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『あの空の下で・・・・・・。 第二章 任務』 作者:葉 / 未分類 未分類
全角1647文字
容量3294 bytes
原稿用紙約5.75枚
ここは、地下に作られている特殊部隊本拠地でる。
月海 理沙とはあれから数回あったがいつも馬鹿にされていた。
俺は今、隊長から呼び出されたので隊長の部屋に向かってる。
角を曲がろうとしたそのとき、また会ってしまった。

「痛っ!」
「きゃっ!」
「すいません!急いでいたもので。」
「いったいじゃない!どこ見て歩いてるのよ!って、もしかしてサトシ?」
「なんだ理沙か、謝って損した。」
「なんだ理沙とは何よ!」
「すまん、急いでるから後にしてくれないか?」
「どこに行こうとしてるの?」
「隊長から呼び出された。」
「あなたも?私も隊長に呼び出されたところよ!」
「そうか、それじゃ一緒に行くか?」
「ええ、そうしましょう。」

二人は、隊長の部屋に向かって歩き出した。
隊長の部屋は、少し離れたところにある。
部屋に着くまで、俺は理沙に馬鹿にされていた。

「だから、言っているだろう!俺はシャイじゃないって!」
「ふ〜ん、それじゃ、あの女の人にしゃべりかけてみてよ!」
「うっ!そ、それは・・・・・。」
「あれどうしたの?サトシくん〜?」
「う、うるさいぞ!今俺たちは隊長の部屋に向かっているんだぞ!」
「そうだったわね、それじゃ、部屋まで競争だ!よ〜いどん!」
「こらっ!ずるいぞ!」

理沙の足は結構速い、俺でも追いつくのがやっとだ。
しばらくして、俺たちはやっと部屋にたどり着いた。

コンコン
「「失礼します」」
「どうぞ。」
低いどっしりとした声が響き渡った。
俺は会ったことはないが、理沙曰く、『隊長は、単なるおじさん!』らしい。
「月海理沙ただいま到着しました。」
「麻倉サトシただいま到着しました。」
「うむ、ご苦労。」

隊長は、俺たちに背を向けたまま話していたので顔は確認できなかったが、タバコか何かを吸っているのがわかった。

「お前達二人には、重大な任務を任せたいと思う。」
「隊長それは、私とサトシだけですか?」
「そうだ、任務の内容だが、今こちらの基地に向かって小規模な攻撃が始まろうと している、この程度の敵ならお前達二人で十分だと思う、引き受けてくれる   か?」
「「はい!わかりました!」」
「うむ、それでは頼むぞ!」

そうして、俺たちは部屋を出た。
攻撃は後数時間で始まるらしい、二人は各自の部屋に戻り戦闘の準備を始めた。

準備が終わり、待ち合わせ場所の外に出た。

「俺の方が、早かったな。」
理沙はまだ来ていないようだった。
今、ここで戦闘が始まるなんて思えないほど静まり返っていた。

「ごめん!待った?」
「いや、俺も今来たところだ。」
「ここで、戦闘が始まるなんて思えないね。」
「ああ、でも、戦闘が始まると言うことはここは荒れてしまうな。」
「ええ、それはどうにかして防ぎたいわね。」

そのまま二人は考え込んでしまった。
そして・・・・・、
「そうだ!先制攻撃をしましょう!」
「そうするか。」
「敵は確か南南東の方角よね?また、競争する?」
「いや、ここには確か特殊なバイクがあったはずだ、それを使おう!」
「ええ、そうしましょう!」

俺たちは、先制攻撃をすることになった。
このバイクは、音速に近い速度まで出せる。
すぐに、敵の姿は見えてきた。
歩兵が200程度しかいなかった。確かにこの程度なら俺たちだけで十分だった。

俺も理沙も赤外線を使った剣の使い手だった。
バイクから降りて敵に突っ込んでいった。

30分程度で終わった。
もちろん、俺たちの圧勝だ。周りはもう真っ暗だ。星が輝いている。
俺たちは夜の草原に座っていた。

「きれいだね。」
「ああ、昼の草原もいいが夜の草原もいいな。」

肩に理沙が寄りかかってきた。
「ねちゃったよ。」
「このまま少し寝かせといてやるか。」

そのまままた俺は夜空を見上げた。
輝く星がたくさんある夜空を・・・・・・・・。



次回予告

あの空の下で・・・・・・。 第三章 休息

理沙と知り合って一ヶ月たった。あれから数々の任務をこなしてきた二人。
隊長から二人に休暇が与えられた。
2003/10/28(Tue)20:16:55 公開 /
■この作品の著作権は葉さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
続けざまに二章も書き終わりました!
まだシャイは治りませんね。
感想をお待ちしております!
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