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『くれよんの魔法  第二章』 作者:あやな / 未分類 未分類
全角985.5文字
容量1971 bytes
原稿用紙約3.5枚
ガラッ・・・・
教室のドアを私が開けたら、先生も、みんなもこっちを向いて・・・。
何?私・・・何かした・・・?
先生がちょっと怒った口調で言った。
「こらぁ!亜月!新学期早々遅刻とは、いいご身分だな!」
私は、顔を赤らめて、席に着いた。

・・・・え?

隣には、あの、さっきぶつかった男の子が座っていた。
(だれだろう。見たことないな・・・。)
私は、そんなことを思っていた、そのとき、先生が言った。
「亜月。お前の隣にいる子は、転校生だ。おい、もう一度そいつに自己紹介をしてやれ、転校生。」
その少年は、さらりとした黒髪をなびかせ、
「水島透です。よろしく。」
声変わりした、低い声だったけど、とっても綺麗な声だった。
私には、そう思えた。
「みずしま・・・とおるくん?」
「うん。そうだよ。」
少年・・透君は、すがすがしい笑顔で言ってくれた。
「私は亜月真奈美よ。よろしくね。」
私、彼のこと、なんか気になる・・・・。
   

 

                       どうしてかな・・・・?

そのあと、部活決めがあって、私はもちろん、『芸術部』よ!
図工室に行ったら、そこには・・・・
「あれ?と・・透君?」
そこには、なんと、透君がいたの!
私は驚きよ!
でも、なんでかな、ちょっと、安心感がある。
まあ、いいけど・・・・・。
「ああ、真奈美ちゃん。同じ部だったんだね。よろしく。」
私は、彼が使っている物に目をやった。
「あれ・・・?くれよん?」
私が不思議そうに聞くと、彼が、ああ、というように答えてきたの。
「ああ、これね。これは、くれよんだよ。」

・・・そういうことじゃなくって・・・・。
「あのね!どうしてくれよんを使っているのか・・・ってことよ!」
慌てて手を振った私に、透君は、ちょっと、笑って、
「あのね、信じないかもしれないよ?」
「それでもいい!」
透君の声、聞きたいもん・・・・。
「あのね、うちのお母さんが言ってたんだけど、くれよんには、魔法の力があるんだって・・・・。ね?!信じられないでしょ?」

   あれ・・・?その台詞、何処かで・・・・。

そう・・・夢の中・・・・あれぇ?どおしてこぉなるの〜・・・・・
何で、どうして透君と、おじいちゃんの姿がかぶって見えるんだろ・・・・・。
あれ・・・・・・・・・
あの姿・・・・。

 


         「りょく・・・・?」
2003/10/27(Mon)15:25:59 公開 / あやな
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■作者からのメッセージ
くれよんの魔法第二章!
さあ、りょくとは何のことなのか!
それは次回のお楽しみ♪
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