オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『真夜中のストーリー』 作者:修羅場 / 未分類 未分類
全角723文字
容量1446 bytes
原稿用紙約2.7枚
真夜中のおもちゃ工場、山積みのガラクタの上で動き出したブリキ男。
今日はいつもよりなぜかご機嫌。
ショベルカーは訊ねました。
「何かいいことでもあったの?」
男は笑って言いました。
「実はこれからデートなんだ」

プロペラと針金で出来た花束のプレゼントは3日がかりの自信作。
ディリリパッパ、ダリダラッタ
彼女が僕を待っている。
背中のネジ巻きなおして早くここを抜け出そう。

「そこのおまえ!」
と呼び止められたブリキ男。
声の主はブリキポリス、最新式ソーラーペット『お出かけワンコ』も一緒だ。
「こんな夜更けに何をしてる!?外出は禁止のはずだ!!」
急いでんのにネホリハホリ、長い取調べを受ける。
おまけにワンコに追いかけられて背中のネジ食べられた。
バリバリ!ムシャムシャ! 大ピンチ!

ディリリパッパ、ダリダラッタ
何とか奴等を巻いたけど、時間はもう巻き戻せない!
さぁ彼女の元へ急ごう!

 *

どんどん意識がもうろうとしてきた。
その霧のむこうに愛しい君が待ってる、花束を君に手渡した。
そして僕はそっとキスした。
喜びに吹かれまわる心のプロペラ。

ディリリパッパ、ダリダラっ―……世界が止まったように思えた。
体がどうにも動かない。
ついにネジが切れたみたい……。

…心配は要らないさ、君のキスで僕は元どおり……。
トラブルも全部帳消し。はじめからまたやり直し!

ディリリパッパ、ダリダラッタ
おもちゃ工場を抜け出そう。
今度は遅れないように誰にも見つからないように。
そして君にたどり着いたなら一緒にワルツを踊るんだ。
あぁ、なんて素敵なんだ。
あぁ、なんて幸せなんだ。

……そうだったらいいのにと、眠りにつくブリキ男。
心だけ巻き戻して、彼女を想いつづける……。
2007/08/12(Sun)13:13:20 公開 / 修羅場
■この作品の著作権は修羅場さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除