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『ゼンマイ仕掛けの可愛い小鳥』 作者:水芭蕉猫 / ショート*2 未分類
全角4529文字
容量9058 bytes
原稿用紙約13.85枚
小さな可愛いゼンマイ仕掛けの小鳥ちゃんが走り回るお話。リリカルホラー(?)。
 ゼンマイ仕掛けの小鳥ちゃん。
 太陽はにこにこ青空もぴっかぴか。キャンディーもレンガも積み木も皆にこにこ笑ってます。
 もちろん小鳥ちゃんだって、今日もちゅんちゅく元気です。
 背中のネジをゼンマイネズミと交互にきりからきりから巻きまして、今日もくるくる地べたを走るよちゅんちゅくちゅん。
 今日は小鳥ちゃんにキャラメルのお手紙が届きました。素敵な素敵な、パーティのお知らせです。それを見た小鳥ちゃんは大喜び。
 ぴーちくぴーちくきりきりからから、パーティに向かってよたよたのたのた走りだしました。
 走るよ走る。地べたを走る。可愛い可愛い黄色い小鳥。
「おやおやかわいい小鳥ちゃん。そんなに慌ててどうしたんだい?」
 レンガと積み木とキャンディで出来た道を小鳥ちゃんが走っておりますと、赤い積み木のおうちの目の前で、細長い木で出来たのお人形が聞きました。同じ木で出来たシルクハットのお帽子がとてもよく似合った紳士です。白い椅子に座った木製紳士の前には丸くて白い小さなテーブル。その上には空っぽのティーカップが乗ってます。
「こんにちは。紳士さん。今日はパーティがあるのよ」
「ほうほう、それはどこであるんだい?」
「あのお山のむこうがわよ」
 小鳥ちゃんはその場でくるくる走りながら、黄色い翼をそびえたつガラクタ山脈に向けました。壊れたテレビやラジオやロケットや、ロボットにトースター、大きな大きなパラボラアンテナを土台にして、沢山の壊れたガラクタが山盛りに積まれた山でした。
 木製紳士はおやおやと言いました。
「おやおやかわいい小鳥ちゃん。きみはあそこを一人でこえるのかい?」
 それを聞いた小鳥ちゃんはくるくるくるくる走り回りながらオレンジ色のくちばしをぷるぷるさせて、お尻をふりふり頷きました。背中のネジも、きりからきりから回ります。
「そうよ。そうよ。だってガラクタ山脈のむこうで素敵なパーティがあるんですもの」
 木製紳士は空っぽのカップをすすり、顔に描かれた嘘のカイゼルヒゲをくるくる撫で撫で笑います。
「そうかいそうかい。それなら山を登る前、誰かにネジを巻いてもらうと良いだろう。ガラクタの中に埋もれてもつれて止まったら、ガラクタになってしまうからね」
「そうね。そうね。いい考えね」
 黙ってられない小鳥ちゃん。話が終るとあっという間に木製紳士の前を通り過ぎました。


 とっとことっとこ小鳥ちゃん。
 きりからきりから、まだまだまだまだ走ります。
「やぁやぁ可愛い小鳥ちゃん。今日はどこに行くんだい?」
 ガラスのウサギが聞きました。キャンディーの草むらにじっと座ったまま、そこから滴る緑の飴をカリコリコリと食べてます。
「こんにちはウサギさん。今日はパーティがあるのよ」
 くるくるくるくる走りながら、小鳥ちゃんが透明なガラスのウサギに言いました。
「ふぅん。一体どこでやるんだい?」
「あのお山の向こうなの」
 小鳥ちゃんがガラクタ山脈に翼を向けました。
「そうかいそうかい、あそこの山を越えるのか。大変そうだなぁ」
 カチカチに固まったままのガラスのウサギが言いました。
「えぇとても大変よ。でもパーティがあるんですもの行かなくちゃ」
 小鳥ちゃんがお尻をふりふりしながらそう言うと、ガラスのウサギは透明な体をやっぱりカチカチに固めたままで、カリコリコリとまだまだ飴の草を食べながら言いました。
「それならいたずら猫に気をつけて。紫色のお月様が蛇を振っているからすぐ解る」
