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『リラの旅 第一章』 作者:熊野助 / 未分類 未分類
全角336文字
容量672 bytes
原稿用紙約1枚
第一章 【荒くれた町】
草道を走る少女が一人。その一人の少女の横を低空で飛び走るミニドラゴンが一体。彼らは草道を走っていた。草は彼らが走ることで起きる風にゆれ、彼らを見送るみたいにゆれ終える。彼らの中の一人の人間のくつあとは、地に残りザッザッザッと地に音を踏み鳴らせる。草と風と地の歌で彼らを見送るみたいだった。

「ねぇ、リラ。こんなとこにあるの?」

ミニドラゴンがリラという少女に話しかける。少女の名はリラというらしい。リラは腰に小剣と銃をつけた少女だった。別に戦いに用意するのはそれほどなく、リラ自体が戦いが嫌いなためこれぐらいの武器でいいらしい。

「えぇ、ラル」

ミニドラゴンの名はラルというらしい。ラルはとくに武器も戦いにようする戦秘もないため旅用心か。
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2007/12/28(Fri)18:09:57 公開 / 熊野助
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