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『誰より一途に貴方だけ NO.2』 作者:井上怜也 / 未分類 未分類
全角1359文字
容量2718 bytes
原稿用紙約5.05枚
<RUKAの結婚>
 そのニュースを見てから、二日後。
 悠乃の様子は、さらにおかしくなっていた。

 何も無いような所を見つめては、溜息をつく。
 普通に歩いていると思ったら、「力が抜けた」と言って突然しゃがみこむ。
 何か考え事をしているのかと放っておけば、急に泣き出したり、無表情になったり。
 今まで真面目にうけていた授業も、最近はサボったり居眠りしていたり。
 この悠乃の変わり様に驚いたのは、悠乃の両親、友人、教師達。
 今まで少しズレている所もあったが真面目な方だった悠乃が、何故こんなに変わってしまったのか。
 担任教師に至っては、心配して家までおしかけて来た。
 しかし。

 もっと悠乃を心配し、驚いていたのは悠弥だ。
 二日前の悠乃の様子といい、RUKAがらみで何かあったのではないかと思い、悠乃から何かと聞き出そうとしていた。
 だが、悠乃は「何でもない、気にしないで」としか答えない。
 「気にしないで」いうのが無理なのだが、機会があれば同じ質問を繰り返しているのに一向に答えようとしない悠乃を見て、
悠弥は「これはムリだな」と諦めた。
 粘り強く頑張っていたのだが、一日に五回以上訊いているにも関わらず、答えない。
 それは、悠乃の性格からして見れば「何度訊かれても絶対に答えない」と言っているようなものなのだ。
 それをわかっている悠弥は、「これ以上訊いてもムダ」と思い、訊く事を諦めたのだ。
(…気になるけど、ムリだしなぁ……)
 悠弥が大きく溜息をつく。
(何なんだよ、一体……)
 在らぬ方向を見上げ、ぼ〜っと悠乃の様子を思い出す。

 ―――結局、何故悠乃の様子が変なのかが分からなかった。

 悠弥は、この後何かが起こりそうな、悪い予感がしてならなかった。
 悠乃の身に、何かが起こりそうな。
 そんな、予感―――…。





 一方、悠乃の方はというと。
 帰ってくるなり自分の部屋に閉じ篭り、虚ろな瞳で天井を見上げていた。
(…RUKAが……)
 結婚、か。
 あのニュースを見てから、悠乃はその事だけ考えていた。
 忘れようとしても、ずっと頭から離れないのだ。
 その話が。

(…なんで…こんなに好きになっちゃったんだろうなぁ……)
 そう思って小さく溜息をつき、ベッドに横になる。
 そっと、悠乃はRUKAを初めて見た時の事を思い出していた。

 RUKAを初めて見たのは、ほんの偶然だった。
 たまたま見ていたテレビの音楽番組で、RUKAが出たのだ。
 最初は「あ…けっこうカッコイーかも」そう思うぐらいだったのだが、歌を聴いて唖然した。
 綺麗な声。
 それだけではない。
 歌詞に込める想いが、画面の向こうまで伝わってくるほど切ない歌い方。
 書く詩の、脚色され過ぎたものではない美しさ。
 創る曲の繊細さ。
 毎曲ごとに違う良さがある所。
 そのRUKAの全てに、悠乃はあっと言うまに惹かれていったのだ。

(…見るべきじゃ…なかったのかなぁ……)
 瞳にうっすらと涙を浮かべ、天井を睨む。



―――神様。何故 私に彼を見せたのですか?



 愛しすぎて、愛しすぎて。
 届かない存在だと、わかっているのに。
 胸が苦しくなるほどに、焦がれてしまった。
 貴方に。



 愛してる



 今は、そう呟く事しか出来なくて…―――――
2003/12/04(Thu)20:33:04 公開 / 井上怜也
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■作者からのメッセージ
前回から結構間が開いてしまいましたね…(^^;
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