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『学校回忌(長編)』 作者:風 / ミステリ ホラー
全角3328.5文字
容量6657 bytes
原稿用紙約11.45枚
一本の奇妙な電話から始まった怪奇殺人。ある日学校に登校すると、俺達のクラスメイト以外誰も登校していなかった。そして…誰も学校から抜け出させない閉じ込められた空間俺たちしかいないはずの学校に、無数の子供がいる次々に殺されていくクラスメイト達、一体何が起きているのか?
   「始まりの予鈴」

熟睡している幸せを目覚まし時計が邪魔をしやがった。
だがな、俺はそんなんで起きない、嫌起きないといけないんだろうが起きれないのさ。

「恋歌兄ちゃん早く起きろよ!」

 そうこの口の悪い従妹の相田有紀が必ず起こしに来るんだ。無視して起きないと大変なことになる。

「しかたねーな」
「ぐぁ…痛って〜」
 遅かった、俺の勉強机の椅子で顔面をバンッと殴るんだ、少し解説しすぎたな…起きよう。

「ふぁぁ〜、起きるからさその起こし方やめろよな、正直俺いつか有紀に殺される」
「変な言いがかりはやめてよ兄ちゃん、起きないのが悪いんだろ」

 どうし年上に向かってこんなことができるのか不思議だね。いつか俺も早起きでこいつに。
 そんなことより着替えないと、空腹も限界が来てるな。
 朝食を食べて俺は学校に向かう、有紀とは一度も一緒に登校したことがないんだ。

 あいつはいつも1時間早く学校言って女友達の喋ってるからだ、どんな話か興味あるが聞くとこうなるんだ。
「はぁ?何考えてんの、兄ちゃんの秘密全部!バラしていいなら言ってもいいけど?」
 こんな酷いことを俺に言うんだ、それからは何も聞かない聞けない聞きたくないのさ。

「いってきまーす」

 両親が海外に住んでいるため、誰もいない家にいってきますは虚しすぎる。
 俺は自転車に乗り学校から少し離れた草むらに自転車を隠して登校している。
 だって歩くなんてめんどくさいじゃん。

「おっはよー」
 教室に入ると爽やかな空気とともにみんなが挨拶をしてくれる。一部を除いては。
「恋歌ちゃん…まだ…なの」
 こいつは委員長で佐藤可憐。
 いつも宿題提出していない俺は、毎朝こうやって聞きに来る、今日は多分二日前の家庭訪問の時間を決めるプリントをまだ出してないからだ。
「あ〜ごめん…はい」
「ありがと…」

 こんなやり取辛酉りをしているとクラスの男どもは冷かしたりするやつがいる。
 とりあえず鞄から教科書を机に入れて朝放課が終わるまで…何しよう、
まぁ〜そんなこと考えなくても時期に裕也たちが来るだろ。

「恋歌〜おっはよー」
 だろ、今日はいつもより2分ほど早いと思う。
「よっ、あれ?裕未はどうしたんだ?」
「あいつは…遅刻?」

 何故疑問系なのかは、すぐに分かるから今は聞かない。
 裕未ってのは、こいつの妹で高山裕未なんだけど、まったく似てないんだこれが。
 裕未はメチャクチャ小さい!可愛い!声がいいのに。裕也は何もない!似てないカッコよくもないけど…以外にモテたりしているんだよ。

「はぁはぁ…おはよございます〜」
「おう、大変…そうだな」
 裕未が登校してきた…しかもネグリジェが服から少し見えているのが、可愛い。
 多分寝坊でパジャマの上から服を着て登校ってとこだろう。
「だって…裕くんが起こしてくれなくて、気づいたら私一人で」
「裕也、お兄ちゃんだろ〜起こしてやれよ」
 いつもなら笑って話すのに今日の裕也は元気がなかった、裕未が来てすぐに席に戻っていった、どこか避けているように見えた。
 確かに最初の頃は双子で同じクラスが恥ずかしいからあまり喋っていなかったけど、今では気にしていないはずだけど。
 裕也にどうしたか聞こうとしたが、チャイムが鳴り聞きそびれてしまった。
 後で聞けばいいと思っていたのだが、家庭訪問の事で先生に捕まり、授業が半日だとゆうこともあって理由を聞けないまま終わってしまった。

 だがその理由も聞く必要がなくなってしまう。
 ゆっくりと開かれた地獄の釜戸、一度開かれたら何十年と閉じることはできない。
「ただいま〜」
「あっ帰ってきた、兄ちゃん裕也から電話」
 俺の友達にも為口とはいい度胸してやがる。
「もしもし?」

