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『アイスガール・2』 作者:岬 雫 / 未分類 未分類
全角926文字
容量1852 bytes
原稿用紙約3.55枚
              ある晴れた日に。



「祭十、お前まだあの子のこと考えてるのか?どうせ会う機会なんてないって言ってたのはお前のくせに」
「うるさいなあ。お前に言われたくねんだよ、理工」
友人に言われた一言についむっとなって言い返してしまった。
いつもなら、さらりと受け流すのに。

そう。僕は1週間前に出会ったあの少女のことが忘れられないでいた。
これって、一目惚れなのかな・なんて思ったりもしたけど、それとはちょっと違うみたいだ。
興味はあるけど・・・・

そんなある日。
トレーニングルームでの訓練があった。
実践形式の道具を一切使わない素手での戦闘訓練だ。
「今回の君たちの相手は級友ではない。君たちSクラスのなかでも優秀な幾人かにでてもらう。名を呼ばれた者以外は隣の部屋でいつも通りの訓練をしていなさい」
今までになかったことだ。
一体全体どういうことだろう。
「牛谷」 
「は、はいっ」
力まかせではあるが、戦闘能力は高い牛谷。
まぁ、妥当な人間だろう。
「次に、森下」
「はーい」
理工も選ばれた。相手の動きを読むのがうまいし、なにより頭の良さだけでいえばこのクラスのトップ君だ。理工は選ばれたって不思議じゃない。
「最後に、高野」
「へっ?僕、ですか」
「ああ。以上3名だ」
他の生徒が隣の部屋に移動していく。
「やったな、祭十!どんな訓練か楽しみだぜ」
「無駄口をたたくな。はじめるぞ」
奥の扉から1人の人間が出てくる。
ずいぶんと小柄な人間だ。
戦闘など、できなさそうな。
「今回のお前達の相手だ」
僕らの前まで来て止まった人間は、僕があのとき出会った少女だった。
「こ、こんな女の子を相手にしろっていうんですか、教官」
牛谷が教官につめよる。
次の瞬間、牛谷の体は、壁に叩き付けられていた。
「戦闘訓練は、もう始まっているというのに」
教官はため息をついた。
「戦場では、相手は待ってくれない。油断大敵、だ」
少女が牛谷に聞こえるくらいの声で言った。
もっとも、牛谷は気絶していたみたいだが。
「私の名は藤田響」
ゆっくりと、藤田響という少女は身構える。
「始めよう」
それは、思いもよらない、

再会。


                              続く
2003/09/14(Sun)16:40:09 公開 / 岬 雫
■この作品の著作権は岬 雫さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
2作目です。このあとは、だーーーっとたたみかけていきたいと思いますので、あと少し(多分)おつき合い下さい。
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