「そうね。そうね。ありがとう。気をつけるわ」
 立ち止まれない小鳥ちゃん。あっというまにガラスのウサギを通り過ぎました。


 てってこてってこ小鳥ちゃん。
 きりからきりからようやくガラクタ山脈にたどり着きました。ところがどっこいどうでしょう。つるつるがたがたぎっこんぎっこん。小鳥ちゃんよりずっとずっと高いお山はつるつるで、ちょっとでも飛び乗ると小鳥ちゃんはすぐに転げて落ちてしまいます。
「どうしましょうどうしましょう困ったわ」
 くるくるくるくるその場で回って走りながら、困った小鳥ちゃんが言いました。
「わんわん。可愛い小鳥ちゃん。こんなところに何の用?」
 その時小さなブロックの犬小屋から、でんぐり犬が出てきて聞きました。
 茶色いでんぐり犬はその場で三回でんぐり返しをしてみせます。きりぐらきりぐらぴょーんぴょーん。
 小鳥ちゃんはくるくる渦を巻きながら、ぐりぐりでんぐり返る犬に言いました。
「でんぐり犬さん。この山脈の向こうで素敵なパーティが待ってるの。でもガラクタ山脈ってばつるんつるんのつんつるてん。つるつる滑って登れない。とってもとっても困ったわ」
「わんわんわん。それなら飛んで行けば良い。君は可愛い小鳥ちゃんなんだから!」
「そうねそうね。やってみるわ」
 でんぐり犬がそう言うと、小鳥ちゃんはくるくるくるくる走りながら、ぷるぷるぱたぱた翼を振って見せました。しかしいったいどうでしょう。小さな小さな小鳥ちゃんはまだまだ可愛い雛鳥さん。ぷるぷるぱたぱたしてみせたって、まったくちっとも飛べません。
 そううちとうとうカチリと背中のゼンマイが止まってしまいます。
「どうしましょうどうしましょう。このままじゃパーティに間に合わないわ」
 小さな可愛い小鳥ちゃん。ゼンマイが止まってしまっては、ここから一歩も動けません。
「困った。困った。わんわんわん」
 でんぐり犬も困ってしまってわんわんわん。その場でくるくるでんぐり返しをしてました。
「やぁやぁ何かお困りかい?」
 その時ふわりと壊れた冷蔵庫の上に紫色のお月様が蛇をふりふり現れました。
 大きな大きな体を丸めたいたずら猫。お目めは綺麗な星のよう。お口は耳まで裂けた三日月で、しっぽはにょろにょろ蛇みたい。頭についた三角お耳はぴんと立っておりました。
 いたずら猫を見つけたでんぐり犬は怒ってわんわん吠えました。
「わんわんわん。いたずら猫め。お前なんかは呼んでない!」
「黙れガラクタ犬め!」
 でんぐり犬の三倍もあるいたずら猫が声を張り上げ尖った爪で引っかくと、でんぐり犬はキャインキャインとでんぐり返しをしながらブロックの小屋に帰ってしまいました。
 取り残された可愛い可愛い可哀想な小鳥ちゃん。ゼンマイが止まってしまって逃げられません。いたずら猫は小鳥ちゃんの傍まで来ると、猫なで声で言いました。
「やぁやぁ可愛い小鳥ちゃん。何か困ったことでもあったのかい?」
「いたずら猫さん。ガラクタ山脈の向こうのパーティに行きたかったの。でももうダメなのね。ゼンマイも止まってしまったし、もう私もガラクタなのね」
 それを聞いたいたずら猫は三日月の口をさらに細めて笑います。
「あぁ、可愛い可愛い小鳥ちゃん。それならお安い御用さ。ぼくの足ならこんな山などひとっ飛び。ゼンマイだって巻いてあげるし可愛い着物も持っている」
「ほんとほんと?」
「あぁ本当だとも。ほうら」
 いたずら猫は小鳥ちゃんをくわえると、ぴょんとガラクタ山脈をひとっ飛び。冷蔵庫もテレビもロケットもロボットも鉛筆も。ぴょーんぴょーんと飛び跳ねてあっという間に越えてしまいます。ガラクタ山脈のてっぺんまで登ると、そこには沢山の人々が集まって皆でわいわいパーティをしています。
 陶器の可愛いお人形。熊やキリンのぬいぐるみ。お菓子の形のフェルト人形。帽子を被った木製のカウボーイ。皆でわいわい楽しそう。
