- 『GAME OVER? 第2章 Gと戦え。 』 作者:簾蛾 靜 / リアル・現代 ショート*2
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原稿用紙約6.4枚
前作の続きです。また、前作どおりゴキブリが嫌いな方は読むことをおやめになることをお勧めいたします。
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まえがきを読むことをお勧めいたします。
あの日から一夜明け…
…え?あのゴキブリはどうしたかって?
玄関を埋め尽くすゴキブリは、
今か今かと俺をおそってくるようで
一歩動くことさえままらない状態だった。
冷戦?
そんな状況じゃない。
蛇ににらまれたかえるのようだ。
スプレーはあるものの、かけた瞬間襲い掛かってくるのは目に見えている。
どうする?俺〜〜〜〜。
そんな迷いを察してかどうかわからんが…
一匹が動いた…
そうすると、待ってました かのように
次々と、部屋に上がりこんでくるではないか…
再び俺は冷蔵庫側に逃げた。
くそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
まさに、背水の陣。
いや、陣じゃねえな…
おっもいっきりいじめ的な差だろ…
はっ!!
なんだと…
いつのまにか、半分の部屋が黒く染まっていた。
…
…
…!!!増えとる〜〜〜〜〜〜!!!!!
いやいやいやいやいや!増えすぎ!!!増えすぎ!!!
なに、たった5秒の間に3倍以上なってのよ!!
え〜〜〜〜。ってか、え〜〜〜〜〜!!。
その時だった。
(コンッコンッ)
ドアをたたく音だ。
「お〜い。いるか〜?」
え?だれだ?
いやとにかくここは助けに…
「あ、います!あ、でも…あ、いや、まあとにかく気をつけて。」
(ガチャ。)
「な〜にごちゃごちゃいってんだ?」
「あ、家主さん。なにか対策でも…?」
「あえ?対策ってなんだ?」
「いやいやいや。これですよって、家主さん足!!足!!」
「んあ?ああ。ごきぶりけえ。」
そういうと、そっと、ごきぶりを手に取り
(ぐしゃ!!!べちゃべちゃ。べちべち)
「―――…」
唖然。あの行動は、すべてを無と化していた。
「あ〜あ。服汚れた。」
そういいながら、ゴキブリを…
(ぐしゃぐしゃぐしゃ…べちゃべちゃ)
「―――…」
す…素足で…べちゃべちゃって…
え〜〜〜〜〜〜〜。ってかえ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
「おい。」
「あ、あ…はい」
「風呂くさいっていうから、ほれ、」
ファ…ファブ○ーズ…。
「ど…どうも。」
「あ、あとな、」
「え…ああ、なんでしょう?」
「このゴキブリなんだけどな」
「え、ええ」
「毒あるから」
「―――…え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!!
でも、今普通に踏んでたんじゃ!!!!!」
「あ?わたしは、ゴキブリなんぞ平気だからのお。はっはっはっは」
(ぐしゃぐしゃ)「う、きったね」(ぐしゃぐしゃ) ドアに4匹…
(がん!べちゃ。 ばん!ぐちゃ。 べこっ!!!!ねちゃ)
あ!!
ブーン
ふっ。
ひゅーーー。
べんちゃ!!!!
ひゅーーーーーん。 べちゃ!!
バ…バックナックル…
「んじゃあな。」
(がちゃ)
「…」
掃除…誰やんだよ。
カサカサ…
なんだと…
カサカサ…
すべて死んだわけではなかった。
1匹だけ、ふまれずに
生き残っていたのか…
カサカサ
で…で…でかい!!!!!
GAME OVER?
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2007/08/18(Sat)14:08:10 公開 / 簾蛾 靜
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