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はじめまして、作品読ませていただきました。 文章そのものは、乾いた感じがスタイリッシュで、なかなか悪くないように思いました。ただ、如何せん僕には死に至る心の動きがどうにも伝わって来なくて、首をひねってしまいました。どうも、「死ぬ」という結末がまず先にあって、それ以外のことは付け足しのようになってしまっているのじゃないか、そのように感じられたのです。 本人にしか分からないような動機で死んでしまう、という展開自体は文学としてはもちろんありだと思うのですが、やはり何らかの説得力は必要なのではないか、恐らくそれはたった一行何かを足すことだけでも可能なのではないか、そんなことを思いました。 | |||
天野橋立 | |||
最後まで読んでいただきありがとうございました。 また、感想も書いていただきありがとうございます。大変参考になります。 今回は1000字にまとめるという目標があったため、なかなか伝わりにくいという部分もあったかもしれませんね。 「死ぬ」という結末ですが、これはかなり迷ったところでして、最初、生死は決まっていませんでした。ただ、主人公の精神状態を考えて、「あぁ、彼はたぶん死を選んでしまうな」と自殺させることにしました。 説得力に欠けるのは、主人公自身「なぜ死んでしまいたくなるのかが本人もわからない。でも、なぜか気持ちが暗く、死んでしまいたいほど沈んでいる」という途方もない闇にとらわれていたからです。ただ、それを1000字でまとめきれなかったなと反省しています。 しかし、このくらいの表現で留めておいてよかったとも思っています。 さて、長文になってしまいました。申し訳ない。 また気が向いたら次回作も読んでください。 それでは。 | |||
藤沢 | |||
作品を読ませていただきました。 文章自体は読みやすく、短い文章の中で情景も浮かんできました。ただ、主人公の死への切迫感と言うものが弱く、死という降着点に向けて強引に物語を進めている感がありました。1000字以内で書くという方針のようなので削った結果なのでしょうが、もう少し読者に対して主人公の感情を吐露して欲しかったです。 では、次回作品を期待しています。 | |||
甘木 | |||
最後まで読んでいただきありがとうございました。 また、感想も書いていただきありがとうございます。 今回は生きることへの怠惰を感じてもらいたい作品でした。 実際、主人公は死に対する恐怖は薄く、「あぁ、僕がいなくてもこんな感じで世界は回って、僕死んでも、あの子は幸せ」という意識を潜在的に持たせてキャラクターを付けました。ですので、死を意識する割りには、感情が薄く、切迫感や緊張感よりも、絶望に身を簡単にゆだねてしまう無気力な人間なのです。ただ、1000字という僕の自分勝手な方針があったので、主人公の頭の中を書ききれず終わってしまった気がします。HPには、完全に書ききったバージョンも書こうかと思っています。また、興味があればそちらも覗いてみてください。 読んでくれて本当にありがとうございました! 本当に本当に嬉しいのです。 | |||
藤沢 | |||
合計 | 0点 |