 小鳥ちゃんはいたずら猫の口ですごいすごいとはしゃぎます。
「ありがとういたずら猫さん! あなたのおかげでここまで来れたわ!」
 いたずら猫はにやにや笑い、口から小鳥を降ろします。
「いえいえお安い御用です。ほら背中のゼンマイを巻いてあげましょう」
 きりからきりから。いたずら猫がゼンマイをまわすと小鳥はまたぱたぱたくるくる走り回ります。
「ありがとうありがとういたずら猫さん!」
 小鳥がいたずら猫にお礼を言うと、いたずら猫は脇の間から小さな小箱を取り出しました。
「なんのなんの。ほらほらパーティが終ってしまいますよ。可愛いお召し物もあげましょう」
「何かしら? 何かしら?」
 小鳥ちゃんがくるくる背中を向けた途端、いたずら猫が小箱の中からマッチを取り出すと、しゅしゅっと炎を作ります。そして可愛い小鳥ちゃんの尾羽にぽうっと炎を灯しました。背中を見れない小鳥ちゃん。まるで気がつきません。
「自分では見れない不思議な衣装さ。さぁパーティに行っておいで。皆きっと驚くさ」
「ありがとうありがとう! いたずら猫さんありがとう!」
 羽に火のついた小鳥ちゃん。きりからきりからパーティにまっしぐら。もちろん皆、驚きました。

 ぼうぼうごうごう。燃えるよ燃える。真っ赤に燃えて踊る炎がとっても綺麗。
 いたずら猫はガラクタ山脈のてっぺんで、あっははあははと笑います。
「綺麗だ綺麗だ。小鳥ちゃん。君はとっても綺麗だね。いやいや皆、綺麗だね。真っ赤な炎が綺麗だね」
 あっははあはは。
 キャンディーは燃えてキャラメルに。積み木は燃えて残骸に。陶器は割れてフェルトは焦げて、小鳥ちゃんも真っ黒け。皆で仲良くガラクタだ。
 あっははあはは。


 真っ赤な炎はずっとずっと燃え続け、そのうちガラクタ山脈にも飛び火して、そのままごうごう燃えました。燃えて燃えて燃え尽きて、真っ黒な地平の中に小鳥ちゃんの背中のゼンマイだけがきらきらぴかぴか残ります。
 そこへ小鳥ちゃんのお友達のゼンマイネズミがやってきました。
 背中にはゼンマイネズミと同じ大きさの青い小鳥の人形が乗ってます。ゼンマイネズミちゃんの手作りでした。
「ちゅうちゅう。みつけたみつけた」
 ゼンマイネズミは小鳥ちゃんのゼンマイを拾い上げると、ぴかぴかのそれを人形の背中に刺しました。そしてきりからきりから巻きますと、ぴょこんと青い小鳥が動きます。
「私は可愛い小鳥ちゃん。黄色い可愛い小鳥ちゃん」
「いえいえ違うのよ。あなたは青い小鳥ちゃん。青くて可愛い小鳥ちゃん」
 ゼンマイネズミがそう言うと、青い小鳥は小首を傾げます。
「そうだっけ?」
「そうなのよー」
 確かに確かに。小鳥ちゃんの体は今はお空の青でした。
「そうだった。そうだった。忘れていたわ。私は青い小鳥ちゃん。今日は何があったかしら?」
 ゼンマイネズミはキャンディーの燃え残った黒焦げのキャラメルを小鳥ちゃんに渡します。そして遥か向こうにそびえたつガラクタ山脈を指差しました。
「小鳥ちゃん。今日はガラクタ山脈の向こうでパーティがあるのよ!」
 小さな可愛い青い小鳥ちゃんは、思い出したように言いました。
「そうよそうよ。今日は素敵なパーティの日だったわ」
「背中のネジを巻きましょう。早く早く、行かなくちゃ」
 太陽はにっこにこ青空もぴっかぴか。あっちではキャンディーも積み木もレンガも皆にこにこ笑ってます。
 今日はとっても良い日になりそう。だって素敵なパーティがあるんですもの。
 ゼンマイ仕掛けの青くて可愛い小鳥ちゃんは、まだまだ黒コゲの地べたをきりからきりから走り出しました。


2010/10/25(Mon)22:55:20 公開 / 水芭蕉猫
■この作品の著作権は水芭蕉猫さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ははは。お久しぶりです。水芭蕉猫です。
