俺に言った。

「・・・涼さん。人間は知らない方が自分のためになることもあるというのを忘れないでください」

俺は背筋が凍った。この異様な威圧感は何だ?これは俺の知ってる恵美さんではない。
とても冷え切った口調であり、とても寒い感じだ。

「わかりました。しかし、俺は自分の過去を知る必要もあるんです」

「そうですね。自分がどんな人間かは誰だって知りたいですもんね。
でも、くれぐれも無理はなさらないように」

「はい。わかってるつもりです」

この部屋はとても重い空気に包まれている。
俺が退いてるとき恵美さんがいつもの口調で。

「それではご飯にしますから席に座ってください」

「俺の席って何処なんですか?」

「あっ!忘れてました」

「・・・」

さっきの威圧はどこのいったのだろうか?
恵美さんは、俺の席を取りに二階の物置に行った・・・その後異様にホコリだらけのいすに座らせられた。

「はい、じゃあいただきましょう」

気づいたら、茂さん、麗奈さん、淳もいた。ホントに気配がないので困る。
朝飯の量はやはりとんでもない量だった。これを本当に俺たちだけで食うのか?
と思ったら、メイドさんの朝飯も入っていたようだ。納得。
水島家の料理も至って普通。ご飯、ネギのみそ汁、紅鮭、漬け物、青汁、と至って・・・普通?
何故青汁が?

「すんません。なんで朝っぱらから青汁なんですか!?」

「体にいいからですよ!」

「飲まなきゃ駄目ですか?」

「もちろん!!!」

「・・・はあ〜」

とりあえず朝食を済ました俺は、近所を調べることにした。
・・・青汁のせいで気持ち悪いというのは内緒である。

「さあ〜てと。着替え着替えと、あった」

俺は準備をした後玄関に向かった。思ったんだがメイドさんはいつから此処にいるのだろうか

「お〜し。じゃあとりあえずいろんなところを歩き回ってみるか!」

「行ってらっしゃいませ。涼様」

「あい。行って来ます」

俺はこれから、この皆月町を探索する。

2004/02/15(Sun)17:23:47 公開 / フィッシュ
■この作品の著作権はフィッシュさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
まだまだ、描写は少ないかもしれませんが
宜しくお願いします。次の話も完成しそうなので近日また投稿したいと思います。
また、良いところ、悪いところ指摘してください。次回も頑張りますので。
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