 数秒無言のまま吐息だけが聞こえ震えた声で口を開いた。
「昨夜夢を見たんだ…そこで…俺たちが学校で次々に死んでいって、助けてって…ずっと聞こえるんだ」
 いきなり変なことを言い出した裕也の言葉は冗談かテレビの内容だとそのときは思っていた。
「大丈夫だって、夢だろ」
「でもよ…不安なんだよ、本当に起こりそうな気がして」
「ん〜、そう言われてもな〜確か夢って体調が悪い時は怖い夢を見るって聞いたぞ?それじゃないのか」
「そうなのかな、うんそうだよな…悪いないきなり変な話してそれじゃ切るな」
「あぁ、また明日」
 そして通話が切れた、俺は受話器を戻すと…。

 「ねぇねぇ、どんな話だったの?えぇ〜と不安とか聞こえたんだけど」
 ずっと隣で有希が盗み聞きをしていた。
「お前な…人の会話を盗み聞きするな」
「いいじゃん別に〜、ねぇねぇ恋の話?裕也誰か好きな人いるの〜?」
「あ〜はいは、お前はマセガキだよな」
「ちっ違うし、勘違いしないでよね!!」
 有希は怒鳴り散らした後、部屋にリビングに戻っていった。
「何に勘違いしないで欲しいんだ?」
 それから俺は特にやることも見つからず、自室に戻ってゲームをしていた。


「もぉ〜兄ちゃん!早くご飯作ってよ!!」
 何処からかマセガキの声が聞こえていたが、今の俺には目の前のRPGのボスに苦戦していて手が離せない。
「馬鹿兄!お腹すいた〜、死にそうなの!!」
「だぁ!!耳元で五月蝿だろうが!!」
「何回も呼んだんだよ、兄ちゃんが返事してくれなかったんでしょ!」
「あぁぁぁ!死んだ…」
 テレビ画面に映っているのはDead End、どうやら有紀に気を取られて死んでしまったらしい。

「はいはい、それじゃぁ作ってよね」
「ったく、まだ早い…えぇ?もう7時!!」
 さすがに驚いたね、ゲームをしていると時間の流れが2倍になっている気がする。
「仕方ない作るか…」
 ちなみに何故俺が夕食を作るかと言うと、親は海外でいないし、妹は料理音痴って分けではないけど…作るのが面倒くさいと言う理由で絶対に作らない。
 台所に来た俺は、冷蔵庫から冷凍のうどんを取り出してから、鍋に水を入れてコンロの火をつけた
「はいよ」
「何だ〜うどんか」
「文句あるなら食べなくていいぞ」
「もっとさ〜レストランみたいな豪華な料理作れないの?」
「だから文句あるなら食べなくてもいいぞ」
「べふに〜期待ふぃてないふぇどさ〜」
「食べながら喋るな、何言ってるかよく分からん
 それからずっと俺は、有希に料理の文句を聞かされながらうどんを食べていた。

 食べ終わると有希は脱衣所に向かっていった。
「絶対に覗かないでよね!」
「誰が覗くか!つるペタなお前に興味はない」
 どうしたんだろう、脱衣所に向かっていたはずの有希が戻って来た。
「う〜服着てるからそう思ってるだけだもん、ちゃんとあるんだからね」
「一体何の話をしているんだ」
「ふん」
 有希は何故か怒っている様子で、それから口を聞いてくれなかった。
 俺も有希が風呂から出てきた後に湯に浸かってから、自室に戻り早めに寝る事にした。


「ヴゥ〜ヴゥ〜」
 何処からか携帯のバイブ音が聞こえてきた。
「ヴゥ〜ヴゥ〜」
「うるさいな…」
 俺はベットから起き上がると、机の上に置いてある携帯を取った。
「はぁ?まだ2時じゃん、こんな夜中に誰だよ」

携帯の待ちうけ画面には、裕也と名前が表示されていた。
「あいつかよ…」
俺は通話ボタンを押した。
「もしもし?」
「……」
「おい、裕也?」
「……くふふ」
何だろ…裕也ではなくて、一瞬女性の様なそんな感じがした。
「おっおい裕也?」
そんな時だ、奥の方からだろうか無数の笑い声が聞こえ始めた。
「何だよ、裕也!一体何がしたいんだよ!?」
「早く見つけないと、殺されるよ?くははは」
急激な寒気と恐怖が俺の体を締め付けている感じがする。

