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『ドロボウのドロボウ!? 第一話』 作者:リン / 未分類 未分類
全角573.5文字
容量1147 bytes
原稿用紙約1.95枚
―――『ドロボウ』
それは、遥か昔から、いる者。
全ては、生きるために。
そして――――取り戻すために。

「いたぞー!クレイスだーーっ!!」
警官の声が、夜の町に響く。
「ぜったい!!ぜーったいに逃がすな!!今日こそ捕まえろ!でないとお前ら全員クビだぞっ!!」
「は・・・はいぃぃぃ!!!」
課長に半分脅されながらも必死になってドロボウ―――つまり、クレイス・ウェルダという少年の事なのだが―――を、追いかける警官たち。
「止まれ!止まれ止まれぇぃっ!!撃つぞっ!!!」
行き止まりにあたったクレイスに向かって、ここぞとばかりに警官たちが銃を向ける。
・・・よ―するに皆クビにだけはなりたくない一心なのだ。
「お前らみたいなやつに俺が撃たれるかよっ!」
ひらりとクレイスは塀の上にのる。
「あっ!」
「・・・じゃーねん♪」
そして、反対側へと降りていった。
「・・・」
残った警官、全員が真っ青になっている。
「ク・・・クビ・・・???」
「じょーだんじゃねえええぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!」
警官たちの悲しき声が、暗闇に響いたのだった。
――――そして後に、警察には苦情の電話が多くくる事になる・・・。

「へぇ・・・クレイス・・・ね。」
その様子を、1人の少女が見ていた。
「クス・・・・うん。使えるんじゃない?」
―――これが、物語の始まりだった――――
2003/10/10(Fri)20:50:05 公開 / リン
■この作品の著作権はリンさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
はじめまして。リンです。
これはあるときフッと思いついた作品なのですよ。
しかも、続きをあんまり考えちゃいない・・・(バカだ!!続き考えてからやれって感じです・・・。)
でもまぁ・・・何とかやっていきます。
私いろいろ書いてみたりしてはいるんですが、人様に見せるのはこれが初めてです。
・・・感想よろしくです♪
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