可愛らしい話を書いたあとには凄まじい電波を書きたくなる不思議です。でも、出来上がったら物凄くありがちな設定になってしまった。
ちょっとしたリリカルホラーを目指したつもりなんですが……。
微修正しました。
この作品に対する感想 - 昇順
ども、読ませて頂きました。
おぉう、これまた珍妙な世界観。NHK教育のような何とも言えない侘びしさを感じます。
個人的には好きです。擬音語の使い方もチョイスも良いです。
ただ一つ、最後の「向こうに行けば、きっとまた〜」という下りは要らないかなぁーと思いました。
読み終わった後に、「あれ? これってまた繰り返してる?」と思わせた方がホラーチック(?)で良いかなーと。
文章として書いてしまうと、ちょっと味気なく感じてしまったり。
ハッキリさせないが故の面白さ、というヤツです。
ともあれ、楽しませて頂きました。
……本当に久しぶりに感想書いたな、自分。

ではでは〜
2010/10/25(Mon)22:39:491rathi
う、うーん……なんだろう。自分にはわからない芸術的な何かが隠されているのだろうか。そういうことを疑いたくなる文章だ。
3回読んだ。3回読んで、ひたすらにうーんと首を捻っている。なんだろう。童話。童話と言えばそれで終わる。しかしなんだろうこのやる瀬なさ。なんだ?何を求めて何を出せばいいんだ?どうしよう。どうしてくれるんだこの気持ち。さすがだ。すっきりしてた自分の頭を一発でぶっ壊してくれた。
でも拍手はしないんだからね!!
2010/10/26(Tue)10:43:490点神夜
いやー、これはいい、すごくいいです。オノマトペの使い方、文章のリズム、シュールな展開、可愛くてダークなキャラ達、すべてが好みです。こういうシュールな話はバランスが難しいと思うのですが、ラストまで雰囲気そのままにちゃんとオチもあって、これをまとめあげる猫様の文章力と感性が素晴らしいと思いました。面白いお話をありがとうございました!
2010/10/26(Tue)11:58:292玉里千尋
 ライトノベル物書きakisanです。読ませていただきました。
 ダークでシュールですね。それにとても電波です。狼の腹を裂いたら内臓無視して赤頭巾ちゃんが飛び出してくるのがいたって普通の世界な感じ。お札を燃やして「ほーらあったかいだろー?」のノリも思い出しました。小鳥ちゃんの焦げた跡に満面の笑みを浮かべる松岡修造がいてもおかしくない感じ。
 とにかく、読んでいる側にも電波を彷彿させる面白い文章でした。
2010/10/26(Tue)12:54:571akisan
辛口で申し訳ありませんが、ある言葉を思い出しました。それは「田んぼで蛙がぴょんぴょんぴょん、猫がお庭でニャーニャーニャー、お池でアヒルがガーガーガー」でした。擬音語を重ねて使うことでリズムを出せますが、小説を書くには出来るだけ抑える必要があるのでは。こんな私は古いのかも知れませんが。
2010/10/26(Tue)15:59:570点山茶花
 どうも、こんばんは。
 うーん、怖い。かわいらしい文章が、ある種の狂気を感じさせるように思われました。なるほど、これが毒電波というやつなんでしょうね。他の方の感想を見ると、ラストは一度修正されたのでしょうか? はっきり書かれていない分、無限にこれが繰り返されるような予感を秘めていて、良かったと思います。もしかしたら、こうやって繰り返されるうちに山脈が出来たのかな? と思ったり。
 ちなみに、なるほど確かに一般論的にはオノマトペの使用は極力抑制すべきです。小説の品が落ちます。しかし、このように文体的必然性がある場合は全く問題ないどころか、非常に効果的に使われていると感じました。「きりからきりから」なんかいいですね。小説は教科書的一般論では語れない、というのはいつの時代でも変わらないと思われますが。