「……」

何故か俺は後ろを振り向く事ができなかった、誰かが後ろにいる…何十人者の子供達が…。

「もぉ〜五月蝿いよ!何一人で騒いでるの?」

そんな怖くて動くことができなかった時に、有希が部屋に入ってきた。

「あっあぁ、悪いな…」

「もう!静にしてよね」
有希は勢いよくドアを閉めて出て行った。

だが、有希のおかげで怖さがなくなったが、俺はすぐにベットの布団に包まって眼を閉じた。


第2章「子供達」


2010/06/17(Thu)22:11:34 公開 /
■この作品の著作権は風さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
登校させて頂く初心者です、何処が駄目なのか教えて頂けたりしたら光栄です。
この作品に対する感想 - 昇順
風様。初めまして。御作を拝見いたしました。
生意気にも感想を述べさせていただきます。ご不快な点がありましたらお詫びいたします。

申し訳ありません。私の読み方が悪いのか、御作はホラーというか、ミステリーという認識だったのですがそれが伝わってきませんでした。ひょっとしたら続編があるのでしょうか?
もう少しテーマに沿って掘り下げたほうがよろしいのではないかと感じました。

それと、場面の切り替わりが唐突のような気がします。情景描写をもっと詳しくされたほうが読みやすくなると思いますよ。
それでは頑張ってください。
2010/06/17(Thu)18:57:230点せんだいかわらばん
初めまして、感想を書いて頂ありがとうございます。

書き方が悪すぎましたね、申し訳ございません。

この作品は続編があります、長編になります。

小説を書くのは初心者ですので、何処が駄目なのかわかりません。

いろいろ教えてもらいありがとうございます。

それでは、よろしければこれからも宜しくお願いします。
2010/06/17(Thu)21:49:110点
こんばんは、風様。
私自身も最近参加した新参者です。この登竜門では、素晴らしい小説をお書きになる方々が数多くいらっしゃいます。読むだけでもかなりの勉強になりますよ。言い回しとか、会話のテンポとか…

私も初心者です。一緒に頑張りましょう!
2010/06/18(Fri)00:11:310点せんだいかわらばん
初めまして。

初心者と言う事で、こちらこそ一緒に頑張っていきましょう
2010/06/18(Fri)18:50:530点
こんにちは、初めまして。テンプレ物書きの浅田と申します。
率直な感想を申し上げると、投稿する前にもう一度ご自分の作品をよく読み返し、それが読み手にとって読みやすい文章になっているかどうかをよく考えてみたら、と言ったところです。
アドバイス、というと少々あれなのですが、いくつかの改善点と私が(年齢に対して)無駄に長い物書き歴の中で得てきた小説を書くに当たって注意した方がいい点を以下に挙げておきます。

改善点
・一部地の文の字下げを忘れている。
・ところどころ日本語がおかしい。(おそらく読めば気付きます)
・誤字脱字がいくつか。ちなみに「ためぐち」は意味合い的に「タメ口」と書くのが正しい書き方です。
・無用の改行や場面転換が多い。
・情景描写が少ない。
・それぞれのキャラクターが主人公にとってどういう存在なのか、主人公がそのキャラに対してどういった感情を持っているのかがほとんど感じられない。
小説を書くに際して注意するといい点
・常に読み手の目線を持って書くこと。書きながらも常に「この表現でちゃんと伝わるか」、「この書き方で読みにくくないか」を考える。
・場面転換は出来るだけ少なくする。場面転換は物語の視点や中心となる題材が変わるところです。これが多いと読み手が話しの展開についていけずに疲れてしまいます。
・三点リーダーは基本的には二つでワンセットです。それと感嘆符の後にもスペースが必要です。利用規約にある『小説の書き方(正規表現)の[必ず守って欲しい事の欄]』を参照してください。
・これは私の持論なのですが、キャラクターの人柄や主人公との関係は地の文で説明文的に書くのではなく、各シーンでの行動や会話文の中で描いていくのが望ましい。ただしこれは地の文でのキャラクター紹介を全否定してまったく使うなと言っている訳ではないのであしからず。
・会話のテンポを大切にしつつ会話文ばかりにならないように気を配る。

以上です。
長々と辛口の批評、誠に申し訳ありません。
せんだいかわらばんさんが仰ったように、この掲示板には本当に素晴らしい書き手さんが大勢いらっしゃいます。そうした先輩方の作品を読むだけでもきっと勉強になると思いますし、いろいろな書き手さんの小説を読むことで新しいネタが思い浮かぶこともあります。
初心者ということで、このような酷評をするのはどうかとは思ったのですが、どうぞこれにめげずに頑張って物語を紡ぎ続けてください。
それではまたいつかお会いしましょうノシ
2010/06/18(Fri)23:07:410点浅田明守
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