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『魔法の薬』 作者:みく / 未分類 未分類
全角790文字
容量1580 bytes
原稿用紙約3.25枚
バタンッ
「いったぁ」

教室にから玄関に向かう途中の薄暗い階段。
「はぁ もう最悪」

今日は朝から嫌なことばかりだ、と私は思った。
朝起きて廊下に出たら、置いてあった捨てる予定の古いテレビに足をぶつけて痣ができた。
電車を降りて、自転車に乗ろうと思ったら、鍵を忘れたことに気づいて駅から30分急いで歩いて、始業時間ギリギリで学校についた。
かと思ったら、一時間目一番最初から先生にあてられて、答えられずに5分間その場で立たされた。こんなことばかり一日中続いて、今は階段を一段踏み外した。
「今日の朝の占い、最下位だったしね・・・」

「今村?」
私は一瞬息が止まった。
心臓の動きが早くなる。振り返らなくても声でわかっていた。長谷川君だ・・・。


今日一番ショックだったのは昼休み、ジュースを買って教室に戻ったとき。
廊下に長谷川君がいた。背が高くて、友達がたくさんいて、そしてとても幸せそうに笑う。勇気がなくて、あんまり話しさえ出来なかったけどその笑顔がずっと好きだった。
でも隣にはうわさの彼女がいた。一つ年下の可愛い子。
私は初めてその子を見た。本当に可愛い子で、長谷川君の友達とも仲良さそうに話していた。

「まい」

長谷川君の声が彼女の名前を発音する。
そして、長谷川君は彼女の頭に手を伸ばした。優しそうに、やわらかく、彼女の髪に触れる。
それがまるで自然で何よりもショックだった。


「あんなとこに座ってるから何かと思った〜」
長谷川君は靴をはきながら、おかしそうに言った。私は緊張してうまく答えられない。
「うん」

「じゃあ ばいばい」
「あ」
顔を上げるとそこには私が好きな幸せな笑顔。
夕日に照らされていつもよりキラキラしてた。


「また 明日」
また 明日。 
明日もその笑顔に会える。
うん やっぱり好きだなぁ。
自然と笑みがこぼれる。

「また明日」
私は負けないくらいの笑顔で答えた。




2003/10/04(Sat)23:19:03 公開 / みく
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■作者からのメッセージ
初めて書いてみました★★
国語は苦手です(泣
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