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『夢人 第六章』 作者:棗 / 未分類 未分類
全角715文字
容量1430 bytes
原稿用紙約2.55枚
「宿命」



もう一人の自分が疼く
もう一人の魂が疼く
もう一人の傷跡が疼く


俺は、とんでもなく訳の分からない事になっていたらしい。
頭痛が治まったと思ったら、自分の意識に関係なく、誰かに鎌を振り上げようとして。
そうしたら、その誰かに吹っ飛ばされて。誰かは、俺を悲しい目で見つめていて。
体中に静電気が走っているような感覚。錯覚かは定かではない。
夢ならいい、一瞬そう思った。
その、誰かにぶっ飛ばされた気持ち。その誰かを、殺そうとしていたという情けなさ。

もし夢だったら、話の種にして笑い飛ばせる、下らないことだが。


しばらくすると、また意識は無くなった。黒いフードが、俺の顔を包み隠す。
視界が暗く、そして空気は血生臭くなった。きっと、このフードには、血がこびりついているのだろう。
恐ろしい事なのに、頭の中で当たり前のように考えている自分が居た。

また気が付くと、俺の視界は赤一色になった。
血に染められた地面。そして、無数に飛び散る羽。
道の傍らで倒れている人。死に掛けている子供達。崩れ落ちた家。赤く燃える炎と、盛んに流れていく鮮血。
何処かで見た風景に、似ている。

しかし、それを見て、何とも思わない自分が居た。そして、その光景を

―――自ら作り出している自分が居た―――

鎌には、黒くなった血が付いていた。
黒いフードの裾は、少しだけ赤みを帯び、湿っている。
また、鎌を振り上げる。
助けてくれ、と懇願する声が、耳の奥で何回も轟く。何回も繰り返す。
しかし、今の俺に、人の命を助けてやろうと思う心なんてない。

ザクッ、という確かな感触。悲鳴。泣き叫ぶ声。

―――人の命を弄ぶ、死を愉しむ本性だけが、今の俺を支配しているのだから。

2003/11/19(Wed)22:50:03 公開 /
■この作品の著作権は棗さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
死神編はややホラーです。
全体的に暗めですが、書いていて楽しかったですよ(微笑)短いんですが。
ちなみに、誤りたいことが一つ。毎回パスワードが食い違ってしまい、新規投稿ばかりしてしまっています。すいません;
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