オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『朝の、』 作者:れるのな / ショート*2 未分類
全角519文字
容量1038 bytes
原稿用紙約1.75枚
女学生のちょっとした葛藤です。
 どれほどこうしているだろう。
 もしかしたらまだ10分とたっていないのかもしれないが、随分と長い時間布団の中でうずくまっているように思う。
 もぞもぞと手を出して枕もとにある時計をつかみ、それから重い瞼を持ち上げて画面を見た。今の時刻は午前6時32分。これからどうするべきか。そんなのは決まっている。
 私は中学生、学校に行くのだ。
 分かっているのになかなか体が動かない。いや、動かないという言い方は少々セコいかもしれない。この場合は……。
 
 
 このままこの意味のない思考にすべてを任せたい気持ちに襲われるが、自分の根本にある理性が必死に対抗した。腕を頭上にある空いた空間に持っていき、メガネを探す。しばらくするとひんやりと冷たい感触がした。
 ゴシゴシと目をこすってから、メガネを手に取り装着。何故だかしらないが、朝、メガネをかけると私の頭は冴えてくる。いつも思うが、朝限定なのが残念だ。
 少し損した気持ちになりながら、それだけの作業をしてまた行動を止める。多分まだ2、3分しか経っていない。まだ間に合う。まだいける。まだ大丈夫。
 まだ…………。


 
 この20分後、私は母の声で飛び起きることとなる。


 私は中学生。さあ、学校へ行こう。

2008/07/31(Thu)15:10:34 公開 / れるのな
■この作品の著作権はれるのなさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
昔を思い出しながら書いてみました。
あの頃は、朝寝坊しても笑っていられたなあ。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除