オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『「私がみた夢」』 作者:Fallen angel / 未分類 未分類
全角1717.5文字
容量3435 bytes
原稿用紙約5.25枚
 此処に書くのは、私が見た夢の物語です。暇つぶしにどうぞ。
 苦痛は善だ

 あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする

 すべてはなるようになる


      (私の好きな言葉)







【1 四人の英雄 前編】

 そこは、ヨーロッパにありそうな伝統を感じさせる、中世の城の中だった。壁にが蜘蛛の巣がいくつもあって、壁にあるろうそくの火がまるで亡霊のごとく不気味に輝いていた。

 少女と少年がそこの階段を降り続けている。少女は滝の様な長い髪を一つに結んで、息を切らせて後ろを振り向いた(それが私だった)。彼女の背後に、一人の少年がいた。彼は日本人ではなかった。肌が黒く、アフリカの人を思わせる。彼の出身国はわからない。だが、ただ確かなのは、彼は怯えているということだ。これ以上この階段を降りるのはごめんだ、とその表情は語っていた。体中汗だらけで、目は真っ赤に充血していた。その手は震えている。彼の汗が床に滴り落ち、土性の床が湿った。
 彼女らにはある使命があった。内容は「地下への階段を降り続け、旧英雄たちの儀を受けよ」である。彼女を含む三名は、それが死ぬことだということを知っていて、それを承知していた。が、黒人の少年は違った。死にたくない、と少女が降りようとしているのに、彼は降りなかった。少女が、
「降りなければ殺される、降りても殺される。どうせ死ぬなら面と向かって立ち向かおう」
と言いながら少年に手を差し出した。少年が首を振るたびに、彼の汗のにおいが少女の鼻を刺激した。少年はそれでも降りようとしなかった(まるで今の私だ)。
 少年は少女の話を聞き入れる気がまったく無かった。結局降りないと断言した。すると、いつの間にか、少年の背後に男性が現れていた。彼は大人で、旧英雄だった。とても切なそうな表情だった。少女が後退り、
「だめ!」
と叫んだ。その瞬間、少女の視界には血の海が広がった。少年が弧を描いて倒れた。さっき突然現れた男性が現れた時と同じように、突然消えた。
 
 少女は目に涙をためて、階段をとにかく走った。走り続けた。走るたびに自分のまわりに風が出来て、その音は少女を笑うように鳴った。少女の恐怖は増す一方だったが、亡くなった黒人のことを想い、さきに行った残りの二人のもとへ行くことだけを考えた。

 今まで階段だけだったのに、途中、廊下に出た。廊下は前に進む道を右に進む道があった。前に進む道を見ると、学校の先生たちがいた。これから亡くなることになる四人を祈っていた。かすかにすすり泣く声が聞こえた。ただ、先生たちは誰が亡くなることになるのかは分らなかった。祈る先生のなかに、少女が尊敬し、大好きだった数学の女の先生がいた。少女は先生をじっと見つめた。先生たちには少女を含む四人は見えなかった。もう死んだも同然である彼女等四人は、先生たちの視界に入る必要はもうなかった。少女は、一度数学の先生にお辞儀をし、まだ続く地下への階段をさらに走り続けた。先生にもう会えないのが寂しかった。それと同時に、好きだった男子生徒が脳裏をよぎった。さりげなく別れだけは告げてきたが、やはりどうしても寂しさからは逃げれなかった。
 最後まで走り続けると、ついに階段に終わりがきた。だが、最後ではない。道が右と左に続いていた。そこには子供が数人いた。少女より少し背が高かった。廊下の掃除をしているようだ。少女が道を尋ねると――その子供たちには彼女が見えるようだ――。
「右だよ」
と答えて微笑んだ。その天使の笑顔が少女に勇気を与えた。少女が右の道を走った。走ると、右にも左にも、扉があった。少女は無視した。それが違う道だと何故か分かっていた。道が止まると、右にまた地下への階段があった。またその階段を降りた。走り続けた。黒人の少年は死んだが、まだ二人いた。もう先に行っているはずだったので、少女はそこに向かった。自分も汗臭くなっていること、靴が片方外れていること、髪が乱れていることなど、全く気にならなかった。








【2 四人の英雄 中編】

  少女は走り続けた。走ることに夢中で、息が上がっていることさえ気づかなかった。頭は真っ白で、ただ先に向かう二人に追いつくことだけを考えていた。



(※筆記中)
2007/06/24(Sun)11:56:39 公開 / Fallen angel
■この作品の著作権はFallen angelさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 私の小説は、夢を書いたもので、物語にしては台詞が少なくなる可能性があります。
 又、私の小説は、普通書くものではなく――その作品に一つの物語があるスタイルではなく――、
この「私がみた夢」の中に物語がいくつか入っています。
 
 そういう形の小説はアリなのか分かりませんが、

 今まで学んだ事を生かして、私がみたもの、におい、感触をありのままに皆様に伝えられれば
光栄です。まだド素人なので、ダメ出し宜しくお願い致します。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除