 ただ、文章自体のリズム感がもう少しあればいいなあと思いました。極端に言えばそのままラップに乗せられる位のリズムのある文章だと、言うことなしかなと思います。
2010/10/26(Tue)20:17:290点天野橋立
作品を読ませていただきました。
う〜ん。はっきり言ってよくわからなかった。童話のようだけど童話じゃないし、何かの寓話かなとも思ったが寓話とも言い切れない。強いて言えば言葉遊び的なものを感じました。作品自体が短いせいもあるけど、それほどキャラが立っているようにも感じられなかったなぁ。
夢を文章にしたらこんな感じになるかなぁ。そして私には決して書けない手法だ。芭蕉さんの引き出しの広さに素直に感心していました。
この作品を読んでいたら、トーマス・M・ディッシュの「いさましいちびのトースター」やクリフォード・D・シマックの「法王計画」を思い出してしまいました。
では、次回作品を期待しています。
2010/10/26(Tue)22:43:540点甘木
どうも、読ませていただきましたw
いやぁ猫殿は多彩だなぁ。こんな感じの物語も無理なく書けるのが凄いです。でも私的にはもうちっと猫風味のどろっとしたというか、ねちこい方が好みですがw(どんなだ?
正直コノ作品、私は読んでて一瞬クラウン殿の作品を読んでいるような錯覚に陥りましたw うん、少なくとも猫殿の色じゃない気がして普通にすげぇとか思いましたよ。
これはあれかな? 物語のようで一種の遊びというか実験みたいな印象を受けたのですがどうなんだろ? あ、だからかな、クラウン殿っぽく感じたのは。
何はともあれ、面白く読めました。また新作もお待ちしておりますw
鋏屋でした。
2010/10/26(Tue)22:57:591鋏屋
ありゃ、今回は、ちょっと電波を受信しそこねたかな?
いや、最後の直前まで、「うひゃあ、こりゃキュートでブラックでシュール」などと、狸鼻を揺らしてスイングしていたのですが、終わりから三行目、『あっちではキャンディーも積み木もレンガも皆にこにこ笑ってます。』に戻るところが、脳味噌の中で絵にならない。黒コゲの世界で、にこにこ笑ってるのかな?
と、ゆーわけで、狸としては『ハッキリさせないが故の面白さ』を充分に認めつつ、キャラたちが把握しているレベルまでの客観的情景はハッキリさせたいなあ、と。
2010/10/27(Wed)01:18:530点バニラダヌキ
rathi様>
お読みいただきありがとうございます!
えぇ、最後のあの部分は色々迷いつつああなったのですが、アドバイスのおかげでもっと良くなったようで大変ありがたく思います!! こういう珍妙な世界観は久しぶりに書いたので、うまく行くかどうか心配だったのですが、比較的上手くいったようで嬉しく思います。
感想と、ポイントありがとう御座いました!!
神夜様>
お読みいただきありがとうございます。
ははは。三回も読んでいただきありがとう御座います。誰かの頭の中身を攻撃できただけで書いた甲斐があったと思います。意味を持っているようで実は意味なんて無かったり、意味の無いようで居て実は深い重要な意味があったり。他人に解らないようにひっそりこっそり混ぜ込むのが大好きなのです。
感想ありがとう御座いました。
玉里千尋様>
お読みいただきありがとう御座います!
バランスや言葉選びは物凄く気を使いました。こういう雰囲気が最初から最後まで一貫されるストーリーは好き嫌いが分かれてしまうので、どうかなーと思ったのですけれどお気に召していただけたのなら何よりです! これからも精進してシュール且つダークで電波を目指していきます。私にはもったいなきお言葉真に嬉しく思います!
感想とダブルポイントありがとうございました!
akisan様>
お読みいただきありがとう御座いました。
そうなんですよー。そういう唐突でワケがわからなくて絶対にありえない話が大好きなんです。そこにあるはずが無いものがずるずると引き抜かれていく感覚とか、沈み込む感覚とか、そういう感じになればいいなと。お札を燃やして暖を取るというのは、誰かがやってそうだな(おい
感想とポイントありがとう御座いました!
山茶花さま>
お読みいただきありがとう御座います!
もちろん私とて普段からここまで擬音語ばかり使っているわけではありませんよ。ただ、この話の場合は雰囲気を重視しております。擬音語を抜いてこの雰囲気を出し続けるのは、多分私には無理です。なので、無理をして雰囲気を壊すよりは徹底して擬音語をつかうことを選びました。そんな理由です。もちろん擬音語控えめな話も書いておりますので、見かけたら読んでいただけると幸いです。感想ありがとう御座いました。
天野橋立様>
お読みいただきありがとう御座います!
怖いといっていただけて幸いです。一応はリリカルホラーなつもりですにゃーん。でも毒電波はきっと控えめです。だって書いた感じが割と普通で、オチもできるだけ電波電波させたかった……。ラストは修正いれました。やっぱりこっちのほうがよかったですrathiさんに感謝です。それから何か色々ありがとう御座います。とっても救われました。そうか。もっともっとリズミカルにですね。頑張ります。ありがとう御座いました!
甘木さま>
お読みいただきありがとう御座います!
うーんと、多分言葉遊びに近いと思います。言葉遊びにちょっとしたストーリーと電波を足して童話の皮にくるんで油で揚げたあとでちょっと煮びたしてみた感じです。夢を文章化するというのは一種あこがれです。で、甘木さんがそんなものを感じていただけたのならば、それは目標にちょっと近づいているということなのかなと思います。ちなみに私の引き出しは少ない気がしますよー。そしてその映画は不思議なんですか?
感想ありがとう御座いました!
鋏屋さま>
お読みいただきありがとう御座いました!
多彩かなぁ……自分ではカラーが少なくてもう少し手広くならないとダメだなぁなんて思っているのですけれど(笑)あ、でも楽しんでいただけたのなら幸いです。クラウンさんに似てるというのは意外。でも言われれば……いや、やっぱ違うような気がする。うん、でも一種の遊びというのは間違ってないです。言葉遊びというか電波遊びというか。
とにかくポイントと感想ありがとう御座いました!
バニラダヌキさま>
お読みいただきありがとうございました!
ふふふ。最後のそれは自分でもかなりどうすべきか迷った部分です。クロコゲの世界からまた普通の世界に続いているよ♪ という絵のつもりが、あまりにも漠然としすぎてしまったのだと思います。これは、ちょっと改善しなくては……。でも途中までは楽しんでいただけた用で何よりです。
感想ありがとうございました!
2010/10/27(Wed)21:03:310点水芭蕉猫
こんにちは! 羽堕です♪
 そんな意図はないのかもですが、ゼンマイネズミの怖さが半端ないです。いたずら猫でさえ、残酷ではあるけれど、一つのルーティンの中にいる存在に感じるのですが、ゼンマイネズミは演技をしているように感じる所がブルときました。物語全体は玩具箱の中みたいでグチャグチャだけど楽しくて、でもゾッとする所もあって面白かったです。
であ続きを楽しみにしています♪
2010/11/13(Sat)11:01:091羽堕
羽堕様>
お読みいただきありがとう御座います!
ゼンマイネズミはスタートなんですよ。だから恐ろしく感じるのかもしれないですね。ゼンマイネズミのルーティンは小鳥を動くようにすることだったり。おもちゃ箱の中というのは大正解です! 元々、おもちゃ箱の中の物語でスタートしたのですが、あれよあれよとダークに……。
ふふふ、ありがとうございます。
2010/11/15(Mon)20:46:130点水芭蕉猫
合計6
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